住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

窓辺にはカニサボテンが2鉢ありますが、以前から置いている方は新しい葉(茎?)がドンドンと伸びて垂れ下がるほどになり、その重さに負けて根元から倒れそうになったので、適当なところで切り落としてやりました。これで今まで通りにしっかりとしてきたように思えます。
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また、去年の鉢は花が萎れた後で少し切り落としてやりましたが、数日前から葉先に小さな蕾がついているのが見えます。
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これでまた今年も可愛いサボテンの花が楽しめそうです。

盆参りの時に持って回った娘の手作りの折りたたみ椅子、何故かナットが1つ外れてしまったので交換しましたが、新しい椅子が出来たので再び物置にしまいました。
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次に日の目を見るのはいつになるか分かりませんが、手作りの椅子はその時まで《一時の休息》です。
ところで、昨日の午前中は寺報と報恩講会の案内の印刷に明け暮れ、夕方は封筒の宛名シール貼りで過ごしました。何故か右の手首が痛いのですが、多分それが原因かも・・・。まだ紙折り(封筒のサイズに)と県外門徒の宛名貼り等が残っているのでいろいろと仕事の合間を見て動かなければならず、時間調整が大変です。そんな中でも被写体を探して境内をあちこち歩いていますがね。

あんなに暑かったのに、ここ数日は朝晩が冷え込むようになりました。そのため、長袖のTシャツだけでなくズボンも夏物は洗ってしまうことにしました。これが本当の10月なのですが、あまりにも急激すぎて扇風機も出したままですし、赤茶けた部分を切り取った君子蘭の移動先も考えていません。(その前に、明日からの写真をどうするかなぁ)
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報恩講会の案内と寺報はなんとか完成して印刷にかけ終わったので発送するだけですが、それがまた大変な作業の上に昨日は来年用のカレンダーの第1ゲラを校正するなど多忙の毎日です。しかし、本当に忙しくなるのは11月頭で、清掃活動やカレンダーの製本作業等が目白押しです。こんな毎日ですので、とても膝の治療に行く暇がありません。でも、昨日はどこを探してもなかった折りたたみ椅子を息子がネットで購入してくれたので、これからは安心してお参りに行けそうです。

タマノカンザシは葉が勢いよく茂っていますが、花芽はさっぱり見えません。葉がひょろひょろしているだけだった去年に比べて元気なのは嬉しく、せめて3鉢の中の1鉢くらいは蕾をつけてほしいものですが、しかし「花を育てるのは子どもと一緒で、親の思いどおりにはいかない」という言葉どおりに「親の心、子知らず」そのままです。土なのか陽当りなのか、一体どこがいけなかったのでしょうねぇ。
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鉢植えと言えば、盆参りの時にご門徒から戴いた雪割草の鉢植えも元気です。私が高校生の時に学校から戻ると机の上に花をつけた雪割草の鉢植え(母が庭から移植したもの)が置かれており(その記憶が今でも残っています)、当寺の庭では絶えてしまったのでいつかは植え直したいと思っていたものですが、その話を聞いた方が庭から1株移植してくださったものです。ピンクの花が咲く来年が楽しみです。

「存在するものはいつか必ずなくなる」とは自明の理で、何枚も撮り集めていた写真も残りが3葉のみ。また被写体を探してあちこち歩き回るのは大変なんです。なにしろ、花の存在が少ない時期なのですからね。しかし、彼岸花を探していた時に遊歩道の花壇にひっそりと咲いていた花を見つけて写真に撮っていたので、今日はそれにします。名前は知らないのですが・・・。
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花と言えば、先日お参りさせていただいたお宅のお仏壇に薄赤色の秋明菊が挿してありました。当寺にはない種類なので、去年の秋に何故か公孫樹の下で咲いていたのを見つけたときは嬉しかったのですが、残念ながら今年は小さな葉が出ているだけです。公孫樹の剪定や周りの草取りをする度に踏んづけていたことがあったのでそのせいかもしれませんが、そこに生えている金木犀も一緒に剪定されてしまったので、今年は金木犀の香りを楽しめないかもしれませんねぇ。

天気予報では今日の鳥取の予想最高気温は27度で、昨日よりも3度ほど高いそうです。それでも朝5時頃は外気が冷たくて背中が冷えるので、慌ててベストを着たほどです。7時過ぎには脱ぎましたがね。
ところで、ここ数日の写真は土手を散策した時に見つけたものですが、もう一つ秋らしい被写体があります。秋とくれば直ぐに連想されるものが栗と柿でしょうが、その柿がたわわに実っている木が1本土手に生えている(ただし、渋柿か甘柿かは知りません)のです。去年もこの欄に載せたことがありましたが、やはりこの時期には必須の被写体ですよね。ということで、今日の写真は色づき始めたその柿にしました。
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でも、この柿の木は一体誰が植えたものなのか、そして誰が収穫しているのか、全く分かりません。確かに最近の子ども達は柿の木に登って(持ち主に黙って)採るということもないですよねぇ。と言うことは、そんなことをしていた我々の子ども時代はよほど甘い物に飢えていたのか、それとも《度胸試し》だったのでしょうね。なにしろ見つかったらゲンコツでゴツンも当たり前の時代でしたからねぇ。

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そう言えば、昨日の彼岸花が咲いているのと同じ花壇に露草も咲いていましたよ。
昨日の朝方にメールを開けるとマイナンバーポイントのチラシが入っていました。デジタル庁関係の部署が打ち込んだのかと思って「ここまで必死になるのか」と思うと同時に「フィッシング詐欺か?」とも考えて、内容を読まずに削除しました。今日の投稿欄にはデジタル関係における世界との遅れについて書かれており、その意見については賛同する部分もあるので頭から否定はしません。しかし、発足当時からカードの効力に対して疑問を持っていたうえに義務でもないことから申請しないと決めていたので、2万円のポイントを与えるという提示が出てきた時には「目の前にぶら下げた人参で走らせる馬のように国民をを誘うのか」とますますこのやり方に不快感を持っています。本当に必要と思えば誰もが賛同するはずなのにそんな無駄なことに大切な税金を使う国会議員にとっては税金は「国民の汗と血の結晶」ではなくて「自由に使える懐金」としか考えていない証拠かもしれませんね。

見間違いかと思っていた遊歩道の彼岸花は、やはりありました。ただ、去年はたしか3本出ていたように覚えていますが、今年は1本のみ。
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やはり群生しているのが秋らしい風景ですが、これもまたむ何となく風情があります。そして、少し歩いてきなんせ橋まで行くと、紅葉が見事に色付いています。
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同じ赤でもこちらは赤茶色に近いのですが、川向こうの色づき始めた柿(写真はまた後日)とともに秋の風情そのものです。

昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言われていますが、今年ほどこの言葉が信じられなかった年はありません。なにしろ、彼岸が過ぎても33~35度というところがこの狭い日本で何県もあったほどですからね。鳥取は最近はそれでもなんとか30度を切るようになりましたが、それでも昨日のご法事では片付けようとした扇風機をまた持ち出したくらいですからとっくに秋本番だとは信じられないのですが、公園では秋になったことを知らせるようにピンクのバラが咲いていますし、遊歩道ではやはり真っ赤な彼岸花が(1本だけですが)頭を伸ばしています。
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しかし、今日から10月ということは、『歳時記』では秋ではなくて初冬なのですよね。いい加減に《衣替え》をしないといけないので覚悟(?)して冬物を出すことにしますが、汗をかく日もまだまだあることでしょうねぇ。(勿論、今まで使っていた夏物の法衣は一度洗濯してもらってからしまいます)

相変わらず5時に起き出して本堂の供花に水を継ぎ足したり納骨堂の解錠をしたついでに境内に散っている落ち葉をかき集めたりしました。また昨日は夏仕様の敷物を絨毯に交換してもらいましたが、こんな光景を見ると、やはり秋なのだと実感します。実際に朝の空気はひんやりとしてきていますしね。
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秋と言えば、当寺のお墓の横にあるザクロの枝先に2つだけですが真っ赤な花が咲いているのが見えます。これは《花ザクロ》とは違って実のなるザクロで、昔は亡母がこの実を使って《ザクロ酒》を作っていたことがありました。今までは剪定で裸状態にされていたためかここ数十年は花がまったく咲かなかったのですが、去年私が剪定した時にある程度残しておいた(今年も新しい枝が伸び放題になって困っていますが)効果かどうかは別として、2輪とは言っても咲いてくれたことは嬉しいですね。
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もう一方は花から変化していますが、これが無事に実になってくれればもっと嬉しいのですが・・・。

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