住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

昨日は彼岸の入りで毎年この日には彼岸法要を本堂と納骨堂でお勤めしていますが、昨日は台風の影響もあってか本堂にはお参りなし。そんな中で私一人が読経をさせていただきましたが、さすがにこんなことは初めてです。
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午後も風は残ったので折角張った山門の幕もはためいていましたが、夕方にはそれも落ち着きました。ただ「夕べから今朝にかけての寒さは何?」という感じで、いつもなら蹴飛ばしていた掛け布団もしっかりとかけ、今朝は慌てて長袖のTシャツを出して着たほどです。これが春先ならば『三寒四温』と言って春風を待ちわびるのでしょうが、今の時期にはとてもじゃないですがついていけません。本当に、半年ぶりに「寒い!」という言葉を口にしたほどですから。

昨日の宅参りはお仏壇の前での読経後に納骨。このお宅は5年程前に裏山に点在していたお墓を1ケ所にまとめられていたので雨でも無事に納骨できましたが、そうでなければまた長靴を借りて滑りながら・・・となっていたでしょうね。もっとも、納骨の前から雨風がひどくなって白衣の裾はびしょびしょになりましたが。
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時折風が激しく吹く境内の様子を見に出ると、紫陽花の植木鉢がひっくり返っていました。周囲を見回った結果、被害はこの植木鉢だけ。(玄関前の鉢も悲惨ですが・・・)
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今日は彼岸の入りですが、この風ではとても山門に幕を張ることが出来そうもありません。午後からは少し落ち着くとの予報ですので幕張りはそれからになりそうですが、本堂だけはちゃんと打敷をして供花も手を入れているので今日の彼岸法要は大丈夫です。(お参りは無理かもしれませんがねぇ)

ただいま午前5時43分。外では路面が濡れています。でも、空気は生暖かいのに木の葉はピクリとも動きません。一体これは「台風の前の静けさ」なのでしょうか。また、今日は午前中にご自宅での満中陰と納骨の法要を頼まれていますでお勤めに行く予定が入っていますし、明日は秋のお彼岸の仕入りですので午前中にお彼岸参りをするお宅もありますし午後からはお彼岸法要が組まれていますので、このままいけばありがたいのですが・・・。でも「◯心と秋の空」ではありませんが、何事も思い通りにはなりませんからねぇ。
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これを書き始めてから10分経ちました。納骨堂の解錠に行ってきますので、今日はここまで。

「台風一過」という言葉がありますが、同時に「嵐の前の静けさ」という言葉もあります。さすがに今朝はその言葉通りに静かですし、今日の予想最高気温は35度とか・・・。いくら台風が南風を運んでくるとは言ってもこの時期にこの気温は異常です。とりあえず昨夕うちにお参り用のバケツや箒等はすべて納骨堂内に入れてお墓用は本堂下に置きましたが、納骨堂横に置いている雨受けの容器は(軽いので)中に植木鉢を入れて重しとしています。これならいくら雨水がたまっても取り出せますからね。
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ただ、お盆の前にやっと綺麗にしたのにあちこちで幅をきかせている草が雨風に耐えてますますはびこるのではないかと心配ですが・・・。

4ケ月すれば免許の更新ですが、その前に「運転免許取得者教育」とともに「認知機能検査」(来年は後期高齢者となるので)の終了証明書を得なければなりません。そのため、昨日の朝から半日かかって自動車教習所で視力検査と運転技能ともに認知機能のテストも受けました。最初は数字がランダムに書かれている紙の中で指示された数字に(指定時間内に)斜線を入れるもので、初めは「1と3」次は「2と4と6」という指示でしたが、本当に調べたいテストはその後のものです。それは1枚の紙に4種類のイラストが描かれている絵を4枚(計16種類)見せて、それに対する名前を2つの方法で答えさせるもの。最初は単に「描かれていたものの名前を答えよ」ですが、次は「分類に当てはまるものを答えよ」という形式で答えさせるものでした。しかし、時間に追われていると案外思い出せないものですね。当然に時間内に全部解答しましたが、中には「文房具」との問い(答は《はさみ》)に対して「はさみなら裁縫道具という問い方ではないのですか」と文句を言った人もありました。私が「《裁ち鋏》というのは鉄製のもっとしっかりした鋏でしょう(あのイラストは全く別のものですよ)」と話しましたが、と質問に当惑した担当者は(その《裁ち鋏》という名前を知らなかった?)「とにかく文房具という指示です」と言うしかなかったようですが・・・。
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まぁ、とにかく受験者が6人なのに9時から12時30分までかかった今回の検査とテストは無事に終わって合格証書を貰えましたが、(エアコンが故障して扇風機でしたし)とにかく疲れました。

以前は曼珠沙華が正式名称だと思っていましたが、ヒガンバナが正しいのですよね。
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ところで、何年前か前にご門徒からいただいた白のヒガンバナを公孫樹の下に植え、数年は花を楽しみましたが、今年はまったく頭を出さず。「まだ早いのかなぁ」と思っていましたが、先日は遊歩道の花壇で赤い頭を出しているのをみつけてビックリ。「ヒガンバナは突然に頭を出してくる」と聞いていたとおりですが、境内にはその気配がまったくなし。しかし、本堂裏では確かに白のヒガンバナが既に開花していました。
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3日前にはまったく気づかなかったのに、です。とりあえず両方の写真を撮ってきましたのでここに載せますが、今さらのように《突然》に出てくるヒガンバナには驚かされましたよ。

今朝もいつも通りに早くから動き、いつも通りに汗をかきました。一体いつまで残暑が続くのでしょうかねぇ。
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ところで、今日は当寺の仏婦研修会の日だということは既に書きましたが、床の中で話の流れを考えながら「途の意味も必要だよなぁ」などと思いあぐねているうちに眠ってしまいました。実際に「途中下車」など普段から使っている「途」ですが、それが「三途」となるとどうなるか?普段からしごく当たり前に使っているものほど「何故?」と問われると案外「??」となり、だからこそチコちゃんに叱られることになるのでしょうが、我々には当然と思われることも普通の人達には「?」であるものも多いことでしょう。たとえば「『花瓶』の読み方は?」と尋ねると当然のように「かびんです」と答えるでしょうが、仏教的には「かひん」です。そして、上卓で青木が活けられているものは《花》の旧字体で「華瓶」と書いて「けびょう」と呼ぶように・・・。本当に、仏教で使われるものは読み方だけでなく意味や理由にしても難解ですが、「荘厳な建物」となれば漢音の「そうごん」で「内陣の荘厳」となると呉音の「しょうごん」となるように、仏教では呉音の読み方をするのが基本ですからね。

当寺では原則として毎月15日に仏婦研修会を行い、『讃仏偈』から仏教讃歌と続いた後に住職が15~20分程度の法話(と言うか雑談と言うか)をします。《原則》というのは15日が土日祝日に当たるとその前後に移動したり、年2回(お盆と報恩講の月)だけ中止するからです。したがって、今回は2ケ月振りの研修会。出来るだけ近い行事について解説することも取り入れていますので、今回は当然に秋のお彼岸が対象になりますが、《彼岸》については何度も話しているので余計に「何を?」となるわけです。とりあえず《三途の川》にからんでこれが偽経であることを話そうと思っていますがね。
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それはそうと、以前紫陽花を剪定した時に切り取った枝を4本挿し木にしていたのですが、そのうち2本がなんとか根付いたようです。このまま伸びていったら新しい鉢に植え替えてやりたいのですが、あまり焦らないでもう少し様子を見た方がいいのでしょうね。植え替えを焦って何度も失敗していますから・・・。

1週間前に写真を撮って載せていたサクラランがやっと開花しましたが、同じ《サクラ》でもソメイヨシノは花びらが1枚ずつ散って風に舞いますが、このサクラランの散り方は1枚ずつではなくて1本ずつと言った方がいいかもしれません。花を支えている茎から1本ずつポトリと落ちるのですから、同じ《サクラ》という名前のついた花でも実態は違うものですね。
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しかし、それもまだまだ1週間は先でしょうから、それまでは今の状態を目の保養にしていましょうかねぇ。


今朝の天気予報では「昼間は暑さが戻る」とのこと。秋は『三寒四温』とは真逆の気候なのは分かっていますが、涼しい風にやっとホッとしている身には少し動くだけで額に汗が流れるこの暑さはこたえます。今はか弱い風情の代表でもある木槿の花を見て《残暑》をやり過ごすしかないのでしょうね。
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ところで、新しいニュースはラジオが頼りです。最近はTVでニュースを見ていても政治家の《言い逃れ》と《ごまかし》が主役で楽しいものが少ないですが、久し振りに今朝はホッコリするニュースがありました。都内にある駅のプラットホームでは「オノマトペ」ならぬ「オトマトペ」を放映しているそうです。これは電車の走行時の音やプラットホームでの放送音をテレビ画面に文字と絵で表現するというものですが、目的は耳の不自由な人に対して目でそこにある音を体感してもらうためだそうです。それに対して「音のない世界に音を持ち込んでもらえた」という反響が多く、中には「素晴らしい。全国の駅にもほしい」という意見もあるとか。《マイナーカード》の普及にポイントをちらつかせて必死になるよりも、もっと心に訴えることに費やしてほしいものですね。

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