昨日は蝉の姿について書きましたが、この蝉は脱皮してから7日間しか生きられないと聞いています。庭にのあちこちに抜け殻がへばりついていますが、必死で声を上げているわずか7日間という時間を短いと思うのは人間の傲慢かもしれません。
中には朝生まれて夕方には死んでしまうカゲロウのようなものに対して100年近い時間を生き続けるオオサンショウウオのようなものまでいる中で「100年を生き続ける者が誰かいようか」と蓮如上人が『御文章』の中で説いておられる等もいる自然界。『君はいかに生きるか』ではありませんが、結局は「与えられた時間を懸命に生きる」ことしかないのでしょう。
せっかく水を抜いた膝ですが、昨日からまた痛みが出て正座できません。人間っていくら威張っても自分の力ではどうにもならない部分を持ちながら生きねばならない、《弱い存在》なのですよね。