住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

テニスの錦織選手復帰第1戦がありました。下部での試合で結果的には2-0で優勝しましたが、第1ゲームはあっさりと勝利したものの第2ゲームはジュースの連続となり、「やっと」という感でした。最後のインタビューで「第2ゲームは《守り》に入ってしまい、体が硬くなってしまった」と言っていましたが、世界ランク4位までいった錦織選手でもやはり「復帰第一戦」では皆と同じに緊張するのですね。私も初めてのゲームでは緊張して心臓はバクバクするし体も震えていた経験がありますが、錦織選手でも同じということが知られてホッとしたことです。
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最初から平気そうに見える人は大変な練習を積み重ねてきたからなのでしょうが、そんな人ほど《最初》の大切さを知ってということなのでしょうね。


梅 1
境内の剪定が裏表ともに終わりました。お蔭でうっそうとしていた木々もすっかり《裸》状態(切りすぎ?)になり、残念ながら山茶花は今冬の開花が望めそうにありませんが、見通しは良くなりました。
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ただ残念なのは、葉が伸びきって「近いうちに切らなくては・・・」と考えていた紫蘭も今回業者の方で剪定してくれていたのでホッとしていますが、その下に生えていた3寸アヤメまで切られていたことです。生き残っていた1株を移植する予定でいたのですが、それも切られていたので、どこに株があるか分からなくなりました。移植を考えていた時に直ぐ実行すれば良かったのですが、これについてはまた新芽が出る来春まで待たないといけないようですね。

昨日は炎天下に待つから始まって銀モクセイや菩提樹の剪定にとりかかってもらいました。しかし、まだ剪定は半分のために今日は裏を中心にとりかかってもらうことになっています。
菩提樹 1
菩提樹 2
写真は菩提樹のビフォー・アフターですが、うっそうとした木々もスッキリして、羊の毛刈りではありませんが心なしかホッとしているように見えます。また、西側にあるクチナシが蜜柑とノウゼンカズラの木に挟まれて陽光が当たっていないので、今回の剪定では蜜柑の枝を少しさばいてもらうことにしましたが、夕方に見ると少しですが陽光が当たっているようです。ノウゼンカズラの方はこれから花が咲くので剪定はその後とのことなので、仕方がないですね。

白衣を合ですが法衣は夏物。それでもやはり4枚(下着・襦袢・白衣・法衣)という数は厳しい暑さです。そのためにご法事の後で白衣も夏物を出して準備しましたが、Tシャツもついでに長袖から半袖に交換。今度は扇風機の風が冷たく感じられますがね。
紫蘭
ところで、今日と明日は境内の樹木の剪定に入ってもらうことになっていますので、朝からどの枝を切るかつたえました。今年は去年しなかった松(少し元気がなかったため)だけでなく、椿や菩提樹等も手を入れてもらうようにしました。なにしろ今年の暑さのせいか予想外に枝葉が繁茂して、写真の紫蘭のように全体が《うっそう》という感じになっていますからねぇ。まったく植物は元気だなぁ。

昨日の仏婦研修会での法話は失敗でした。結局《お墓の意味》から永代経法座までつなげたのですが、内容が「あっち行きこっち行き」したように自分でも思っていますので、「聞いている人によく伝わらなかったのでは・・・」との思いがあります。やはり下調べと流れの確認が不十分だとダメですね。「反省!」です。
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ところで、「紫陽花の色は土の質による(酸性土壌だと赤)」ということは知っていますが、今朝はそのことを再確認しました。去年戴いた紫陽花の鉢植えから枝を何本か挿し木にし、その中の1本が根付いて花をつけているのですが、親株の花の色が去年とは微妙に違っているのです。
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梅雨前に鉢を素焼きのものに取り替えて土も加えてやったせいで土の成分が変わったのか、去年は薄赤色のガクがきれいに咲いていたのに今年は何故か薄青色が目立ちます。しかし、同じ土に植えている挿し木の方は微妙に薄赤色が強いように感じられます。一体どういうことなのでしょうねぇ。

今日は6月の仏婦研修会の日です。今年度の婦人会の計画では最後に笹巻きを作る予定でしたが、諸事情で笹巻きは中止になったので、その分だけ私の法話時間が長くなりました。と言ってもせいぜい15分程度ですが、今回は何を話そうかと今でも悩んでいます。とりあえず(過去に話した内容ですが)お墓の意味とか名号の説明を考えていますが・・・。
裏庭 2
昨日はご門徒(6名)の助力もあって寺報の封筒詰めが1時間で終わり、直ぐに郵便局まで発送の手続きに行きました。以前は宅配便ということも考えたのですが、1通ずつ張っていくシールの手間とか料金のこともあって止めきらめ、徒歩で2~3分程度の地元郵便局から「料金後納」で発送しています。この方法なら本来なら84円かかる封書が《特別区域》のものは73円になる上に年5回の発行ですから、数量を考えるとこの差額がありがたいことです。紫陽花なら花の数は多いほど見た目にきれいでいいのですが、お金がかかるものはなるべく少ない方がいいですからね。

年間に5回発行している寺報。発行が4月、6月、7月、10月、12月でそれぞれ総代会の報告や永代経法座と報恩講法座の案内、そしてお盆参りと年末号(元旦会の案内)が主な内容ですが、県内外のご門徒は勿論のこと何らかのご縁のある方にも送付するので、印刷のみならず宛名書きと封筒詰めが大変です。もっとも宛名書きについては近年はシールを貼ることにしたので楽にはなりましたが、45年前(第1号当時)はPCではなくてワープロが主流でしたから《シールに印刷》などはあり得ず、今から考えても「よくやれたなぁ」との思いです。
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次は212号(お盆号)になりますが、7月末までにそれぞれのお宅に届かないと盆参りの準備も出来ないでしょうから、7月中旬の発行まで1ケ月しか余裕がありません。確かに今では便利になったものもありますが、それでも原稿を作る苦労は相変わらず(と言うよりも、ますます多忙)です。あぁ、そろそろ誰かに替わってほしい気分です。

本堂の供花を生け替えるので、朝早くに本堂裏の紫陽花を数本切って外の雨水桶につけておきました。本当は茎の皮をむいておくのがいいのですが、「とりあえず菊などを買ってくるまでの間」ということでそのままに。紫陽花は土の質によって色を変えると言いますが、当寺のものは赤が咲きませんが・・・。
床の間
昨日も3本切ったうちの2本を衝立前に飾って1本を下駄箱の上に飾りましたが、
下駄箱
何本も伸びた枝に花が咲いているので、裏庭に行く通路が遮られている状態。それもあって思い切って8本ほど剪定したのですが、それでもまだたくさん咲いています。まぁこれが紫陽花の特徴でもあるのだから、よしとしましょうか。

塀の側 1 

おたくさ
塀の側に植えている紫陽花にガクアジサイを仲間入りさせました。「梅雨の投げ捨て」ですから、うまく根ついてくれると思っています。
ところで、今日は新聞が来ないのでニュースはテレビかラジオになりますが、そんな中に羽田空港での旅客機同士の接触事故が入ってきました。専門家によれば「前で止まっていた飛行機の位置が指定位置よりも手前すぎたのではないか」とのことでしたが、操縦士の席からは停止位置のラインが見えにくいとのこと。それで今まで何も起きなかったことが信じられない気持ちですが、結局は「人の命を預かっている」という意識とそうならないように努力した結果が勝っていたということなのでしょう。それに比べて次々と見つかっているマイナカードの問題と「入力時のミス」と《他人事》としてしか捉えていない政府関係者の意識。問題を無視して強引に《決定事項》に持って行くのは「(国民は)由らしむべし、知らしむるべからず」の考えなのでしょうが、これでは絶対に大事故が起きますよ。

塀の側 3
今朝は4時過ぎに目が覚めてから寝付けず、5時迄待ってから起き出して仕事をしました。おそらく昼過ぎにはウトウトしてくるのではないかと思いますが・・・。目覚めが早くなるのも歳を取ったせいかもしれませんね。それでも「早寝早起きは健康の元」とも言いますので、それもよしとしましょうか。一昨年の塀の工事後に植えた紫陽花もなんとか元気に根付いて咲いていることですしね。
塀の側 2
ところで、毎朝目を通す新聞の内容は相変わらずですが、今朝は尾崎翠のことが目にとまりました。鳥取出身県の作家として最初に名前が挙がるのは何と言っても境港の水木しげると倉吉の青山剛昌でしょうが、鳥取市にも『神々の山嶺』や『父の暦』等で知られた谷口ジローの他にも自由律俳句の尾﨑放哉がいます。そして、近年になって再評価されてきた女流作家が尾﨑翠です。その代表作の一つ『第七官界彷徨』は故郷である岩美町の人々の協力を得て映画化されましたが、それが今月末に菩提寺の市内寺院を会場に放映されるとのこと。興味のある人は今朝の新聞に載っていますので、ご覧ください。

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