住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

先週の定期検診で尿管結石が見つかり、超短波による爆砕ができないとのことで入院・手術となったのですが、火曜の話し合いで水曜日の入院と木曜日の手術と決まりかけました。しかし、その直後に手術の担当医から「今日実施したい」との連絡が・・・。そのために大慌てで息子に連絡を取って(何一つ準備が出来ていない)保証人のサインや立ち会い等をしてもらい、術後は特に異常も出ていないので何とか無事に今日の午前に退院となりました。これが水曜日からこの欄が書けなかった理由です。たまたま文庫本を1冊持っていたのでそれで暇な時間を過ごしましたが、直ぐに読み切ってしまってほとんど寝ていましたけどね。やはり、当たり前の日常生活が一番です。(写真は寺前から見る花見橋と柳の光景です)
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しかし、仕事がいろいろとあるのに動けないのでイライラしましたが、その間は息子が年休を取って走り回ってくれましたので、本当に助かりました。その息子もさすがに疲れたと言っていましたがね。
私の方はまだ術後処置が残っているので2週間後にまた行くことになっていますが、今度は《日帰り》になることでしょう。

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昨日は5度目の水抜き(膝)をし、後は「筋力を増幅させる運動をする」という医者の助言を守るようにきつく言われました。そうはいってもなかなかジョギングをする暇もないので、以前に購入していた器具を使って室内で運動することになるのでしょうね。これは《自転車漕ぎ》のように座ったままでペタルを漕ぐだけのものですが、10~15分するだけも膝の運動になるのですよね。もっとも、その時間を作るのも案外と心理的にキツく、「頑張らなくっちゃ」という心境(バラも頑張って新しい花を咲かせているのですからね)です。

今日のコラム『海潮音』に興味深いものが載っていました。「岩美という地名を指す手話が、女性が櫛で髪をすく姿に心奪われたことから生まれた」というものです。もちろん本当かどうかは不明ですが、もともと《夫》が足を踏ん張り、両腕を広げて女性をしっかりと受け入れようとする男の姿から生まれたものに対して《妻》という漢字は夫のために髪を整える女性の姿が語源だそうですから、この手話の話もまんざら嘘ではないのかもしれませんね。男も女も自分にはない相手の素晴らしさに心奪われるものですから。もっとも、この語源が原因なのかどうかは知りませんが今日は「9月4日」のゴロあわせで《櫛の日》だそうですし、同時に《クラシックの日》でもあるとか・・・。日本人って、本当にゴロあわせが好きなんですねぇ。
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(カニサボテンが新しい葉を出しているように、私の髪もまた黒々と生えてほしい!)

先日に続いて今度は公園側の除草に取りかかりましたが、なにしろ根が思っていた以上に張っていて抜けません。5時前から1時間以上かけてやっと全体の1/4程度(そう思うと、泰山木の方の除草は楽だったなぁ)しか出来ませんでした。これから少しずつでも草を抜いていきたいのですが、ここまで来ると本当に《体力》よりも《気力》勝負ですね。次はいつになるか予定が立たないので、とりあえず今朝の作業で汗をかいた(草取り専用にしている)シャツやトレーナーは洗濯しておきました。
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ところで、今朝手を入れた場所は公孫樹の木の周辺ですが、ここには白のヒガンバナと赤の秋明菊があるはずです。白の秀明菊は納骨堂の裏で既に葉を伸ばして蕾を持っていますが、ここの赤い秋明菊はやっと葉を伸ばしかけている程度。また、突然に蕾を伸ばしてくるはずのヒガンバナの方もまだ頭をのぞかせていません。それもこれも雨量が少ないせいでしょうか?

ここ数日は5時前に起きだして仕事をかたづけていましたが、さすがに疲れがたまったのか今朝は同じ時間に目が覚めても身体がいうことを聞かず、結局6時過ぎになって慌てて飛び起きました。
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しかし、膝の痛みで苦労していた8月が過ぎてホッとしていたのも束の間、9月に入ったとたんに左の肋骨付近が痛み出し、ストレスによる胃痛だろうと思って病院に行くと《尿管結石》と医者から言われました。早めに入院して取り除く必要があるとのことですが、ちょうど土日でもあり、今抱えている問題に加えていろいろと重なって頭が痛いことです。
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椿の実にいろいろな色があるのはそれはそれで楽しいのですが、《後期高齢者》という壁を無事に通り抜けて残りの人生に素晴らしい実を実らせることが出来るのか考えると、辛いですね。

昨日は運転中にフロントガラスを濡らす雨に会いました。ほんの《おしめり》程度でしたが、「これで土も少しは湿ってくる」と思い、今朝早くに起き出して泰山木の下の除草をしました。なにしろあの猛暑にも負けないで蔓延っていた草ですから根がしっかりと土を抱えこみ、なかなか抜くことが出来ません。
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それでも1時間半かけてきれいにしましたが、まだ肝心な所(公園側)の草が残っています。ただ、今朝の作業だけで膝が悲鳴を上げ、立ち上がろうとしても膝が伸びません。なにしろ痛めている右膝の治療も2週間(前回の治療は16日)行ってないこともあって余計に負担がかかったためなのでしょう。
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でも、気になって仕方無かった伸び放題の草(?)がなくなってスッキリしたので、痛みも疲れも半減した今朝です。

今日は2ケ月振りの定期検診があります。数値はずっと前からほぼ0になっているのですが、「服薬と検診は続けた方がいい」と言われてきたので「仰せのままに」としてきました。でも、今日はCTもあるとのことで朝食は❌。朝食は必ず取っている者にとってはこれが何よりも辛いですね。とにかく受付を早くしてしまわないと予約時間に遅れるので今朝も5時前に起き、まずこれを書いてから朝の仕事に取りかかることにします。
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8月も今日でおしまい。寺院会計(8月分の収支決算)を締めたりゴミ袋に入れておいた落ち葉や供花の処理(焼却処分)もしなければならないので、今日も多忙の一日になりそうです。しかし、今週も連日35度前後。バラの上には青々とした空が広がり、いつになったら猛暑が終わって本格的な秋になるのでしょうかねぇ。

寺院が職業分類では《サービス業》に入るというのは以前から知っていましたが、確かに仕事は常に24時間態勢なので休まる暇がないという時もあります。そのような寺院の代表である者を「住職」と言うのに対して裏を支える人のことを「坊守」とはよく言ったもので、裏でしっかりと守ってくれる人があってこそ住職も表で頑張れます。だからこそ普段から《1人2役》の家庭が大変であることはよく分かっていましたが、自分がその立場になる時が来るということには気づきませんでした。
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当寺では坊守が去年から体調を崩して治療のために入退院を繰り返していますので、そのために今までならば自分の時間配分で自由に出来ていた外仕事なども困難となりました。そのために今までならばとっくに済んでいるはずの境内の草取りも(猛暑も加わって)残っているのが実情です。
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つくづくと坊守の存在の大切さが今までにも増して実感される昨今です。この紫陽花と同様にどんなに猛暑でくたびれていてもしっかりと次の芽を育てているように、裏で坊守が支えていてくれるからこそ、結局は住職と坊守の《二人三脚》なのですね。

先日この欄に書いたネス湖の調査は、結局ネッシーの姿も気配も発見されなかったとのこと。ただ「興味あるものもあった」ということなので、今後が楽しみです。しかし、それに対して世界遺産の石仏があるバーミヤンでは近くにガソリンスタンドが建っているそうです。世界遺産の規定には「状態を損なうものを建てるには許可が必要」とあるはずですが、以前にも人類の大切な文化遺産である石窟仏をイスラム経の教え(偶像を認めない)から破壊したアフガニスタンのタリバン政府(正式には認められていない)によって築許可が出ていたとも言われています。
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一方では《夢》かもしれないネッシーを追い求め、一方では人類の大切な遺産を破壊する・・・。立場が変われば殺人も《英雄》に変わる戦争と同様に、本当に人間とは実に自分勝手な存在ですよね。この蔓も生き残るのに必死なのでしょうが、人間にとっては邪魔なだけ。

本当にいつになったら涼風が吹いてくるのか、今週も35度前後の連続という予報が出ています。世界で起こっている山火事は猛暑による乾燥が原因ですが、日本では《火の車》状態の国民の台所事情がこの熱波を生み出す一因ではないかと勘ぐってしまいます。
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「生命を守って」と言って冷房を奨励しながら電気料金の値上げを認め、過去最高値になりそうなガソリン代では大手元会社に補助金を出しながら国民にはダブルどころかトリプルの税金を課したままで減税しない政府のやり方は、某解説者に言わせれば「大口の票に直結しているから」とのこと。かつて中国には煙突から上る煙で民の生活を知ろうとした君子の話がありましたが、これでは同じ煙でも《火の車》で燃え上がる国民生活を「そのうち収まりますよ」とまるで打ち上げ花火のように見ていたり、「党のお金であって国民の税金は使っていません」とか「あんなつまらないこと(エッフェル塔の真似)で次の大臣の椅子を無駄にした」と反省の色がまったくない女性議員がいるのも当然でしょうね。
「あぁ、またつまらない愚痴になってしまった。何か心温まる話題はないのかなぁ」と言いたげな、フェンスの隙間から顔を覗かせているオニユリの心境です。

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