
関東の方では盆前にあれだけ雨が降っていたと思ったのに水不足ということで、このままでは取水制限も念頭に入れているそうです。本当に一部分に集まって降る《線状降水帯》というのは困ったものですね。前の川もいつもなら鯉の泳ぐ姿が見えるのに、今朝は濁流と土手で甲羅干ししている亀の姿だけです。

でも、部活動中でも「(喉が渇いても)水は飲むな」という指導が当たり前で塩飴などは存在しなかった時代、《熱中症》ではなく《熱射病》と呼んでいて「汗をかいたら麦茶を飲め」と言われていた頃には《線状降水帯》という言葉などは当然のことありませんでした。なにしろ当時は30度が真夏の最高気温でしたからねぇ。この半世紀で10度も気温が上がり、体育や野外活動だけでなく野球やサッカーの試合でも途中で《水分補給タイム》を作らないといけないとのこと。そのために勝敗の行方が逆転してしまうということも実際に起こっていますが、こんなことは半世紀前には誰も予想していなかったことです。この先(氷河期の来襲以外に)気温が下がるということはないでしょうから、国連の方で発表されていた「地球温暖化から地球沸騰化に変わってきた」という言葉がまるでノストラダムスの『黙示録』のように聞こえてくることです。早朝の虫の音は《一時の気休め》なのでしょうか?