住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

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関東の方では盆前にあれだけ雨が降っていたと思ったのに水不足ということで、このままでは取水制限も念頭に入れているそうです。本当に一部分に集まって降る《線状降水帯》というのは困ったものですね。前の川もいつもなら鯉の泳ぐ姿が見えるのに、今朝は濁流と土手で甲羅干ししている亀の姿だけです。
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でも、部活動中でも「(喉が渇いても)水は飲むな」という指導が当たり前で塩飴などは存在しなかった時代、《熱中症》ではなく《熱射病》と呼んでいて「汗をかいたら麦茶を飲め」と言われていた頃には《線状降水帯》という言葉などは当然のことありませんでした。なにしろ当時は30度が真夏の最高気温でしたからねぇ。この半世紀で10度も気温が上がり、体育や野外活動だけでなく野球やサッカーの試合でも途中で《水分補給タイム》を作らないといけないとのこと。そのために勝敗の行方が逆転してしまうということも実際に起こっていますが、こんなことは半世紀前には誰も予想していなかったことです。この先(氷河期の来襲以外に)気温が下がるということはないでしょうから、国連の方で発表されていた「地球温暖化から地球沸騰化に変わってきた」という言葉がまるでノストラダムスの『黙示録』のように聞こえてくることです。早朝の虫の音は《一時の気休め》なのでしょうか?


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昨日は起きるとすぐに境内の落ち葉を掃き集め、午後からは納骨堂の供花の整理をし始めましたが、台風後のお参りの邪魔になったので今朝の4時過ぎから再度取りかかりました。下着まで汗でびっしょりになりながら1時間30分で完了したので、朝食後は本堂の打敷の片付け(供物はおろしました)に取りかかります。しかし、虫の音が風に乗って微かに聞こえてくる今朝の作業では台風前ほど汗が出ていないように感じるのは、やはり暦通りに立秋が過ぎたからなのでしょうか。
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ところで、昨日の早朝に寺前の川の様子を見に出ましたが、さすがに水量は半分に減って土手が見えていました。もっとも、その土手でヌートリアが毛繕いをしていたのには驚きましたがね。
(撮り集めていた写真が盆の期間に使い果たしてしまいました。明日の分をどうしようかなぁ)

昨日は副住職と「待っている人もあるのだから」ということで、大雨の中を出かけました。ただし、洋服に長靴という出で立ち格好になりましたが、大抵が驚かれながらも喜んでくださいましたのでよかったことです。ただし、5時からの盆法要には雨風がすごかったこともあって誰1人お参りがなく、副住職と2人だけで本堂と納骨堂のお参りをして今年の盂蘭盆会の終了としたことも初めてです。
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本当に40度近い猛暑の間に雨が全く降らなくて庭の草木が枯れてしまったことに加えてその後の台風による線状降水帯の発生で《緊急避難警報》が出たりと、今年の8月ほど異常な年は経験ありませんでした。おそらく気温の方は今後も下がることはないでしょうが、今年ほど《氷河期》と半々になってほしいと思ったことはないですね。それでも朝方にはかすかに虫の音が聞こえるようになっていますので、それが気のせいではないことを願います。
(そう言えば、「植木は枯れるのに、草だけは元気だ」ということをあちこちで聞きましたよ)

今年の盂蘭盆会も今日が最後です。昨日は台風7号の影響が盛んに言われていましたが、午後にパラパラと降っただけで無事に傘踊りも出来たようです。もっとも、とても見に出るような体力はなくて「明日はどうするか」ということを考えることで一杯に。ご門徒も同様な気持ちのようで「明日の盆法要はあるのか」とか「明日は台風が来るようなので、お参りは遠慮します」等の電話もありました。
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そんな夕べでしたが、お参り以外にも個人的にいろいろとあって気力もゼロ状態になり、そのために早々に布団に入りましたが、午前1時30分に目が覚めると稲光!その後は2時30分までなかなか寝付けず、1時間おきに目が覚める状態となりました。あと1日をなんとか無事に乗り切りたいものですが、今朝は【大雨・洪水・土砂句くずれ警報】が出ており、「これでお参りは可能なのか?電話でお断りするべきか?それが目下の問題」となっています。

盆参りもいよいよ今日と明日。8合目まできたと言うことでしょうが、膝の方はそろそろ悲鳴を上げてきています。昼間は動いているのでまだいいとして、寝ていると多少違和感を感ずる程度ですが・・・。しかし、《ここが頑張りどころ》ですよね。昨日は去年と比較して40分ほど余分に時間がかかっていましたが、話題は気温よりも台風の進路と雨を求めるものが多かったようです。まぁ、傘踊りはもともと《雨乞い踊り》ですから、この鉢植えと一緒に4年ぶりの傘踊りが台風を呼んでいるのかもしれませんね。(盆参りの最中の雨だけは勘弁してほしいものですが・・・)
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4時30分に起床してから本堂や納骨堂の準備等で休まずに動き回り、朝食後には出発する日が続いているので、さすがに夕べは疲れが出て8時の「ポツンと一軒家」を見ながらウトウトとしました。こんな時につくづくと《歳》を感ずるものです。

今日は13日。世間ではお盆の入りですが、既に盆参りをしている当寺ではやっと5合目というところです。折りたたみ椅子を持参してのお参りもなんとか慣れてきましたが、帰りに椅子を忘れて戻りかけたことも数度。「慣れないことはするな」なのでしょうが、椅子がないと大変なことになるのも事実ですから、残り3日間はお参りをする家の数も多くなるわけですし、よほど気を引き締めて行かないとダメですよね。萎んでいるものを切ってやると桔梗の蕾がよく見えますが、これも猛暑で元気がありません。仕方無いですね。
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昨夜は遅くなってから供花の活け替えをしましたが、最初に活けていたものはまだ元気な花を残していますので、当寺のお墓も《お下がり》になりますが活け替えます。
現在は5時前。さぁ、今日も動き始めましょうか。


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昨日のお参りの途中で最高気温が39度になったことを聞いて「一体この夏の異常さはどうなったのか。30度の高校時代が懐かしい」との話題に賛同する人が多かったですね。その時代を生きてきた人が多くなっているということなのでしょうが、言い換えれば「(自分を含めて)みんな歳をとったんだなぁ」ということです。
納骨堂前の桔梗も暑さに負けず新芽を出しています。私の方はまだまだ盆参りは1/3が済んだだけ。残りを考えると体力と膝とが猛暑に負けそうですが、「これからが本番」と気力を振り絞ってお勤めします。

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こんな猛暑でもきっと山椒は大丈夫だろうと思っていましたが、このとおり。本当に《危険な事態》です。
ところで、昨日は折りたたみ椅子を持ってお参りをしましたが、最後になって「少しだけは」と気が緩んだのか椅子なしで読経しました。その時は何とか無事にお勤め出来ましたが、夕方から右脚に何となく違和感を感ずるようになりました。最初の1日だけでこれですから、残りの5日間が不安です。やはり《気の緩み》が失敗でしたね。反省です!

私のお参りは今日から15日まで。昨日の夕方には県外の方のお墓にお参りして献花香もしてきましたが、坂道を上下したためか今朝は膝を痛めている方の右脚が重い感じです。これで6日間の立ち居振る舞いが無事に出来るか心配で、結局折りたたみ式の椅子を持って行くことにしたので、その都度「膝を痛めたので・・・」と伝える必要があります。こんなことならあらかじめ寺報に書いておけばよかったのですが、なにしろ治療を始めたのが7月末(既に発行していた)ですから、仕方ないですね。
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今朝も5時前に起き出してこれを書いています。さぁ、気合いを入れて頑張りましょう。

当寺は今日から15日までの1週間が盆参りです。
昨年はコロナ禍が少し落ち着いたので3年振りのお参りをいたしましたが、今夏は鳥取県も御多分に漏れず新型コロナの第9波による注意報が出ているので、要注意です。おまけに右膝が腫れて3度も水を抜きましたので、今までのような立ち振る舞いが出来そうもありません。そのため、仕方がないので手作りの椅子を持参してのお参りになりそうです。
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今日のお参りは遠出のために副住職がしてくれますから、私は荘厳の方をします。納骨堂の供花は今朝しました(盆中にも活け替えは絶対必要)ので、これから本堂の供花に取りかかります。今からもう額に汗をかいていますが・・・。この壺も直ぐにお参りの供花で満杯になりますよ。

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