住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

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今朝の新聞には「65歳以下の接種は7月中頃」との報道が載っていました。ただし、これも《予定は未定》の言葉通り《決定》ではないとのこと。実際にワクチンの配布が予定通りにあるのかどうかも分からないのですから、「自治体としては何も決められない」ということです。去年あった「全国民に10万円の支援」にしても一番早かった地区と遅かった地区とでは1ケ月以上の差があったわけですから、接種対象者数の多少を考えただけでも(事前連絡から希望日と会場の集約)の他に(接種をする医師の確保)と(場所の確保)という作業もあります。しかし、肝心のワクチン確保の有無とその数量以外に受領日が明確にならないとそれらの作業も有名無実になりかねないのですから、《机上の空論》的な日程の表明は自治体にとって邪魔なだけです。結局「とりあえず予定を組んだのだから、後はそちらにおまかせ」になるだけでしょうが、本当にこのままで「安心で安全なオリンピック」が出来る野でしょうかねぇ。全国的に第4波が起こっている中で大阪市も聖火リレーを中止すると言っているし・・・
そう言えば、昨日の某テレビ番組でミャンマーのことを特集していましたが、その中で「菅総理はオリンビックしか頭になくて、外交なんか考えていないですからね」と言っていた人がいましたね。

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数日前の黄砂が吹く前日に、それまで考えていた胡蝶蘭の鉢の植え替えをとうとう実行しました。胡蝶蘭は去年の4月に行ったパッチワーク展用に購入していたものでしたが、花が済んだ後は業者に依頼して小さな鉢に株分け(4株)してもらっていたものですが、それを新しく蘭用の鉢に植え替えたのです。しかし、冬の間は時々水やりをしていただけだったためか水苔が鉢にこびりつき、株自体を鉢から外すのに苦労しました。バケツに張った水つけて苔が水を吸ってからやっと株を抜き取りましたが、本当に大変でした。
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しかし、そんな苦労ついでにデンドロの鉢植えから新しく根を伸ばしている茎を切り取って小さな鉢に株分けもしましたが、なんやかやで7鉢ほどに増えてしまいました。今度はそれらを置く場所に頭を抱えています。冬場に本堂の廊下へ置いていた君子蘭は向拝の横に出してやりましたが、春の陽光を受けて2鉢から蕾が伸びています。他の4鉢は蕾を持っていないのが残念ですが・・・。土手から風に乗って舞い落ちた桜の花びらが参道の隅に何枚も重なっています。《花吹雪》はきれいですが、後の掃除を考えると「はぁ」とため息が出てしまいます。人間というのは実に贅沢でわがままなものですね。

ユキヤナギ1650
TVで鳥取の話題になるとよく出てくるのが県庁前ではためく旗で、県名から《鳥》を模った図柄になっていることはすぐに分かりますが、「では、鳥取の県鳥は何ですか」と尋ねても答えられる人は少ないでしょう。大体に県花についてはそこそこに知っていても、県鳥については案外知らないものですから・・・。(県鳥は《おしどり》ですよ)
ところで、ここ数日はあちこちで満開になっている桜の情景を放送していますが、県花が《桜》になっていることはほとんど言われていません。実は、桜を県花にしているのは京都・奈良・東京の3ヶ所なのですが、その桜の種類は3都県それぞれ違っています。京都は《山桜》で奈良は《八重桜》、そして東京は《ソメイヨシノ》です。京都は宮中で咲く桜が山桜だったことと、奈良は『奈良の都の 八重桜』と和歌に詠われている八重桜からだということは推測できますが、東京がソメイヨシノだという理由は江戸時代にあります。もともとこのソメイヨシノは江戸時代の染井村で生まれた品種であり、それに桜で有名な奈良の吉野の名前を重ねたもの(韓国では「ソメイヨシノは韓国が原産」と主張しているとか・・・)なのです。なのです。広島の県花がキョウチクトウになっているのも原爆との関係があるように、花一つにもいろいろな歴史があるのですね。(写真は隣の公園に咲いているユキヤナギです)

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今日から《仕事始め》という方も多いことでしょうが、コロナ禍は相変わらずと言うよりも《より一層》という方が適切な拡大状況です。夕べのニュースを見ていると、秋田だけ除いてすべての都府県で陽性者が出ています。しかも鳥取は3月28日から31日までの4日間で50名近い数の陽性者です。そんな中で平井知事はコロナ拡大を抑えている県の知事としてあちこちに名を馳せていますが、そのお膝元である職員が15名近く拡大防止の規律を破って夜中まで飲食し、《クラスターの発生》に加担していたとのこと。我々は外で食事や旅行をしたくて我慢して「せめて花見だけ・・・」という気持ちでいるのに、「霞ヶ関関係者だけでなく、お前もか」とあきれるやらガッカリするやらです。
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ところで、そんな人間の気持ちを知ってか知らずか、寺の前では青い鯉のぼりがのんびりと泳ぎ、隣の公園ではユキヤナギが小さな花を満開に咲かせています。また境内でも白い花びらの中に黄色の色を鮮やかに輝かせているラッパ水仙が咲いています。桜もそうですが、やはり可憐な花は人間のすさんだ気持ちを和らげてくれるのですね。

桜1660
昨日は一挙に20名という陽性感患者で倉吉にクラスター発生し、しかも半分が変異株とのこと。《鳥取方式》は「とにかく接触者を明らかにして押さえ込む」というものでそれなりに成果を上げていますからパニックにはなっていませんが、寺院は不特定多数の人たちが集まってくる場ですから、鳥取といえどものんびりしてはおられません。そうは言ってもなにしろ相手は目に見えないものですから不安はつきまといますが、鳥取の20倍近い陽性者が発生している東京で、しかも23名も集まって真夜中まで平気でドンチャン騒ぎをしていた厚労省の人たちには《不安》という感情は皆無なのでしょうね。
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ところで、ここ数日の上天気で桜も満開になり、桜土手では花見客も大勢出ていますが、土手を見るとカヤックのような舟が数隻とそれを囲んだ数人の人たちもいました。もしかすると、半世紀以上昔の袋川を懐かしんで河口から上ってきた人たちかもしれませんね。その頃は水量も多かったらしいですから・・・。

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鳥取の陽性患者が昨日1日だけで9人(6日間で11人)発生しただけでなく、その中の5人は変異株の疑いがあるとのこと。患者数は全国一少ない鳥取ですが、平井知事は《第4波の入り口》と明言しています。
ところで、黒椿が咲いている納骨堂横の草取りを2日かけて終えたので昨日は夕食後にのんびりとBSーTBSの報道番組を見ていましたが、その中で政府が発表しているワクチン接種の計画表について「2週間後には高齢者の接種が始まることになっているが、未だに肝心の医療従事者にさえワクチンが1本も届いていない所がある。これで本当に予定通りいけるのか」との報告がありました。これには驚くとともにあきれて開いた口がふさがりません。全国一患者の少ない鳥取でさえ変異株が発生している中で「地域を絞ってGo to トラベルを再開する」ということも決定しています。半年前に「1億本のワクチンを確保している」と総理は胸を張って言っていましたが、《確保》と《届く》とはまったく別のものです。「いつ、何本のワクチンが、どこに届くか」という具体的な発表あってこそ自治体も計画が立てられるのであり、そうでなければ《1億本のワクチン》もただの『絵に描いた餅』でしかないということが分かっていないのではないでしょうか?

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今朝は快晴で、窓をガタガタ鳴らしながら吹きつけていた夕べの大風は夢だったのかと思えるほどです。もっとも、今日はそんな気分に水を差すかのように、中国から余計なものが飛んでくるとか・・・。それはタクラマカン砂漠から風に乗ってやってくる黄砂です。せっかく「窓を開けて換気を」と思っていたのにとても窓を開けることが出来ませんし、向拝もザラザラになります。《コロナ》と《黄砂》は偶然にも「こ」で始まりますが、これが同時にやってくるのだけはお断りしたいものです。鳥取は全国で最も少ない陽性患者数ですが、去年の今頃は岩手県と《陽性患者0名》を競って(?)いたことが夢ではないかと思われることです。緊急事態宣言が解除された大阪や兵庫だけでなく4都府県も解除したとたんに陽性患者の増加が連日のように報告されて《第4波》の到来ではないかと語られていますが、寺田寅彦の言葉を引用して災害に対する為政者の心構えを説いている今日の新聞記事を是非とも読ませたいものです。
境内にある牡丹の中で4ヶ所の苗が蕾を持ち始めました。来月には開くことでしょう。咲いてから散るまでの間が短いのが残念ですが、楽しみです。

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今朝は荒れて空気も冷たく感じます。昨日は納骨堂前の植え込みに生えている草を抜き、少しすっきりしました。ただし、途中で腰が痛くなったので、奧の方はそのままにして「残りはまた明日」と考えていていましたが、この荒れではとても無理です。ここ数日の仕事として一昨日は玄関先に飾っていた雛人形を片付けて代わりに庭に咲いている木瓜を飾り、昨日は本堂のストーブの灯油を抜いて倉庫にしまうまで外陣の隅に仮置き。もっとも、この寒さで「少し早かったかなぁ」と反省していますが・・・。(窓辺ではデンドロが鉢の外まで根を伸ばしています)
昨日はさわやかな風に吹かれながら寺の前の川では青い鯉のぼりが泳いでいました。《青い鯉のぼり》は10年前の東日本大震災で犠牲になった子ども達へのメッセージとして数年前からこの時期に泳がせているものですが、本来ならばこの鯉のように元気に走り回っている子ども時代を終えていい《青年》になっていたはずです。沖縄で行われている辺野古の埋め立てに太平洋戦争で亡くなった人たちの遺骨が眠っているガマの土を使うという計画があるそうですが、そんな彼らや大震災で命を奪われた子ども達にとって、今回の聖火リレーはどのように映っているのでしょうね。

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桜土手では雪洞に灯火が点き、枝の桜を浮かび上がらせています。昼間とは少し違って見えるのは何故でしょうか。もう何年も前になりますが、総代会で「大晦日の夜に遊歩道に松明を設置し、隣の公園で餅つきをしたらどうか」という案が出されたことがありました。その時は皆が乗り気でしたが、消防庁や市民課の許可を取るのが困難ということで結局は《企画倒れ》に終わりました。今から考えるとまわりが随分と乗り気になっていたもので、やはり年齢とは関係なしに皆が若かったのですね。当時は寺報だけでなく勉強会を開いたり「男の料理教室」と銘打って活動したりといろいろなことに挑戦していた時期でしたからでしょうが、現在でも形こそは違ってもいろいろと継続しています。たとえば「料理教室」は「蕎麦打ち」になり、勉強会も対象を仏教婦人会に絞っていますが毎月実施しています。ただ一つ以前と違ってきたのは、私が歳をとってきたということでしょうか。なにしろ、今年で《前期高齢者》の半ばですからね。頭と身体が一致しなくなってきているのも事実ですし、時々「何を探していたっけ?」ということもあります。だからこそ「運転には意識を保って《踏み間違い》をしないように」と心がけていますが、ね。

昨日の聖火リレーの放映を見ていて興ざめしました。辞任した人が多い中で重責を担って一斉に走り出した(なでしこ)の15名のランナーには悪いですが、ただ単に《見せるだけ》のチャラチャラした雰囲気しか感じられませんでした。しかも次の走者まではわずか4分間!これでは、今回の出発式は有名人を使っただけの《顔見世興行》であって《お祭り騒ぎ》を狙っただけのものとしか思えません。まったく誰がこんな企画をしたのでしょうかねぇ。おまけに、沿道では《密》を避けるために係員が配置されていましたが、配置が不備なのか係員のいない場所では混雑していたり、「声を出さないで拍手だけで」との応援だったり、走者に併せて一緒に沿道を走ろうとした人が止められたりと、「一緒に燃え上がりる雰囲気」はまったく見られません。おまけに、いくら国会があるとは言え国の代表である総理も出席していないし、オリ・パラと言いながら来賓の挨拶を手話通訳する人もいない(準備組織委員長もそのことを知らなかったとか・・・)という穴だらけの出発式。これではいくら「燃え上がりましょう」と言われてもしらけるだけではないでしょうか?
私は別にオリ・パラの中止派ではありませんが、鳥取市でも65歳以上の接種開始が5月後半になるとの報告(全員が完了するのはいつになることやら)がされている現在の状況では、「これで、本当に《安全》な大会が開けるのか?」との疑問と不安が増すばかりです。


2018-01-31 06.59.54
『ふるさと』の男の子の釣り竿をトーチにしたら、聖火リレーの走者に見える??

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