住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

境内の侘助を見て楽しんでいますが、今朝のニュースではロシアのナワリヌイ氏が収容所で突然死。以前にも帰国途中に意識不明になるなどロシアの関与が疑われていましたが、今回も大統領選挙の直前であり、プーチン大統領の再選をさせないように運動していた人ですから、また《疑惑の死》という報道が出るかもしれませんね。もっとも、それさえも強権で抑えてしまうかも・・・。
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それはそれとして、報道に関しては表だった圧力はないはずの日本ですが、今回の文科大臣に対する岸田総理の姿勢は何かスッキリとしないですね。口では「その人に説明責任がある」と言いながら腹の中は「あなたに一任するので、好きなように」という《丸投げ》《逃げの一手》が見え見え。しかも、自分たちには莫大な裏金に対して「税金対策は不要」としながら国民には「ちゃんと税金を払いましょう」と堂々と国会で発言。これで「聞く耳を持っています」と言えるのだから、政治《屋》という職業はよほど《面の皮》が厚くないとやれない仕事なのでしょうね。

昨日は当寺が原則として毎月15日に開催しい仏婦研修会の日でしたが、《解釈の違いによって正しいものが間違って伝えられる怖さ》について話しました。その中で用いたものが元総理の田中角栄氏が講演でよく使っていた落語に出てくる『箱根山~』で、「この言葉に述べられている意図は何か」ということから入って3通りの解釈があることを話し、自分を中心にして考えると内容も違ってくることを話しました。そして、それは「解釈を自分の都合のいいように変えて、人々に説いて回ることにつながるのであり、経典が作られたのもそこに原因がある」などと話しました。また、そのようなことが《悪人正機説》等にもつながっていることまで進み、最終的に『すべての教えの根底にあるのは釈尊の悟りなのだからどの教えも正しいのであり、だからこそ自分が信ずるものだけを信じればいいのであって、他を誹謗することはない』という聖人の教えを解説しました。
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しかし、今日の新聞の投稿欄にこの「箱根山~」が出ていたことには驚きました。本当に《偶然》というものはあるのですね。
(木瓜の花が咲いているのは、やはり級の暖かさでボケたのでしょうかねぇ)

さすがに昨日は暖かく、外出(と言っても近所まで)はセーターだけでコートは不要でした。今週は気温が上がるという予報ですから納得していますが、それでも2月でこれでは夏の猛暑が怖いです。
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ところで、1月末に近所の人から「いつも坊守さんから貰っていたお寺の八朔が好きなので、またください」と頼まれています。「収穫はいつも2月になってから」と伝えましたが、今年は《成り年》で写真のように鈴なりになっているので、そろそろ穫らないといけません。でも、問題は「誰が?」ということ。半分程度ならば何度か私が高枝鋏を使って穫っていましたが、鋏が届かない高い枝や枝の中に隠れてなっているものはとても無理だし、何につけても時間がかかります。坊守がいた時には来客があっても頼めましたが、今は私1人。しかも場所が玄関とは反対側なので来客があっても気づかないことも多く、だからこそ「誰が?」になり、これもまた2年ごとにやってくるこの時期の頭痛の種になっています。

昨日は青空になったので、夕方に納骨堂階段下の人工芝マットを外して地面を乾かすことにしました。
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ところで、昨夜は睡眠中に暑さを感じて目覚めると額に汗をかいていました。16~17度という気温が続くいう週間天気予報もありましたし、以前に坊守が「何もない時に突然に体が熱くなるのはホルモンバランスが原因」と言ったことがありましたが、どうも今回はそうではなくて私の体調のせいかもしれません。おまけに一昨日から鼻水が止まらないし痰が絡んでくるしで、ティッシュを2箱も使ってしまいました。勿論コロナでもインフルでも、まして花粉症でもないのですが、ここ1~2週間は首筋の張りがきつくて時々首を回したりしていますから、坊母がよく言っていた《けんびき風邪》だと思っています。まぁ、ここ4ケ月はとにかく必死になって頑張ってきましたからねぇ。でも、こんな時ほど突然にガクッとくることがあると聞いているので、自己管理に要注意です。ただ、明日は月1の仏婦研修会があるしその後も法務が続いているので、一体いつになったら休めるのでしょうかねぇ。この椿のようにグッタリしている姿が今の私です。

《お1人様》の食事が増えて料理もすることが多くなり、困ったのが1人用の土鍋がないこと。そこで昨日は納骨堂で使うケースを購入するついでにホームセンターで探しましたが、レンジ対応や鍋と兼用になるものはあっても土鍋自体がないのです。普通の土鍋がないということは当然に1人用のものもないということなので諦めて帰りましたが、つくづくと近所の店に行けば何でも揃った昔が懐かしいことです。
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ところで、ここで使う写真の被写体を探すのに視点を変えて道路から庭を見ると、中から見たときには気づかなかったものが!!当寺には境内の前や横には侘助が何本かあるのですが、今までは寒さに負けてまだ開花していなかったので気づかなかったのです。しかし、今回西側の木に1輪の花があるのが目にとまり、よく見ると蕾も数個付いていました。反対側では家があって陽が当たらなかったのか、西日ではあってもやはり太陽の力はすごいですね。カメラを持っていなかったので侘助の写真は後日にして、今日は霙に濡れながら頑張っている藪椿の蕾にしました。

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今朝は寒く、納骨堂の解錠に外へ出ると足下でジャリッという音が。薄暗かったので気がつかなかったのですがどうも夜中に霰が降ったようなので、余計に寒さがつのります。まぁ、1時間経った今は事務室の窓越しに所々に青空が見えるのでそれほど厳しい寒さにはならないのでしょうが、ちょっと油断するとブルッときます。今までは夜具だけで寝れたのに、一昨夜に風呂上がりで冷えてせいか湯たんぽ代わりのホッカイロを足下に入れて寝ましたが、一度足下が暖かいことを経験したらそれを離せなくなるものですね。このままでは布団の中で丸まってしまいそうですから。でも、境内では藪椿が咲いていたので、春の訪れも近いのでしょう。

雨模様が関係しているのではないでしょうが、今朝は目を覚ました時に何となくダルイ感じがしました。ちょうど《5月病》にかかった新人が感ずるのと同じ「今日も同じことの繰り返しか」という気分なのです。勿論一度動き出せば消えてしまいましたが、こんなことは今までなかったので、多分自分でも気づかないほど疲れがたまっていたのかもしれません。今日しなければいけない仕事もいろいろとあって多忙になること間違いないのですが、スタートがこんなことではダメですよね。
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まず最初はこの『独り言』欄の記入。そして、その後には本堂にお飾りしている供花の始末や総代会で使う令和5年度の会計報告用資料の作成等々も控えています。昨日は買い物に出て卵と牛乳を求めてきたので朝食はトーストに牛乳でサッと済ませましたが、「昼と夜のおかずをどうするか、というようなことを坊守は毎回考えながらやってくれていたのだなぁ」と思うと、今さらながら頭が下がる思いです。
写真の保存が少なくなりましたが、この椿は山門横に咲いているものです。

今朝も夜中に目が覚めてラジオに手を伸ばすと、聞こえてきたのが谷村新司でした。『昴』や『いい日旅立ち』等でしたが、ふと気がつくともう歌は最後になっていました。聞き入っているうちにウトウトしてしまったのですね。
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しかし、曲の紹介の中でクイズ(谷村新司の歌に対する意識を問う4択問題)があり、谷村氏の答えた考え方は「歌を作ることはお通じと同じ」とのこと。その意図は「ちゃんとしたものをしっかり食べることによってしっかりとした体が作られる。歌も同じです。若い時はまともに食べていなかったし、当然に人生の経験も少なかった。だから、いい曲も作れなかった」ということを伝えたかったのだそうです。実に含蓄にある言葉ですねぇ。それに対して二転三転する政治家の言葉ほど軽いものはありませんが、彼らの辞書には《反省》という言葉がないのだから、仕方がないのかもしれもせんね。

昨日は7時過ぎに病院に着いてから20分間を(寒風に吹かれながら)正門前で待ち、やっと受付へ。昨日は定期検診だけだったので10時には帰宅できましたが、次回は血液検査等もあるとのことなので、午前中はかかるでしょうね。いい加減に定期検査に行きたくはないのですが、「医者からは『いつぶり返すか分からないから』と言われているので仕方なく」というのが本心です。数値は今でも殆ど0に近くなっているうえに年齢(76歳になり、あと2年で亡父に追いつく)のこともあるし、坊守のこともあるので、それほどこだわっていないのですがねぇ。
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ところで、昨日書いていた赤い八重の椿。少しボケてしまいましたがとりあえず写真を載せておきます。ただ、境内に咲いている椿の名前は殆ど分かりません。

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今朝も2時過ぎに目が覚めてから(いろいろ考え事をしていたので)しばらく寝付けず、結局3時が過ぎてから1時間ほどウトウトとして、4時30分に起き出してPCに向かっています。特に今日は数年前に罹った前立腺癌の事後検診が予定されており、なんとか受付を1番にして早く検診を済ませないとその後にfびっしりと入っている本日の予定が片付けられなくなるので、「今出来ることを・・・」ということで頑張っています。でも、また寝不足になりそうで「今日の運勢」の健康欄が気になります。運勢などは気にしないようにしていますが、やはり特に悪い内容が気になるのは、それも《人間の弱さ》なのでしょうね。
下駄箱の上に挿していた椿が萎れたので、坊守が持っていた造花に交換しました。造花と言えども案外可愛いのですが、台所の外には八重の椿が咲いているので、今度はそれも飾るつもりです。

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