住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2018-03-13 09.34.32
昨日から今朝にかけて大騒ぎした東京は、積雪10㎝と凍結した道路が原因とのこと。そのために首都高などではスリップした車が横転して大渋滞を起こしているとか、運転中止の路線の代替バスもタクシーも掴まらなくて100人以上が何時間も並んで待っているという場面が今朝はあちこちの局で放映されていましたが、これはまるで東日本大震災の時の再現です。
半月前に「大雪の場合には(交通渋滞を防ぐために)鳥取の3道路はすべて封鎖」という国交省の報告がなされたことがあり、勿論のこと知事を初めとして各界からも「地元の立場をまったく考えていない《机上の空論》的報告だ」と大反対したことがありましたが、肝心の《足下》のことには「まったく意識さえしていなかった」結果の今回の状況には、一体どのような反省をするのでしょうかねぇ。まぁ、どうせ『喉元すげれば~』でしょうが・・・。
西本願寺から横道に入った所にあるこの石像も、今頃は雪をかぶっているのでしょうか?

今日の新聞の運勢は「体調に赤信号。要注意」とのこと。いつもは読むだけで気にしないのですが、何故か今日だけはドキッとなりました。玄関に生けた南天がその名のごとく「難を転」じてくれたらいいのですがねえ。もっとも、写真の南天は公園の隅に生えているものですが・・・。
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ところで、全国的にオミクロン株の拡大が急激です。東京では数日前には10名程度だったのに、昨日は300名を遙かに超えたとのこと。まるで《倍々》の増加になっています。そう言えば同じような話が一休さんにもありますが、オミクロン株による拡大がそれと同じ増加率だと、天文学的な数になってしまいますよ。
一休さんの話というのは、(あのケチな)桔梗屋さんから「何かお礼を」と言われて「では、お米を1合ください。次の日は倍の2合を。その次の日はその倍の4合を」と答えたものです。話の中で桔梗屋さんは当然に「その程度なら」と言って快諾したそうですが、1ヶ月経たないうちに米蔵が空になってしまったので大慌てしたというものです。なにしろ倍々と進んでも2~3日程度ならそんなに驚くことはないのですが、10日後は512合、20日後は524、288合、30日後はなんと53、687、092合になるという計算ですからね。

とうとう鳥取でもオミクロンと思われる陽性者が出ました。今まで53日に渡って0名を続けてきた鳥取で出た(鳥取2名、米子2名)のですから、「第6波の扉が開いた」との知事の言は的を得ているのかもしれません。しかし、ワクチン接種の3回目を6ケ月に前倒しすると政府は言っていても、坊守も私も3回目はもともと2月の予定(8ケ月後)のために当然にまだ連絡が来ていません。我々の仕事は不特定多数の人達と出会うことが前提ですから、拡大防止のためにも1日も早く打ちたいのですがねぇ。
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今日は曇り空。天気予報では「所により雪」とありましたが、どうも雪は降りそうにない体感気温(?)です。
(写真は公園の花壇に咲いているものですが、名前が読み取れません)

体調がおかしいと思っていたらやはり風邪を引いたようで、ティッシュが離せません。インフルの予防接種はしているので心配はしていませんが、三ケ日が過ぎたので本堂や納骨堂の片付けに入る予定を立てないといけませんが、これ以上冷えないようにしないとだめですよね。
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事務室の窓辺に置いている白のシクラメンは元気になりましたが、そろそろ萎れた花が目立つようになりました。元気がなくなった葉も数枚あるようだし、そろそろ摘花をする時期が来たのかもしれません。隣の公園に作られている花壇(とはとても言えないものですが)では年末に丈が低いながらもなんとか頑張って花を咲かせているものが数種類ありましたが、今はこの雪の下で震えているかもしれませんね。
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除雪に加えて大晦日の本堂準備で人生初めて足先まで凍えたせいか体調不良になり、元旦2日目の昨日はあえなくダウンして布団の中へ。夕方には目覚めたのですが、夕食はやめてもう一度休むことにしました。一晩中寝返りを打って寝付けなかったようでしたが、それでも今はなんとか回復したようです。やはり《冷え》は大敵ですね。
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ところで、今回の大雪予報では予想外(?)に少なくて参道は既に消え、周りに残っている雪も10㎝程度になっています。そんな境内のプランターでは葉物がなんとか育っていますが、35年程前には豪雪で遊歩道にある台座の上のブロンズ像が半分近く埋まったということもありました。腰まで埋まる雪なので歩くだけでも大変でしたが、今日の新聞にはそんな大雪が降っても「ありのままの自然の環境が魅力」と言う住民のことが『ふるさとで生きる』という特集で載っています。最近は山奥で暮らす人たちにスポットを当てた『ポツンと~』のような番組もありますが、やはり《便利でも人との接触が少ない》都会と《不便でもあふれる自然と人との繋がり》がある田舎という違いのどこに魅力を感ずるのかでしょうね。

昨日は元旦会を勤め、いよいよ令和4年のスタートです。雪も思ったほどには積もらず、駐車場も始まるまでに若院が除雪をしたので、お参りの方も無事に駐車できました。しかし、毎年お参りくださった方が突然の往生を遂げられたので寂しいスタートとなりましたが・・・。
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今日は既に2日。昨日のニューイヤー駅伝に続いて今日と明日は昨年にテレビアニメ(原作本は読みました)でも放映されていた箱根大学駅伝があります。昨年は最終の第8区で劇的な逆転がありましたが、今年はどんなドラマが待っているのでしょうか?正月には毎年《お笑い番組》ばかりですが、そんな中でやはり「先が読めない」ものは気持ちが惹かれますよね。もっとも、陸上にあまり興味のない人には結末までの時間が長すぎるのかもしれませんが。

小林一茶が「正月は 冥途の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と詠ったように、ひとつ歳を取るということは当時の人達にはそれだけ大事だったのでしょう。なにしろ織田信長が本能寺の変の折に「人間50年 下天のうちにくらぶれば~」と詠ったように、当時の人達にとっての平均年齢は現在とは30年以上の差があるのですから。そのような中で90歳まで存命だった親鸞聖人のような人は特例だったことでしょうが・・・。しかし、昨日からの降雪(積雪量は思ったよりも少なかったのですが)と早朝に見た山門下の雪の塊には、除雪される人の苦労は偲ばれますが、やはり「めでたくもあり めでたくもなし」ですね。これでは元旦会にお参りの人に失礼ですから、今年も早朝から雪かき作業で幕開けです。
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でも、「せめて生け花だけは正月らしく」と思って、境内に生えている南天と椿と千両を使って3種生けをしました。今年も掲示板の言葉のように、皆様と一緒に『報恩感謝』の心で過ごしたいものです。
    ~明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします~

とうとう今年も今日限り。昨日は本堂の供花と玄関の花を活け替え、今朝は早くから納骨堂の供花を生け替えました。
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あと残っているのは内陣と納骨堂の打敷を掛けて供花を供えることと供物をすること。こう言えば残り少なく感じますが、まだ元旦会の準備(茶菓と茶道具や福引き等)もあるし、考えればいくつも残っています。加えて、今一番心配しているのは降雪です。現在は10㎝程度ですが予報ではまだ20㎝も降るとのこと。境内はこれから人力で参道を開けなければならないしいろいろと準備もあるしで、まだまだ夕方までバタバタすることでしょう。しかし、とにかく今年も残すところ16時間ですから、本格的に腰を上げましょうか。

昨日慌てて水をやってから置き場所も変えたシクラメンは、やっと元気になりました。ホッと一息です。
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境内では椿が雪をかぶって震えていますが、降雪の前の赤い椿の写真でも見ながらここを書いています。
ところで、昨日の午前中にお勤めしたご門徒の今年最後のご法事には申し訳ないのですが市営駐車場にお願いし、午後からやっと第一Pのみ除雪しました。道路を隔ててある第二Pは(前に積まれている雪の塊で)手がつけられないままになりましたが、今朝6時の天気予報によると今夜から明日にかけてまた大雪とのこと。この降雪予報は先日も聞いていましたが、やはり必死で除雪した後ですから余計にガックリです。1週間おきにやって来る寒波には心が折れそうですが、やはり新しい年を迎えて勤める《元旦会》ですから、お参りされる方のためにもなんとか駐車場は除雪しておきたいものですよね。

それほど暖房が効いているわけではないのですが、窓辺に置いているシクラメンが朝起きるとグッタリしていました。慌てて上から水をかけたり下の皿に入れたりしたところ少し元気になったような気がしていますが、鉢植えは暖房機の近くから書斎の窓辺に移してやった(最初よりも暖房は効いていない)ので、これでなんとか元気になってくれればいいのですが・・・。
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ところで、先日の大雪でお参り出来なかったご門徒のお宅とお墓を昨日の午前中にお参りさせていただきましたが、なにしろこの積雪ですから果たして私の車で行けるかどうか心配になり、先ず確認をと思って電話すると、「途中の道路は轍が1台分しかなく、軽自動車では何かあってもよけきれない」とのこと。「自分の車でお迎えに行くから」と言ってくださったので、結局往復とも同乗させていただきましたが、パワーのある車はやはりすごいですね。当寺も山門前はなんとか除雪したので境内には車を入れることが出来ますが、駐車場は除雪車が置いていった雪の塊を取り除かないと除雪機が入らないので、こちらの方は少しずつ時間をかけて除雪するつもりです。ただ心配なのは毎週のようにやってくる寒波のこと。また大晦日から元旦にかけてやって来るとの予報ですからねぇ。

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