在位70年という長きにわたって国民に寄り添った女王として96歳の今年天寿をまっとうされたエリザベス女王。その長い年月には王位を捨てて愛する人との生活を選んだ《世紀の恋》をした伯父の存在やウィンザー城の火災、そしてダイアナ王妃の事故死など数々の苦難を受け、一時は王室の存続を危ぶまれながらも国民とともに生きてきた女王には皇室にも多くの思い出があり、誰もがその死を嘆き悲しんでいます。
それに対し、国民の半数以上が反対の声を上げている安倍元総理の国葬問題に対して岸田総理は《後付け》《こじつけ》だらけの意味不明な説明(しかも国会無視の閣議決定だけ)だけで強行する姿勢を崩してはいません。そのうえ「国民に弔意を強制していないから、国葬ではなくて国葬儀だから、閣議決定だけでいい」と訳の分からない説明をひねり出すしまつ。
2018-01-31 06.59.54
昨日のTV番組の中でパックン氏が「聞くには(聞・聴・利・効)の4通りある。相手の言葉を(聞く)だけでなくてその本質を(聴き)取り、そしてそれに対して一番いい方法(利)を考え、最後にいい結果(効)を表すことがあってこそ、初めて《聞く力》があることである。しかし、岸田総理には(聞)しかない」と言っています。また、別の解説者から「国会議員の中でも『総理は今までの誰よりも意見を聞いてくれるが、ただだ聞くだけでなにもしない』と言われている」との言葉も・・・。
強行しようとしている《国葬》に対して「諸手を挙げて賛成」する人が半分にも満たない現状をエリザベス女王への悲しみと比較し、今一度考え直そうとする気持ちが総理とその取り巻き達に少しでもあればいいのですが・・・。