住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2020年06月

玄関の横にはいつもテッセンの鉢を置いていましたが、1週間ほど前に胡瓜を植えたプランターにしました。やっと蔓が1~2本出てきた程度でそんなに伸びていないから玄関横とは言ってもあまり気づかれないだろうと思っていましたが、それでも気づく人は多いのですね。何人かから「キュウリが植えてありますね」と言われています。中には「100個ほどなるよ」と言った人もあるそうですが、たった3本の苗でしかもプランターですから、どんなに多くても10個ほどだと思っています。それでも収穫の出来る日が楽しみです。なお、苗の1本はプランターではなくて鉢植えですが・・・。
今朝は地震(震度5弱)発生のニュースで眼が覚めました。アナウンサーが震度4や3の地区を言っていましたが、早口で言わないといけないほど多くの地区でした。「津波の怖れはない」とか「今のところ、被害を受けたとの届け出はない」ということでホッとしましたが、最近は地震が多発していることもあって一瞬《南海トラフ》の前ぶれかと思いましたが、そうではないとのことで、また安心したことです。

年に2回、境内の剪定に入ってもらっています。最初は業者に6月頃に松を中心とした木々をしてもらい、報恩講前にはご門徒にお願いして初夏にしなかった木々(サルスベリや蜜柑やノウゼンカズラ等)をしてもらっています。今回は特に菩提種を初めとして新芽が伸び放題になっている椿や梅も切ってもらいました。おかげで台所の窓の《目隠し》がなくなったようですが、育ちすぎた木の下でうずくまっていた椿や山茶花も伸びることでしょう。もっとも、「山門横の松は少し元気がないので、今年は肥料だけにして、剪定は来年にしましょう」とのこと。また、昨冬に花が咲かなかった裏庭の山茶花の木も今年の剪定は中止しました。何ごとも専門家の意見を取り入れることが大切ですからね。
昨日の写真は鉢植えにしていたバラですが、石塔の陰から朝日が当る場所に置き換えていたものです。本当はもっと大きな花だったはずですが・・・。今日の写真は、台所の前に咲いているクチナシにしました。

スパコン富岳が1秒の計算能力を含めて4部門で世界一。何年か前には「2位ではいけないのですか」と問うた議員がいましたが、スパコンは単なる《計算機》ではなくて科学・医療・経済等で求めたものに対する《回答》を導き出す人工知能であり、最近では「車内における飛沫の動き」がシミュレートされましたが、それも富岳が導き出したものです。そう考えると、スパコンは身近でも使われているのですよね。
ところで、昨日の午後から裏庭の草取りをしましたが、1/4程度し終わってダウン。そのため、今朝は5時から続きをして2時間掛けてやっと終わりました。もっとも、苔の中にある2㎝程度の草は根まで抜くことが出来ず、しばらくすればまた伸びてくると思います。それでもなんとか綺麗にはなっていますが、腰や指先は痛いし立ち上がるとフラッと眩暈がするしで、今日一日使い物になりそうもありません。つくづく《年齢》を感じます。

アベノマスクで失敗し、星野源とのコラボで失敗し、給付金の支給で失敗し、唯一当てにしていた検察総長の定年延期で失敗し、加えて元法務大臣が逮捕されるという事態で完全に立場のなくなった安倍総理が「政治生命を懸ける」と言い続けた《憲法改定》ですが、ついに「ここまでやるか」とあきれて口がふさがらないものが発信されました。
ダーウィンの『進化論』は誰にでも知られている説ですが、この『進化論』を人間社会に当てはめて《優勝劣敗》による人間の自然淘汰を唱え、優性であるゲルマン民族との血の交わりを否定して数百万人ものユダヤ人の虐殺を命じたナチスドイツの存在から「進化論の安易な政治への応用は危険」との考えが生まれ、しかも現在ではその『進化論』の《誤用例》さえも提示されているのに、その《誤用例》をそのまま使って《堂々と》「今こそ憲法改正が必要である」と、自民党のウェブサイトやツィッターで発信しているのです。そこには「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。だからこそ、これからの日本をより発展させるために、いま憲法改正が必要と考える」というものですが、これがどれほど《国民を馬鹿にした言葉》なのかということが分からないとは、あきれて口がふさがりません。
(せめて《口直し》に、綺麗な花でも見ましょうか)

今朝もさわやかな夜明けを迎えました。境内に置いているメダカの簾も今朝は外して、太陽をいっぱい浴びさせます。これが真夏ならば水温が上がってくるので外すことはしないのですが、たまには《日光浴》もいいでしょう。この鉢からは2回睡蓮が咲きましたが、今は蕾もないようです。もしかすると、今年はもう咲かないかもしれませんね。それに反して、裏庭の雑草は苔を覆うほどに生えています。早く抜いてやらないと大変なことになりますが、以前に雨とヤブ蚊の攻撃にあったので、あと一歩踏み出せません。一度踏み出せばなんとかなるのですが・・・。《体力》と《気力》の減少にかこつけて動いていない昨今ですが、亡母が突発の脳内出血で倒れたのが72歳の11月(ちょうど父の誕生日でした)で私も5ケ月後にはそれと同じ年齢になりますが、この時期になるといつも朝早くから草取りをしていた母でしたから、それに倣って私も頑張らないといけないのですがねぇ。どこかの総理と同様に、なかなか《思い》に《行動》が伴ってこないことです。

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