「義母を連れて用瀬のツツジを見に行ったら、もう終わっていた」と話したところ「牡丹のきれいな所があるから、私が連れて行ってあげる」と言ってくださったご門徒があり、一昨日は湯梨浜へ。勿論私は留守番ですが、花好きで「牡丹も途中で見たアヤメもきれいだった」と喜んで話す義母を見て、ご門徒には感謝しかありません。
ところで、「雑草という名の植物はない」と昭和天皇が若かりし頃におもり役の人から聞いた場面が、去年たまたま入った喫茶店に置いてあった週刊漫画にあったのを思い出しましたが、近頃は花の名前がなかなか思い出せなくて困っています。特に百合です。昔はヤマユリやテッポウユリ、オニユリ、笹百合等しか知らなかったのに、カサブランカが出てから多くの種類が店頭に並ぶようになり、名前を聞いてもとても覚えられません。しかもこの百合はよく仏花にも使うものですが、花粉が着くとなかなか取れないので生け込みの時には《要注意》です。最初に花粉を取り除いておけばそんなことも起きないのですが、ちょっと油断すると手の甲や袖口が黄色に・・・。やはり「花は見るだけ」にしたほうがいいのでしょうが、住職としては供花の生け込みも大切な仕事ですから、それなりに頑張るしかないですね。
(今日の写真は、ナルコユリです)