住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2021年04月

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「義母を連れて用瀬のツツジを見に行ったら、もう終わっていた」と話したところ「牡丹のきれいな所があるから、私が連れて行ってあげる」と言ってくださったご門徒があり、一昨日は湯梨浜へ。勿論私は留守番ですが、花好きで「牡丹も途中で見たアヤメもきれいだった」と喜んで話す義母を見て、ご門徒には感謝しかありません。
ところで、「雑草という名の植物はない」と昭和天皇が若かりし頃におもり役の人から聞いた場面が、去年たまたま入った喫茶店に置いてあった週刊漫画にあったのを思い出しましたが、近頃は花の名前がなかなか思い出せなくて困っています。特に百合です。昔はヤマユリやテッポウユリ、オニユリ、笹百合等しか知らなかったのに、カサブランカが出てから多くの種類が店頭に並ぶようになり、名前を聞いてもとても覚えられません。しかもこの百合はよく仏花にも使うものですが、花粉が着くとなかなか取れないので生け込みの時には《要注意》です。最初に花粉を取り除いておけばそんなことも起きないのですが、ちょっと油断すると手の甲や袖口が黄色に・・・。やはり「花は見るだけ」にしたほうがいいのでしょうが、住職としては供花の生け込みも大切な仕事ですから、それなりに頑張るしかないですね。
(今日の写真は、ナルコユリです)

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今朝はいつもより早く目が覚め、何の気なしにラジオを聞いていました。その中でハナミズキについて話をしている人がいましたが、ハナミズキと言ってすぐに連想されるのは同じ題名の歌です。私自身は完全な《犬吠埼》でマイクを持つのも大嫌いですから歌ったことはありませんが、若い人たちはすぐにその歌詞が浮かんでくることでしょう。もっとも、《犬吠埼》が(調子外れ)の隠語だということ自体もう伝わらないでしょうが・・・。しかし、ハナミズキと聞いてすぐに思い浮かんでくるのは薄ピンクや白の4枚の花びらですが、解説では花びらでなくて葉であり、実際の《花》に相当する部分はその中ほどにあるものを指しているとのこと。でも、そんなことには関係なく、やはりハナミズキが咲いている並木道を歩くのは気持ちがいいものですね。寺前の並木は「ただ車道と歩道との区別」に植えてあるだけの立木で、種類ではモミジ科ではあってもまったく美しい紅葉になるわけでもなく、秋になるとただ落ち葉をまき散らすだけのやっかいな代物。しかも街灯を隠すほどに枝が伸びても、こちらから市に訴えなければ剪定してくれることもない。これがハナミズキなら見た目にもきれいだし、それほど急激に枝を伸ばす木でもないので、地域の住民も文句を言わないでしょうが、一体《お役所》はどう考えてこんな木を植えたのでしょうかねぇ。

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数日前に義母が鳥取に来ましたので、昨日の午前中にドライブに誘いました。もともと花が好きな義母なので「ツツジのきれいな所に行ってみたい」とのこと。高齢でもあるので当然に山歩きも無理だし遠出も無理なので、いろいろと探して「用瀬の愛宕山公園を雛人形の館から眺めよう」と出かけましたが、到着して見ても青葉若葉の山ばかり。近所の人に聞くと「今年は早くて、ツツジはもう終わりましたよ」とのこと。確かに、いつもは連休頃に満開になる牡丹も今年は既に散り始めています。市内ではブンゴツツジが満開ですから安心していたのですが、やはりフタバツツジは開花が早い分散るのも早いのですよね。
そう言えば、『本願寺新報』の中に花の終わりに対する表現の違いが載っていましたが、昔は「桜散る こぼるる梅に 椿落つ 牡丹崩れて 舞うは菊なり」というものが一般に詠われていたとか・・・。私も初めて聞くものでしたが、その言葉と散る花の姿を比べて「なるほど」と納得しています。なお、この他に朝顔は「しぼむ」で紫陽花は「しがみつく」のだということも書いてありましたよ。
(今日の写真は、鉢植えの白牡丹にしました)

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昨日のGG大会。ご門徒の近所の方が参加したいと言っておられるのことで迎えに行きましたが、その途中で電話が入ったので、私は白兎で皆さんに挨拶だけしてUターン。まぁ「寺院は、職種分類上はサービス業」ですから、そんなことも多々あります。
ところで、キュウリの苗を売っている店で「入荷は20日以降」と聞いていたので、昨日の午後から苗を買いに行って4本プランターに植えました。去年は肥料不足で数も少ないだけでなく曲がったキュウリが出来たので、今年はしっかりと肥料を土に混ぜてから苗を植えました。どんなものが出来るか楽しみですね。今は境内の花を中心にこの欄に載せています(今日は山門横の牡丹です)が、キュウリが実をつけ始めたらそれを撮りたいものです。

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今日は当寺のグランドゴルフ(正しくはグラウンドゴルフ)大会の日です。朝から気温が上がっている様子で「本番はもしかするとTシャツだけの方がいいかも」と思わせる雰囲気です。当寺のこの大会では「一度優勝した人は、どんなに成績がよくても優勝杯は貰えない」という規約(?)がありますから、代わりに《住職杯》と名付けたカップを毎回出していました。しかし「小さなカッぷよりも、もっと家族が喜ぶものを」という考えから今回よりお菓子の詰め合わせに変え、昨日買い出しに行ってきました。さて、その反応はいかが??
歯茎の痛みは少しずつひいていますが、完治まではまだまだです。多分本番でも気分的に集中出来ないでしょうからいい成績は望めませんが、もともと毎回《ブービー争い》をしていますから、《優勝》などを期待するのはおこがましい限りです。皆で楽しめたらいいことですからね。しかし、つくづくシャクに障るのは、ゴールポストの3本足に引っかかった時です。そのために5㎝先が入らないということもありますから、そんな
時はボールを蹴飛ばしたい気分になりませんか?
(写真は、山門下に置いているチューリップです)

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