2009年の今日は突然の悲報が世界中を駆け巡った日です。《ムーンウォーク》と言えば誰でもすぐに「あぁ、あれか」というように、つま先立ちで歩いていると思わせながらなぜか後ろに下がっていくあの独特の歩調ですが、それが代名詞もなっているアメリカの人気歌手で《キング・オブ・ポップ》とも称されるマイケル・ジャクソンが心肺停止で発見された日です。M・ジャクソンについては「強度のうつ病で服用していた薬の処方を間違えた」として主治医が逮捕されて有罪判決を受けていますが、なぜか世界的に絶大な人気を博していた有名人の死には共通した部分が多く見られます。今回のマイケル・ジャクソンもそうですが、地下鉄が通過したときに吹き上げるマンホールの風でスカートが巻き上がるという有名なシーンがすぐに思い浮かぶマリリン・モンローも似たような死を迎えていますよね。つまり「うつ病などの精神的苦悩で麻薬を常用していた」ということと「突然死(確かモンローは浴室出発見された?)」というものです。
《麻薬》とひとくくりに称されるものは数多くの種類がありますが、その中から選択したものを治療薬として認めている国もあります。その一つがアメリカですが、治療薬として認められてすぐに手に入ることから大人だけでなく子どもにまで蔓延し、それが要因となった事件が多発しているそうです。要は「毒と薬は紙一重」ということなのでしょうが、その《紙一重》のラインを「自分の都合のいいように」勝手に変えれば、そこに起こるものは《悲劇》しかありませんよね。