住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2022年06月

伊勢崎市ではまたもや40度超とのこと。しかし鳥取も連日の37度前後で、少し動いただけで汗が出てきます。そんな中、先日の突発の土砂降りでは玄関前の樋から水があふれ落ちる様子が見られたので、昨日の朝に脚立をかけて樋の中を調べてみました。そこには乾いた土が中にたまっていたので手ですくい取って捨てましたが、うっかりして中指の付け根に切り傷をつけてしまいました。絆創膏だけで済む程度のものですからそれほど気にしていませんが、素手だったのが失敗の元でした。やはり、どんな小さいことでも「注意一秒、怪我一生」という気持ちが大切なのですね。
IMG_2304
今週は連日の33~38度という猛暑になることが発表されていますが、市内では舗装道路の照り返しに排気ガスや室外機からの熱風等が加わって発表より少なくても2~3度ほど高い気温になります。だからこそ、くれぐれも「注意一秒云々」の気持ちを忘れないようにしないと、数年前の悪夢(盆中に熱中症で体調不良になった)がよみがえることになりそうです。

最高気温で鳥取の名前が出ると、余計に暑さが身にしみてきます。今日も38度近い気温になると放送されて朝から首筋に汗を流していますが、新聞には別に《オミクロン株の新型ーBA2・21・1》が増加傾向にあるとの記事や値上げで困窮する生活保護の方の記事も・・・。こうなるとまさに『前門の狼、後門の虎』的状態で、どう対処すればいいのか分からなくなってきそうです。
IMG_2296
そんな中に鉢植えの紫陽花の花を《地植え》したりお墓の前の草を抜いてスッキリとさせたりと、夏日を浴びながらせめてもの《抵抗》をしていますが、
IMG_2299
いかんせん、後に残るのは汗でズクズクになった下着と体力の消耗だけ。これに加えて真っ赤な夾竹桃を見ると、ますます猛暑・酷暑に襲われる我が身を思ってゲンナリしてきます。それもこれも《冬生まれ》という体質のせいなのでしょうかねぇ。

週間予報では今日から最高気温が(35・35・33・33・34・34・33)度とのこと。こうなると、もう《真夏》ですよね。政府は「エアコンは体調保全で仕方ないにしても、出来るだけ節電の努力を」と訴えていますが、この暑さで各家庭が最も電力を使うのはエアコンでしょう。勿論《節電》には出来るだけ努力しますが、あらゆるものの《値上げ》が生活に重くのしかかっている今だからこそどんなに暑くても我慢してエアコンのスイッチを入れないようにするという人が出るのも当然でしょう。
IMG_2290
東電では電力需要が逼迫して自社だけでまかなうことが困難なので東北や北海道の電力会社から回してもらうようにしたようですが、「本当に梅雨だったの?」と言われるほど全国的に少雨だったこともあってダムの貯水量が心配になる今、マイナーポイントと同じように国民にちらつかせるだけの『節電ポイント』案(しかも、どれだけ電気量を減らせばポイントが付くのかという具体的な説明さえない)よりももっと効果的な案が望まれることです。

IMG_2300
昨日は「おたくさ」のことを書きましたが、《梅雨=紫陽花》という構図は今年に限って成り立たないようです。
IMG_2291
数年前に娘から『父の日』にもらったものや亡母が半世紀前に公園に植た紫陽花は確かに咲いていますが、なにしろ《梅雨入り》宣言してからも2度の突発的大雨以外にこれと言った雨が降っていないわけですから、「雨に濡れた紫陽花という情景にお目にかかったことない」と言っても過言ではないほどです。とにかく今年の6月は《異常》を通り越した猛暑の連続で、鳥取も今週は34~36度という週間予報が出ているのに加えて関東では『電力需給逼迫注意報』が出て《節電》を乞われている状況ですから、鳥取でもそのうち《節電》という自粛要請が出るかもしれませんね。

昨日は『熱中症警戒アラート』が出たほどの高気温で、1日に3回の着替えはさすがに初めて経験でした。午前中に供花の手入れをしていると「お内仏の遷座をしたい」というご門徒の依頼でお勤めをし、その後で残っている場所の草取りとひと休憩後に夕方の片付けという強行軍で、その度に下着が汗ビッショリになってしまったためです。しかも最後の仕事が終わった時には汗が流れ落ちるという《初体験》までした昨日でしたので、よく熱中症にならなかったなぁと思ったほどです。綺麗になったお墓の周りや庭を見てホッとした今朝ですが、それでも「蒸し暑い!」と叫びたくなる湿度と気温にはとても慣れません。
IMG_2301
そんな1日を過ごしてくたびれた昨日でしたが、真っ白な紫陽花と斑入りのガク紫陽花はいろいろな植物に囲まれながら元気に咲いています。
IMG_2302
そう言えば、長崎名物の菓子『おたくさ』は《あじさい》の別名で、江戸時代のシーボルトが愛人(たき)に「この花はおたきさんのようだね」と言ったのが語源だそうですよ。

↑このページのトップヘ