突然の降雪も困ったものですが、一番困るのは、その後にやって来る気温の上昇です。こんな時には大抵《雪崩注意報》が出ますが、これは何も山だけでなく町でも起こります。屋根から雪がずり落ちてくるのです。しかもそれが本堂だと、高さもあるので落ちる時の衝撃は大変なものです。当寺もご多分に漏れず向拝の所にはずり落ちた雪が1mほどの山になっていました。もっとも、子供の頃(60年以上昔)はもっと多くて2m以上になっていましたが・・・。昨日はその塊をバラして境内全体に撒きましたが、夕方にはほとんど溶けてしまいました。
今日から2月。旧暦では《如月》で、今まで「衣更着」意味だと思っていましたが、今日の新聞には「衣を更に(重ねて)着る」ではなくて「眠っていた木々が目を覚ます」だと載っていました。まぁ旧暦の語源にはいろいろとあってどれが正答かは難しいところもありますが、本来なら旧暦では1月から《春》(だから、年賀状に『初春』と書く)なのですから、大寒を過ぎた今は少しずつ春に近づくもの。梅里庵では白梅が開花したとの報道もありましたし、《重ね着》もそろそろ終り頃かもしれませんね。もっとも、当寺の白梅の蕾はまだ堅く小さいままですが・・・。
(4日前に73歳となり、とうとう私も亡母の歳を超えました)
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