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5月に入ってから暑い日が続き、特に6月の気温は異常と思えるほどです。ただ、堂内は天井が高いせいもあって外よりも気温が低めですが、問題は風の導線。周りに建物がまったくない所では戸を開け放てば風も《素通し》になっていいのですが、当寺の2方向には建物があって風が吹き抜けにくく、いくら天井が高い本堂でも真夏では熱気が残ってしまいます。そのこともあって堂内にはエアコンを設置していてお参りの方々からは「涼しい」との言葉を得ていますが、残念ながら冷気は下に降りるため、内陣で読経をする私にとっては扇風機が唯一の《友達》です。
しかし、子どもの頃(65年前)を思い返すと、夏は前の川から聞こえてくる蛙の声を聞きながら開け放した窓と団扇(寝るときは蚊帳の中)の風で過ごし、冬の本堂では4つの火鉢の周りに、室内ではヤグラ炬燵(夜はこの炬燵の周りに布団を敷いて)に皆が集まって過ごしていたものでした。また、服装も夏はランニングシャツに半ズボンで走り回り、冬になると靴下を2枚重ねしたりしていましたが、最近では同年配のご門徒と「そうそう、そんなこともあったよね」と笑いながら思い出話に花を咲かせるだけです。だって、今の人たちにとっては「?」ですからね。実際に、USJだったか、『ゆうひが丘商店街』とかいう名前で昭和の時代を懐かしむ企画に人気が集まっているとのことで、我々からすると《懐かしい》ものでも平成生まれの人たちにとっては《新鮮》(彼らにとっては「SNS映えがする」とのこと)に感じられるそうです。いや~、本当に「昭和も遠くなりにけり」ですね。