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昨日のスポーツニュース、午前中はソフトボール一色のようでしたが、午後からは照ノ富士の横綱昇進と松蔭高校が中心でした。特に松蔭高校についてはキャプテンのSNSが発端になっての再開でしたが、対戦高校である境高校のキャプテンがそのSNSの拡散を最初にしたのだそうです。お互いが優勝候補であるとともに甲子園に向かって努力を積み重ねてきた者同士ですから、突然のしかも納得いかない《辞退》ということで奪われた2人だからこそ、その持って行き場のないやり切れない気持ちがSNSの文言を通して多くの人たちにも伝わったのでしょう。しかし、この再試合で讃えなければならないのは、それを快諾した境高校の選手達です。1度は《勝利》を得た彼らが「やはり松蔭高校と戦って勝ってこそ《勝利》の意味がある」と言って戦いの場を選んだその姿こそ、本当の意味での《戦士》ではないでしょうか。そして、9回裏の2アウトになってもまだ試合を捨てなかった松蔭高校の選手達もまた《戦士》でした。今回の試合には《負けた》チームはありません。