住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

さすがに昨日は猛暑の中を外に出る元気もなくて朝から扇風機をかけっぱなしにして過ごしましたが、今度は窓から見える裏庭の草が気になってきました。7月に入ると当寺の永代経法座があるので何とかしたいのですが、とにかくこの暑さですから早朝から取りかからないとダウンしてしまいます。最近は4時を過ぎると明るくて草も見えるので、それしかないですね。ただ、この週末は法務が重なっていて時間的余裕もないので、やはり週明けになる可能性が高ようです。
IMG_3920
しかし、そんな猛暑に負けないで伸びる草の生命力は本当にすごいものです。なにしろ、こんなにドクダミが蔓延っていたのですからねぇ。これも《自然のなせる業》ということなのでしょうが、今から思えば10年前は私もまだ体力と気力も十分にあり、こうと思ったことは直ぐに取りかかっていました。それが今では・・・。やはりこれも年齢に膝の痛みという身体的なものだけでなく坊守の不在という精神的なショックも関係しているのかもしれませんね。

本堂の供花を求めて開店(9時)と同時に店に入り、百合や小菊など購入してきました。そして戻ったら直ちに活け直しましたが、前卓と両脇を活けるだけで汗が出るほどの気温になってきたので、花瓶の水には要注意です。挿し芽で育てた紫陽花を移植してやりましたが、それは元気いっぱいですがね。
IMG_3926
何しろニュースでは東北と北海道を除いて日本列島が真っ赤(中には紫色の所も)になっている状態ですから、熱中症で運ばれる人が例年以上に多くなるのも当然でしょう。しかもこの時期に連日30度を超えるというのは今だかって経験したことがないので身体の方も暑さに慣れていない状態であり、おまけに《梅雨の中休み》という条件も重なって体調管理も困難です。こんな中で4枚(下着、襦袢、白衣、法衣)も重ねて着た上に袈裟を加えるのですから、本当に《苦行》です。もう半世紀以上も前に私が得度を受けて僧侶の資格を得た当時はクーラーなどはなく、それでも何とか我慢して2週間過ごしましたが、今のような気温ではさすがに本山もクーラーを設置しているとのこと。うらやましいことです。

一昨日は無事に樋から垂れ下がっている草を取りましたが、樋には土が流れ込んでいて苔の生えている所もあったので今度は端から端まで掃除する必要がありますが、はしごの上り下りに苦労している現在の状態ではそう簡単にはいかないようです。しかも、その時にはしごを使ったのが大失敗。何しろはしごは斜めにしないと使えない代物ですが、そこは椿が何本もの植えてある場所のために足をかけるのでさえ一苦労したため、次回(があればですが)は脚立でないとダメなようです。
IMG_3931
玄関前のメダカはまだ孵化していませんが、昨日は梅雨の中休みなのかそれとも異常気象の前兆なのか昨日は全国的に一気に30度超えの気温となり、「今日は35度を超える所もある」との警報も出ています。そんな中ですが、どうしても気になっていたのが境内正面にある松から公孫樹までびっしりと生えているドクダミの群生。何しろ山門をくぐると絶対に目に入る場所ですから、昨日は意を決して気温が上がる前(7時過ぎ)に1時間以上かけて必死で抜き取りました。と言ってもドクダミは地下茎で伸びていく植物なので完全には抜き取れませんが、それでもなんとかスッキリしましています。ただ、公園側に手を入れる体力はないのでそのままにしていますが、奮闘の結果なのか今朝になっても膝から腿のしびれが取れません。5年前はこの程度の作業ではなんともなかったのですがねぇ。

昨日の朝、何気なく窓を開けると上の方に垂れ下がったものが・・・。そこで納骨堂の解錠とお墓参りをした時に確認すると、雨樋から枯れた草が垂れ下がっているではないですか!77年間もの人生でいまだかつて見たこともない情景が眼前にあるのに驚きましたが、それ以上に疑問だったのが「草が生えるほど樋に土がたまっている?」ということです。過去には(別の場所で)銀杏の落ち葉で樋が詰まりそうになっていたことがありましたが、ここでは今まで一度もそんなことになったこともないので安心していたのですが、金木犀が大きく育ちすぎていて今冬はその剪定を考えていた時なので、もしかするとその花や落ち葉や原因かもしれないですね。雨も上がったので、とりあえず脚立を持っていって調べて見るつもりです。
IMG_3932
(今日の写真はメダカの稚魚ですが、見えますか?)

今日は「父の日」ですが、昨日の街頭インタビューでは「母の日」ほど世間的には知られていないようです。外で働いていても家では何もしない(?)父親の姿しか思い浮かばないということなのでしょうか。私の子どもの頃には「母の日」になると学校からピンクのカーネーション(造花)を渡された記憶があります(中には白のカーネーションもあったようですが)が、それでも「父の日」という記憶はないので、後に出来た日なのかもしれないですね。
IMG_3918
ところで、当寺のお墓の横には1株の紫陽花があります。実はこの紫陽花は10年以上前に「お父さんは花が好きだから」ということで娘から贈られたもの。花が終わってから地植えしたところ最近になってやっと花をつけ始めて今年は2輪咲きました。届いた時は青々とした花だったのに以前ほど青色がさえていないのが残念です。それも土質のせいだと思って諦めていますが、そんな花なので切って家に飾るということが出来なくて今回もそのままにしていますが、これが大きな株になるまであと何年かかるのでしょうかねぇ。それが見られたら嬉しいのですが・・・。

昨日は午前中にチンゲンサイと豚肉の細切れを炒めた後で新じゃがの丸煮を作り、夕食のおかずにしました。もっとも手作りと言っても以前に買ってきていた物を使って作るだけですけれどね。でも、それもそろそろ尽きかけているので買い物に行かないといけないのですが、ここ数日は出る度に来客があります。こんな時ほど1人いないという現実がひびいてきて、どれほど坊守に頼りきっていたのかが分かることです。
IMG_3928

昨日は本堂の供花の活け替えをしましたが、花材を買いに出る時間がなかったので境内にあるものを使ってなんとか見られる形にしました。しかし、殆どか水揚げの悪いものなので心配です。

先日いただいたメダカですが、その時に「もうすぐ卵を産みますよ」と言われていたので、昨日の午後から鉢を確認してみました。すると、確かに浮き物に透き通った小さな卵が!「もしかすると・・・」と思って他の2つの鉢も見てみるとそちらにも(数は少ないですが)やはり卵がついていたので、慌てて以前に使っていたガラス製の金魚鉢を出して水を入れ、その浮き物を入れてやりました。隣の茶色の鉢には一緒にいただいた稚魚が入っていて本当に目をこらさないと見えないほどの大きさですが、今度はその仲間が増えるということを考えると、今からワクワクしてきます。
IMG_3923
IMG_3922
今の時間(4時20分)ではまだ暗くて写真も撮れないので、今日は残念ながらネダカの写真にして稚魚の方は少しおあずけですね。

花芽をつけていない鉢植えのガクアジサイは剪定には早いですが、供花の芯として本堂に使おうかと思っています。花が咲けば西洋紫陽花と違った可愛らしい花なので残念ですが。もっとも、芯に使うと水上げには要注意ですがね。
IMG_3924
IMG_3917
今朝はいつもどおりと言っていいのか午前0時半頃に目が覚めるとなかなか寝つけず、やっと寝ついたのが2時過ぎ。そしてこれもいつも通りに4時に目が覚めてしまい、結局そのまま起き出して衣装ケースの中身を整理して初夏用から夏用に《衣替え》出来る用にしました。なにしろ、満中陰の後に片付けた時は何も考えずに夏冬の区別だけしてケースに放り込んだだけなのでどこに仕舞ったのかはっきりと覚えておらず、次に何を着ればいいのか分からなくて結局洗濯したものを交代で着ていました。それでも毎回ちゃんと洗濯をしていたので着るものには困らなかったのですが、合物の長袖では昼間が暑く感じられるようになったので、今度はいつでも夏物(下着も)を取り出せるようにケースの中身を確認して入れ替える作業に。只今5時17分ですが、「とりあえず困らない程度に」という作業でしたから、結局はまた同じ物を交代で着るだけになるかもしれませんが・・・。もっとも、上着とズボンについてはカバーに入れて吊り下げたままなので見ただけでは区別が付かなくて困っていますが、まぁ以前ほどには着る機会もないからいいか。

昨日は以前からお願いしていたメダカをいただきました。成魚と稚魚で、それぞれ玄関先に置いた火鉢(稚魚は別)に入れています。稚魚って本当に小さくて、しっかり見ないと分からないほどですね。
IMG_3913
以前にも何度か坊守が頼んで貰ったことがあったのですが、なにしろ睡蓮が植えてあったので底には大量の土があり、そのために水も半分ほどしかなかったので夏場にはお湯状態になってしまいます。簾をかけて日陰を作ってやっていたのですが、暑さで弱った後に冬を越すのが厳しくていつもほぼ全滅状態。それでも数匹を救い出して室内で飼っていたこともありましたが、今年は残ったのが1匹のみ。それで今年は土を殆ど取り出して水をタップリ(9割ほど)にし、そこにメダカを入れてやりました。それでも水が少ないと言われてあふれるほどにしましたがね。
写真はメダカを入れる準備をした時のもので「メダカには自然の直射日光が大切ですよ」と言われたので別の火鉢と一緒に玄関前に置いていますが、昨日はメダカを見ることに一生懸命で肝心の写真を撮るのを忘れていたので、それはまた後日に。

数日前に本堂裏に咲いている紫陽花を数輪切って玄関に飾りましたが、その中の1本が水を落とし気味になってしおれかけていたので、見るとその花だけ茎の皮を削っていませんでした。そのため、慌てて茎を数㎝ほど切り取ってから皮を削り取り、その後にミョウバンをつけて水に入れ直しましたが、今度はちゃんと水を吸い上げるようになりました。
IMG_3915
元気になったその紫陽花は、今は坊守の写真の前に飾っています。そして、義母が「坊守に供えてほくしい」といって送ってきた百合で蕾だけになっていたものも水の入ったコップに入れていたところちゃんと開花して坊守の前で甘い香りを漂わせていますが、やはり切り花には日光と水が大切なのですね。 
IMG_3916
ついでに、昨日ここに書いていたシクラメンの2番花の写真も載せておきます。

↑このページのトップヘ