住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

この数ヶ月の間いつも気になっていたのが寝室の窓辺に置いているデンドロの鉢植えと千両の新芽。
デンドロビュウムは一昨年に戴いた鉢植えですが、植え替えても全然大きくならないし、花がついていた茎は枯れて新しい芽が出ているのですが、それがほとんど育たないばかりか葉が何枚も枯れています。それがずっと気になっていたのですが、昨日の午後に意を決して新しく土を入れ替えて植え替えました。いつも飲んでいるコーヒーの残りカスを土に混ぜて肥料とし、ひとまず玄関内に置いておきました。落ち着いてから室内に移動させつもりですが、寒くなる前がいいでしょうね。寒くなる前と言えば、庭に置いている君子蘭の鉢植え(オレンジ×3、黄色×3)も霜に当たったら枯れてしまうので、12月に入ったら室内に入れてやらないといけないのですよね。
千両の鉢植え
なお、千両の新芽というのは、数年前に供花として戴いたものから実だけを採って庭に蒔いていましたが、そこから何本も発芽して今年は赤い実をつけています。そしてその千両から飛んだ実が新しい芽を出してそれが数㎝に育っていたので、夏にそれを抜いて室内で花瓶に入れていたのでを今回鉢植えにしたということです。もっとも、この写真は数年前にご門徒から戴いた千両が枯れた時に唯一生き残った株を大切に育てたもので、今回のものとは別ですよ。

毎日台所仕事をしていると、今まで何とも思っていなかったことに気づくことがあります。その一つが、濡れたままにしているとステンレスでもサビが出るということ。そして、流しにおいている水切り板の裏にカビなどの汚れが出やすいということ。今までは坊守が綺麗にしていたので気づかなかったのですが、この2年でいろいろなことがわかるようになりました。今朝も汚れが出ている水切り板の裏に洗剤をかけ、しばらくして水で洗い流してからナイロンたわしでこすりましたが、前回の時から1ヶ月程度でこれですから、坊守はもっと頻繁にしていたのでしょうね。頭が下がります。
シャコサボテン - コピー
過日は親類の三回忌法要に着ていった白のカッターシャツを洗濯してある程度乾いてからアイロンをかけましたが、考えてみると実に20年ぶり(退職して17年です)のアイロンがけでした。もっとも、やり方はちゃんと覚えていていましたよ。
しかし、「自分で出来ることは自分でする」というのが亡母のしつけでしたから大抵のことは別に苦にしていませんが、さすがに(朝食は除いて)毎日の食事の準備だけは疲れが出てきている昨今です。
そんな毎日ですが、窓辺のシャコサボテンがまた開花しました。隣の赤は蕾がまだ小さいので少し先になりそうですが、花は疲れた気持ちを癒やしてくれますね。

12時前から寝つけなくなり、0時も1時もニュースを聞きながら何度も寝返りをし、結局3時前から起き出して、本堂などの供花を整理してから納骨堂の解錠に行くなどして動き回っていると、なぜか左足の土踏まずがズキッ。別に何かを踏んだということもないので足首を痛めてはいないのですがねぇ。
白玉椿のつぼみ
ところで、夜中に妙に暑く感じて布団を蹴っていましたが、天気予報によると朝は寒くても昼間は19度になるとのこと。半日でもこんなに気温差があると、体調管理が難しいのですよね。境内の白玉椿はそろそろ開花するようですが、気温がこれでは朝は上に羽織っても昼はそのままでいいのか考えてしまいます。と言っても、一度上に着ると脱げば寒く感ずるもの。これで11月も半分近く経っていると思うと、一体今年の冬はどうなるのでしょうかねぇ。心配です。そういえば、昨日は本堂の縁に太陽を浴びてカメムシが這っていました。初冬のこの暖かさから思い出されるのは、外に出たらカメムシが車にたかっていたというあの数年前の《悪夢》。あぁ、またよみがえってきそうです。

今朝はセコムのスイッチを忘れずに切ってから再確認するなど、十分すぎるほど意識して朝の仕事に移りました。もっとも、以前もこれほど意識していながら《ど忘れ》をしたのですから、歳のせいにして逃げてはだめですよね。
南天の実
ところで、遊歩道の立木(トウカエデ)が猛暑の後に急に訪れた寒さで色づいてきました。見た目には綺麗でしょうがいかんせん落ち葉の掃除が大変で、昨日も境内を掃き集めて袋に入れましたが道路は紅葉の絨毯のように吹きだまりになり、今朝も早くから近所のご婦人が自宅前の道路にたまっている落ち葉を掃き集めておられました。しかも、トウカエデは数十㍍にもなるとの解説が載っていますし、実際に遊歩道の立木はビルの3階まで届くほど成長しています。そのために中には街灯を隠す(設置する所には土が必要なので、立木の側になっているため)ほど大きくなったものもあります。有名な銀杏並木などでは専門の業者もあるのでしょうが、ここは地域住民に一任。しかも、横枝が通行の邪魔になるということで切ったら市の財産に対する違反とお叱りを受けることも・・・。そんなことなら南天とまでは言いませんが、いっそ他の場所に合わせてミズキに交換してほしいものです。そうすれば夏は綺麗な花が見られるし、木自体もそんなに伸びるものでもないのだから。

今朝も3時に目が覚めてトイレに行きましたが、それからがまったく寝付けず、結局4時前に起きだしてお仏飯の準備や納骨堂の開鍵等をしました。しかし、うっかりセコムスイッチを切るのを忘れて外に出てしまったので、非常ベルが鳴るなどして若院が大慌てに・・・。以前にも同じことがあったせいか私の所に来て「セコムから電話まであった」と言いましたが、明らかに怒っている雰囲気です。今回の原因は予定していなかったこと(冷凍室の受け皿に霜がこびりついていて、それを水で洗い流す)があったために失念したためだろうと思いますが、それは言い訳であり、確かに今回で2度目でもあるので申し訳ない気持ちで一杯です。
ノウゼンカズラ
ノウゼンカズラは過日の剪定で裸状態になっていますが、来年にはまた茂ってきます。しかし、今回の失敗は2度目ですし、ノウゼンカズラのように放っておいてもいいというものでもありません。とにかく「スイッチを切っておこうと思った時にすぐ切るべきだった」と大いに反省したことです。

昨日に続いて今朝も雨。と言っても昨夜から降り続いているのではなく、早朝に外に出た時にポツリと肩を打つものが・・・。その後すぐに雨になりましたが、今(6時30分)は湿り気を帯びた冷たい風が吹いているものの雨はやんでいる様子。ということは、私が納骨堂の解錠と墓参りに行った時から1時間程度の降雨ということ。私に対して何か恨みでもあるのでしょうかねぇ。
ところで、公園側の木は葉もそのまま残っているので緑の中に金色が隠れるように咲いていますが、過日に剪定してもらった台所側の金木犀は相当の長さを切り落としたものの花の部分は残してあるので、それが際立って見えます。ただ、この雨であの甘い香りがかき消されてしまっているのが残念ですがね。
キンモクセイ
それと、道路側のサルスベリも剪定してもらって丸裸になっていますが、こちら側から見ると遊歩道の立木の紅葉が借景になって早朝の薄明かりの中に浮き上がっているように見え、明るい中で見るよりも別の美しさが感じられてきます。
紅葉とサルスベリ
これで紅葉が風に吹き飛ばされて境内に散り積もらなければ最高なのですがねぇ。

昨日は好天気に恵まれて、庫裏も境内も植木の剪定も無事に終わり、きれいな中で2週間後の報恩講法座が迎えられます。ただし、遊歩道から落ち葉が舞い込まなければ、という条件付きですが・・・。そのスッキリしたところを写真に撮ろうと思っていたのに、今朝は雨。昨日の掃除の時にわざわざ洗ってくださったトイレのマットは外の竿に干してあったので夜にはほとんど乾いており、夜中は蓄熱暖房機の前に掛けていたので完全に乾燥。これは朝早くトイレに戻しておきましたが、交代で濡れた雑巾をこの竿に干すつもりが今朝の雨で❌。昨日の好天を喜ぶべきか、はたまた今日の降雨を悲しむべきかとなれば当然に昨日の好天を喜ぶべきですが、やはり濡れ雑巾も気になることです。
スイセン - コピー
まぁ、この雨でサルスベリの下で葉を伸ばしていた水仙だけでなく玄関内に置いていた鉢植えも雨に遭わせるために出してやったので、それだけでもよしとしますか。

昨日の午前中に200部ほどあったカレンダーの製本を3時間近くかけて終わらせました。本当はご門徒の何人かにお願いして完成させる予定でしたが、清掃活動もあって多忙なために申し訳なく思い、自分1人でやってみたのです。「待つよりも自分でした方が早い」という私の性格に対して坊守はいつも「自分だけでするのではなく、人に頼むのも布教活動の1つだ」と言っていたので、このことを知ればきっと怒るでしょうね。
ところで、1部ずつだと時間がかかるために「どうしたら早くできるか」と布団の中で考えた方法ですが、まず最初に数10部ずつまとめて表側に製本テープの片方(製本テープは真ん中で左右2つに剥がせるようになっている)を貼り付け、その後からカレンダーを裏返してリボン紐をセットし、残った半分のテープを貼り付けるという方法です。結果は成功でしたが、怒られるようで坊守の写真にはなかなか顔が向けられませんが・・・。
伸びたハッサク
ところで今日は清掃活動がありますが、枝が伸びすぎて今年は1個も実がならなかった八朔の木も剪定して陽が当たるように空く必要があります。でも今回は別の木の剪定も多いので、八朔は業者に依頼した方がいいかもしれないですね。

昨日は当寺作成のカレンダー(R8年版)の綴じ込み作業を、印刷等を依頼している会社の3人と一緒に2時間かけてしました。実は、この当寺独自のカレンダーの発案者は坊守で、「本山や組が作るものはサイズ的にメモ書きが出来ないから、もう少し大きな方がいい」ということから「じゃあ、我々で作るか」となったわけです。内容は当寺の行事が中心ですが、月ごとの標語とイラストもあります。標語については長年当寺の掲示板に書いていたものを記録していたのでそれを使い、イラストについては最初のうちはご門徒の絵手紙をお借りしましたが、その方が往生なさった後は私の仕事に。もっとも、絵心がないので毎年頭を痛めていますがね。そして、綴じたものに一つずつ吊り紐をつけてから製本テープを使って貼り付けてやっと完成です。
100_0208
今までは坊守から依頼された婦人会や役員の人たちが来てくださっていたので数時間で完成していたのですが、今回は寺報の発送に比して製作にかかるのが遅くなったこともあってバタバタです。明日の清掃作業の時に製作の手伝いをお願いしたいとは思っていますが、相手もいろいろと仕事があるでしょうから、急に依頼(出来たら月曜日に)してもOKが出るかどうか未定です。何とか今日1日かけてでも1人で出来ればいいのですが・・・。

明後日は毎年実施している清掃奉仕の日です。本堂と庫裏の掃除は当然として、境内にある木々の剪定もしてもらうことになっていますが去年は椿も切られたので花が少なくなりました。そこで今年は椿の剪定は禁止するつもりですが、伝達がちゃんとしていないと剪定される恐れもあるので、不安です。また今年は移植した花ザクロも枝が伸び放題になっているので剪定の予定ですが、根元から生えているものもあるので、それらは私が昨日のうちに伐採しておきました。ですから、ザクロは切り落とした枝の方を処理してもらうことになります。
花ザクロの木 - コピー
剪定した枝
今回の剪定ではノウゼンカヅラと菩提樹とサルスベリは丸裸に、また金木犀は頭を切って低くするのと同時に八朔は伸びた枝の剪定と枝の間に隙間を作って光が当たるようにしてもらうつもりです。ただ八朔の方は枝が高いうえに太いので、12月に入ってからしてもらう予定の銀杏の枝落としの時に業者に依頼した方がいいかもしれないとも思っています。代わりに今回は本堂裏にある梅の伸びた枝を落としてもらう方がいいかもしれないですね。

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