今朝は快晴。このままいけば、午前中には濡れた参道も乾くことでしょう。
ところで、昨夜は20時頃に電話が入りました。受話器を取った時に同時にもう1本入っていることに気づきましたがどうしようもなく、しかもその相手は電話料金の値下げがどうのこうのという内容。「もう1本電話が入っているので・・・」と言って慌てて切りましたが、まったく同時にかかるのは困りものです。受信装置を切り替えればいいのでしょうが、そのことを相手に伝えて次の電話を受けても、その内容によっては簡単に切り戻すことが出来ない時もあります。今回のもう一方の電話はご門徒の娘さんからのもので、坊守が対応して後から大体のことを聞きましたのでとりあえずは無事に済みましたが、「1秒違っておれば・・・」と世間でよく言われる言葉が納得できたことです。
お寺はもともと職業分類から言えば《サービス業》になるそうですが、それには関係なくどんな時でも受け答えできる態勢を整えておかなければならないので、現在は外出する時でも電話は携帯に切り替わるようにしています。しかし、大阪万博の時に世界で初めて登場した携帯用の電話がここまで世界的に普及した今は「1家に1台」どころか「1人に1台」という状態であり、名簿に記載してある固定電話の番号に掛けてもつながらない場合が増えてきました。しかも、現在はポケットに入れる形式ではなくて腕時計のようなものまであるとのこと。そう言えば、以前に街を歩きながら《独り言》のように話している人がいて驚きましたが、耳にかけてあるものが受話器だったのですね。
(写真は、新芽が出てきたヒガンバナです)