住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

今年は植物の生育も何か変です。毎年花をつけていた桜桃では小鳥が食べた姿も見ていないのに実が全く見つからなかったし、オレンジの君子蘭も蕾をつけていない。春先には椿の木も葉が黄色になったこともありましたが、梅雨間近の今は花をつけている紫陽花が2株だけ。しかも地植えのガクアジサイにいたっては花が1輪だけという有様で、鉢植えのガクアジサイにいたっては元気に伸びているのに蕾は0。鉢植えの紫陽花の剪定は昨冬にしているので時期間違いというわけではないはずなので、肥料不足なのでしょうかねぇ。なにしろ鉢植えしたままで肥料はやっていないのですから。
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しかし、地植えのものも花つきが悪いのですから、やはり昨夏の猛暑が影響しているのでしょうか?今年は5月から早々と夏日の日がありましたし、昨日も鳥取は32度近い気温でしたから、今夏も《猛暑》や《酷暑》の日々になるのでしょうか??
もっとも、そんな中で窓辺に置いているシクラメンは5月に開いてから1ケ月経っても花を咲かせているし、(この写真は5月末のものなのでまだ1輪だけですが)昨日は新しい花が開いていました。今まで何年も育てたことがあるのに花が咲いたのは初めてですよ。

昨日は携帯が10回ほど鳴っていましたが、読経中だったので当然に出られません。終わってから番号を見たら知らない番号だし、知人なら携帯に名前が出るはず。。それに法務の関係なら固定の方にかかって家の者が出るだろうし、当然に読経中だということは知っているのでこんな時にかけてくるはずもない。ということで、そのままにしました。
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最近は特に「不要品はないか」とか「電話料金が安くなる」というもの以外にもいろいろな勧誘のものがあり、昨日の午後からも防犯カメラの勧誘電話がありました。当寺は既に設置しているので断りましたが、最近は話の最初だけで「既に処理した」とか「取引先の業者に相談する」といって内容を聞かないうちに切るようにしています。「敵もさるもの」と言っていいかどうかは別として、話の内容だけでなく声音なども以前とは違ってきているので、うっかりと相手にあわせて話すととんでもないことになりそうですしね。特に相手が「警察です」と言ってかかってきたものは《要注意》です。警察が事件に関すること(逮捕されるとか)を電話で言ってくることは絶対にありませんからね。
境内のドウダンツツジも今では花が終わって新芽が伸び始めていますが、詐欺まがいの電話だけはいい加減に引っ込んでほしいものです。

昨日の草取りにはまいりました。今まで剪定した枝や落ち葉は隅に掃き集めていたのですが、それを袋に入れようとすると下からゾロゾロと丸虫が這い出てくるのですからね。別に《虫嫌い》ではないからいいのですが、蟻などのように小さなものが数をなしているのはやはり気持ちのいいものではないですからね。それに椿の下で蔓延っているミズヒキやドクダミをヤブ蚊が飛び回っている中でもぐりこんで抜くのも大変です。
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大部分は処理したのですが、伸びきっていない短い草はそのままになるなど、最後はそれこそ体力と気力が燃え尽きました。まだ台所前の草とお墓に行く道の草が残っていますが、気力の回復が優先という状態です。せめてお墓に行くところだけは今日にもしたいのですがねぇ。

5月からずっと忙しくて気になりながらそのままにしていた草取りですが、なんとか時間が取れそうです。墓参りをする度に目について「坊守に怒られそうだなぁ」と思っていた所なので、(その分だけ膝に負担がかかりますが)泰山木の落ち葉に続いて気力が萎えないうちに頑張ってみるつもりです。そうしないと週開けには雨続きとのことですから、花植えには最適でも草取りには最悪ですからね。
泰山木が次々と真っ白な花を咲かせているのを見ると落ち葉を掃き集めた苦労もすくわれる思いですから、きっとこの草取りもそれなりに「やってよかった」と思えることでしょうし・・・。
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そう言えば、挿し芽をして元気に育ってきたベコニアですが、無事に開花しましたよ。

いろいろと理由をつけて先延ばししてきた泰山木の落ち葉ですが、それでも意を決して掃き集めることにしました。しかし、一度決意するとどうしても伸びてきている雑草までも目についてしまい、結局いつものように境内に座り込んで草取りから始め、最後は木の下にもぐり込んで泰山木の落ち葉を掃き集めることに・・・。しかし、そんな時ほど電話はかかるし来客はあるしでますます多忙になります。特に電話は仕事のこともあるので出ますが、訳の分からない内容の場合にはすべて切ることにしています。
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そう言えば、2週間程前にも変な電話がありました。まったく知らない番号から始まっていたので当然出なかったのですが、ちょうど携帯に切り替えていた時だったのでのでそちらにつながってしましいました。慌てて携帯の方を見ると、なんと《アメリカ合衆国》という表示が!自慢ではないですがアメリカに知り合いなんていませんから、「これが詐欺電話か」とあきれたり笑いたくなったりしたことです。

先日は毎朝のように泰山木のことを書いていましたが、落ち葉があるとどうしても視線は下に向いてしまいます。しかし、昨日は向拝から外を見ていた時に(視線がその分だけ高くなるので)初めて泰山木の花が咲いているのが目に入りました。去年は何故か1輪も咲かなかった(気づかなかっただけ?)ので余計に嬉しくなり、「明日は絶対に写真を撮るぞ!」と・・・。その時はお参りの方を向拝の所で待っていたので、写真が撮れなかったのです。そのために今朝も早起き(4時過ぎ)して『独り言』を書き込んでいるのですがね。
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本当は「梅雨の捨て置き」と言われるほど移植には最適な時期なので挿し芽で根付いた紫陽花を境内の隅に植えてやろうと思っているのですが、「気持ちは十分にあるのに・・・」という現状が辛いです。

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去年は1株だけ花がついたクリーム色の君子蘭ですが、今年は写真のように2株に花がつきました。どうも今年は株分けしないといけないようですね。
ところで、昨日のお参りでは帰りが遅くなり、今まで何度も経験していた夜の運転がこんなに怖いものだということを思い知りました。今までは郊外に出ても戻りは町中を走らずに山陰道等を走るのですが、さすがに夕べは明かりの多い道を選んで戻ることに。そのせいではないでしょうが、速度も出していないのに何かに引っ張られるような運転感覚になって制限速度を守るのに苦労しました。そのためにいつも以上に横断歩道や前の車のテールランプなどに注意をはらいながら必死でハンドルを握っての運転になり、帰宅した時には本当にホッとしたものです。本当に《雨と夜の運転》には要注意ですね。

相変わらず朝方の空気が冷たくて、まだ1枚羽織らないと動き出すのが辛いです。今朝もそう思って着たのですが、今度は暑く感じられる始末。そのため、今の時間は4時46分ですが、この欄を書き終えたらベストを脱いで仕事に取りかかることになるでしょうね。
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ところで、隣の公園ではニシキウツギがその名のとおりに赤白桃と色鮮やかに満開になっています。もともとこの土地は当寺の境内地でありながら、鳥取大火後に市に取り上げられて寺に何の説明もなく《公園》と登記されたもの。こんなことは当寺だけでなく罹災した寺院の殆どに隣の公園があるのはそのためですが、このニシキウツギは今は亡き先代(亡母)が「火事で何もなくなったが、せめて境内に花が咲いてくれたら」と言って植えたものです。それが何とか根付いて花が咲くようになったのですが、その花は白から始まって時間が経つにしたがって赤色を濃くしていくので、散り落ちる前は赤黒い色になり、少し触れただけでもパラパラと落ちていきます。離れて全体を見ているととても綺麗なのものですよ。ただ気を付けないといけないのは、蟻が枝のあちこちを這っているということ。綺麗だからと思って枝を切って持ち帰った時に、蟻が家に入り込む、なんてこともありますからね。


境内に出て目につくのは、やはりグングンと伸び始めている木々の新芽。そして、逆に散り始めている泰山木の古い葉。この泰山木は初夏になると新しい枝の先にメロンほどもある大きくて真っ白い花を咲かせる(開花すると直ぐに散ってしまう)のですが、その前にまるでユズリハのように古い葉を落としてしまいます。しかもその葉は大きいだけでなく固いので、特に植木の中に散っているものを掃き集めるのも大変です。今年も5月初旬に一度木の下にもぐり込んで綺麗にしていたので、ここ数日の落ち葉を見るとゲンナリします。何しろそこには椿や躑躅などが何本も植えてある場所なので、小型の熊手を使って集めるのもそれこそ「もぐり込んで」という姿になります。しかも塀の側には小石が撒いてあるので熊手もあまり役に立たず、本当に膝に悪い姿勢で(古い葉を)掃き集めるのは《苦役》そのもの。泰山木の落ち葉を毎日見ている今は、家を囲むようにあちこちに木々を植えていた亡母がうらめしいことです。でも、咲いた花を眺めるのは確かに楽しいものです。
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ついでに、お供えとして送られてきた百合で茎が折れていた蕾ですが、小さな瓶に入れて坊守の写真の前に置いていたらちゃんと開花しましたよ。写真は今朝まだ暗い時に窓辺に置き直して写したものですがね。

5月も今日で終わり。朝方は寒くて1枚重ねても昼近くになると暑くて脱いだりという日が続きましたが、これからはジメジメした日を送るのかと思うと、ますます憂鬱になります。特に夜具について冬物なのか夏物なのか困ったことも何度かありました。そこで「どうせなら冬物を仕舞ってしまおう」ということで、昨日は思い切ってコインランドリーに(ついでに夏物も一緒に)掛け布団を持って行って洗濯・乾燥のスイッチを押してきました。と言っても機械の使い方が分からず、ウロウロしていましたが・・・。なにしろ今まで行っていた店とは違ってすべて画面の操作から始まることも分からず、偶然にやって来た店の人に聞いてやっと操作が出来ましたがね。
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昨夜は少し寒い感じがしたので冬物を掛けましたが、やはりふわっとしていい気持ちでした。今日はそれを仕舞って夏物に交換しますが、もしも冷え込んだら困るので、坊守が作ったパッチワークの上掛けも準備しておきます。
この百合は義母から「娘(坊守)にお供えしてほしい」と送られてきたものです。部屋がいい香りで満たされています。

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