住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

いよいよ今日で10月も終わり、あの「命に関わる」猛暑から一転して毎朝「寒い」という言葉が出るようになりました。さすがに今週から上に1枚ベストを着ていますが、昨夕はそれでも寒かったですね。しかも早朝の天気予報では松江の最高気温が16度とのこと。ということは鳥取も17度前後ということなので、今朝は慌てて引き出しから毛糸のベストを出してきました。なんとなく背中は暖かく感じますが、ベストですから腕は長袖のままだし首元も冷え冷えと・・・。本当に急に冷えてきたので、早くもストーブが恋しいことです。でも、その前に灯油を購入しないとダメですがね。
剪定した裏のボタン
ところで、坊守の三回忌に併せて義母から「優子の好きだった赤いバラを供えてやって」と頼まれたので深紅とピンクの2種類を購入し、深紅は玄関の写真に、ピンクは寝室の写真に(その時の写真は撮り忘れていました)飾りました。勿論、義母はそれを見て喜んでくれましたが、ピンクのバラは最近首を垂れ始めたので今は逆さにして乾燥させています。その後は一周忌の時のバラと一緒に部屋に飾るつもりです。また、玄関に置いていた深紅のバラは交代して寝室に活けていますが、これも水を落としたら乾燥させて一緒にする予定です。
裏庭のボタンはフェンスの工事前に山椒の木と一緒に剪定しましたので、前のうっそうとした面影はありません。ブロックは撤去したので、フェンスの取り付け工事はこれからですね。

昨日は2週間ぶりに膝の治療(と言っても、触診と注射)に行き、ついでと言っては何ですが、インフルエンザの予防注射もしてきました。そのせいは思いませんが、今朝は頭痛がしています。体温は平熱の36.5度ですので今までの疲れが出たのと気温のせいかもしれません。夜は今までの掛け布団に坊守が作っていたパッチワークの上掛けをしていますが、夜中に少し暑くなったので布団を蹴ったのが原因かも・・・。
ツワブキ
いよいよ残り2日で10月も終わるために掲示板を張り替えないといけないし、納骨堂の供花は朝早くまだ暗いうちに取り替えましたが三回忌法要で活けていた本堂の供花の手入れもしないといけないので、今日も一日中動き回ることになります。この多忙で頭痛を忘れるかそれとも治まるかは、それこそ《未知の領域》なのでさっぱりわかりませんがね。
ところで、晩秋から初冬にかけて咲かせるツワブキが、山門前でも花を開きました。「ツワブキも蕗の仲間だから食べられる」と聞いていますが、一体どこが食用になるのでしょうかねぇ。

今日は29日ということで《肉の日》とのこと。冷凍庫には以前に購入した豚のバラ肉(1~2人分)が入っていますが、まだピーマン等を入れた炒め物を作る気になりません。店屋物が多くなっている食生活なので出来るだけ自分でも料理をしようと思って頑張っていますが、最近はなぜかすぐに行動に移れなくなっています。朝食のたびにトーストに塗っていた手作りジャムも残り少なくなってきたのでそちらも何とかしないといけないと思いつつ、これもサッと動けない。この夏は戴いたトマトや西瓜を使ってジャムを作るなど、《開拓精神》を発揮して頑張っていたのですがねぇ。最近は忙しすぎたことも原因の一つだとは思いますが、やはり体力と言うよりも結局は気力の問題なのでしょうね。
しくらめん
私は1月28日生まれですからあと2ケ月後には78歳になりますが、この78歳というのは亡母から1年と1日後に後を追うようにして往生した父の歳でもあるので、余計に気になるのかもしれませんが・・・。1年前に戴いたシクラメンはあの猛暑を乗り切って今日も花を咲かせていますが、これでは「花にも負けている」ということなのでしょうか?

今月も残り少なくなりましたが、月末ということは会計処理もあるということ。今月は坊守の三回忌法要における引き出物の注文意外にも本堂や床の間などあちこちに活ける供花の注文と受け取りに奔走したり、お参りしてくださったご門徒方にお渡しする記念品とお菓子を準備したりとバタバタしていました。準備が終わったのも法要当日の午前中でしたしね。そして、法要後も支払いや振込もありますから、領収書や会計簿への記録も忘れないようにしっかりとする必要もあります。つまり、いろいろなことで気が抜けなかったということですが、それに加えて(法務は当然に)11月に勤められる報恩講法座の案内や寺報の作成と発送作業なども重なっていましたので、猫の手だけでなく出雲に集まっている神々の手も借りたかったほどでした。
キンモクセイ
しかし、それも今日を入れて残り4日間。最終日まで気が抜けないことですが、山場であった坊守の三回忌も無事に終わりましたので、日帰り温泉でゆっくりとお湯につかりたいものです。月末まで多忙なので多分無理ですけれどね・・・。
そう言えば、金木犀の蕾がふくらんできて、夕べはかすかに香りが漂っていました。もっとも、今朝の雨でその香りも消えそうですがね。

昨日は第3Pまで車を取りに行って戻ろうとすると、突然の雨。その前に小雨が降っていたのですが、まさか乗った途端にザーッと来るとは思いませんでした。しかも戻って少しすると収まってくる。熱帯のスコールのような土砂降りではなかったのですが、なんとになく夏の夕立に似た感がありましたね。しかし、10月も残り4日となったのに周りには紅葉や金木犀の香りがありません。確かに遊歩道の立木からは毎日のように色づいた落ち葉が境内にも入り込んで困っていても立木全体が紅葉しているわけではないし、毎年10月中旬になるとあの甘い香りがどこからかた漂ってくるものですが、当寺の金木犀も今年は全くと言っていいほど花芽がなく、当然にあのかぐわしい香りもありません。前述の降雨ではありませんが、あまりにも長かった猛暑期間とともに40度という「命に関わる高気温」の日々といい、「日本にはもはや秋は存在しない」と考えたくなるのも仕方ないことです。それでもサクランの挿し芽は窓辺で元気に育っていますがね。
サクラランの挿し芽
ところで、メニューの横に「春夏冬」と書いてた紙を貼っていたお店を以前に見たことがありましたが、この日本語独特の洒落がわかりますか?

昨日の三回忌には娘夫婦も沖縄から戻ってきましたし、親族だけでなく仏教婦人会の方々もお参りになり、「小雨が降るかも・・・」とは思いましたが、無事にお墓参りも出来ました。次は七回忌になりますが、その時には私は81歳ですし現在94歳の義母も体力的にもう無理と思われます。そこで私は法話ではなく坊守との出会いから46年間に及ぶ思い出を話し、「両親や祖父母、そして叔父夫婦に一人前の人間として育てられましたが、嫁いだ後は10年も経たないうちに母の突然の往生によって坊守としての仕事と責任が加わり、さらに父の看病と母の後を追うようにしての往生。さらに母がしていた仏教婦人会という組織での仕事も加わりまし。そのような中で私は教員としての仕事があって昼間は家にいないという状態でしたが、多くの人たちに助けられながら今日まで乗り切ってきました。」などとともに、坊守をかわいがってくれた祖父の最後に間に合わなかった悲しみを理解し、坊守を慰めてくれた時の私の母の言葉(私以外は誰も知らない)なども話しました。この機会を逃したらもう伝える時はないでしょうからね。そして、最後は義母からお参りくださった方々へ向けて「次は無理ですから、今ここで」と感謝の言葉を伝えられ、お墓参りに移って今回の三回忌法要を終わりました。
白玉椿のつぼみ
私との電話では何度も「逆縁は辛い」と言っておられた義母でしたが、同様に私も寂しいのですよ。椿は次の花を期待させる蕾をつけていますが・・・。

昨日は境内の利落ち葉掃きも含めて準備万端と言いたいところですが、なにしろまだ今朝の様子を見ていない(今は5時25分で外は真っ暗)ので何とも言えません。しかし、懸案だった根元が腐って倒れそうになっていたザクロの木を伐採していただいたので、その分は安心しています。元気に新芽を伸ばしていましたが、幹自体は水が回っていないのか元気がなくてすぐに切れました。そして、その後に残った幹を揺り動かすと見た目以上に根元がひどく、バキバキという感じで崩れてしまいました。根っ子は取り除くことは出来ないのでそのままですが、これではもうひこばえも出てこないでしょうね。亡母がザクロ酒を作って振る舞っていた木ですから寂しいことは否定しませんが、これでお墓には倒れかかることもなくなったのでよしとしましょう。この写真は以前にも載せましたが、最後にもう一度・・・。   
100_0141
いよいよ今日は坊守の三回忌法要です。義母も高齢ですし次の七回忌は私も80歳を超えているので、私が元気で勤められるのも今回が最後と思っています。いろいろと愚痴を言いながらもなんとか無事に勤めたいものです。

昨日はご門徒のお母さんの葬儀があり、予約している供花の受け取りに行く時間がありません。しかし、たまたま葬場が花店の近くだったので「花を会場まで配達してもらえないか」と頼んだところ快諾。それを事務の人に伝えて預かってもらいましたが、葬場の人も「荼毘の時間もありますから、お寺まで戻られる頃に持参しますよ」とのこと。しかも持参された時は花が水を落とさないように配慮されていて、改めて感謝しました。夕食後は仏間の床に活けたり、「坊守に供えてほしい」と義母から依頼されているバラは玄関と寝室の写真に供え、さらに本堂にお供えする花を花瓶に挿したりしていましたが、それだけでも時間がかかったので本堂の供花は翌日(今日)にまわしました。そのために今日も4時過ぎに起き出して納骨堂の解錠やお墓のお参り等々をしてから朝食。あっ、洗濯機も止まったようなので、それを干してから本堂の供花の生け込みに取りかかります。
あきあきね
いよいよ明日は坊守の三回忌法要の日のために今日は一日中生け込みや掃除等で動き回ることになりそうですが、次の七回忌は私も80歳を超えてしまうので今回のように動けないでしょうから、今日1日は体力と気力の続く限り頑張るつもりです。アキアカネくん、そんなところで休んでないで、ちゃんと応援してくれよ。

明後日は坊守の三回忌法要が勤められるので、その準備の一環として今日は予約している供花や供物を受け取りに行くことにしていました。しかし、寺院は職業区分ではサービス業に組み込まれており、相手によって臨機応変に動かざるを得ないことも多々あります。そのために「23日に受け取って生け込みをし、24日は最終確認」という計画の実践にも無理が生じています。いつもはこんな時ほど坊守の存在をありがたく思っていたものですが、結局は膝の状態も忘れて1人で走り回ることになります。でも仕方ないですよね、その肝心の坊守の三回忌法要なのですから・・・。
ホトトギス
あの日から2年が経ちましたが、「もう~」なのか「まだ~」なのかが決められないで心の中では2つが交互に浮かんでくる現在は、「時が解決する」という言葉だけは存在さえしていません。
ところで、この欄を打ち込んだ時に「あれ?」と。と言うのは、昨日はアキアカネの写真をつけて書き込んだはずなのに、写真の欄に残っているのは21日分の赤の秀明菊です。慌てて記録を見ると、22日の分が保存されていないという結果!考えられるのは《保存》スイッチを押さなかったという大チョンボしかありませんが、「まさかアルツハイマーの入り口では??」と思うと不安が増大することです。

今朝《も》早起き(3時半)し、4時半頃に寺報と報恩講法座の案内を宅配してくださるお宅に届けるために家を出ました。その時には降っていた霧雨も帰寺した時は止んだので助かりましたが、とにかく寒い!1週間前から上着を長袖のTシャツにしていますが、今朝は今までよりも冷え込んだので、戻ったらベストを上に羽織ったくらいです。しかし、それ以上にあわてたのが、お墓参りをした後に躓いて右膝を打ったこと。何しろ歩く時に膝がしっかりと上がらないうえにまだ暗い中だったこともあって出っ張りに草履がひかかったのですが、しばらくの間は痛くて泣きそうでした。今(7時40分)はなんとか痛みも収まっていますが、今週末は坊守の三回忌を勤めることになっているので(インフルエンザの予防接種も来週に予定しているくらいですし)、くれぐれも油断は禁物です。
秀明菊・赤
とにかく、こんな時こそ花を愛でて落ち着くことにします。今日はイチョウの下で咲いている赤い秀明菊です。

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