住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

昨日は親戚から筍を戴きました。ちょうどご法事の時だったので、玄関に置いてあった筍で初めて気づきました。すぐに電話で礼を言いましたが、問題は調理の仕方。皮を剥き、大鍋に水を入れて煮るまでは坊守を見ていて分かっているのですが、それから先は?とりあえず水を加えながらアク取りに励み、それが出なくなってから火を止めてそのまま一晩鍋の中に・・・。とりあえず今日はネットで筍の料理方法を調べてみます。(あっ、筍の写真を撮るのを忘れていました)
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今日の写真は、水を抜いた睡蓮鉢(火鉢)の中にしました。今朝は2週間振りの膝の治療(注射)に行くので、今日の『独り言』はとりあえずここまでにします。

昨日の本堂でのご葬儀では、葬儀社の人達が大勢でセッティングから片付けまでされたので無事に終わりました。その意味では確かに会館の方がこちらも楽ですが、それでもやはり皆様と一緒にご門徒がいつもお参りしておられた本堂でお勤め出来たということは、寂しいと同時に如来が側におられるように感じられて、お参りの皆様も喜んでおられるたのではないでしょうか。現在は車社会ですから、当寺の駐車場は2つとも満杯だったてようですがね。(近くに市営Pがあるので、助かっています)ただ、最後に流された『思い出の写真』を見させていただいた時には念仏奉仕団で本山に行かれた時のものもあり、それには坊守と一緒に懐かしい顔の方も大勢おられたので、胸にこみ上げるものもありましたがね。(今日の写真は本堂から見えるキリシマツツジの写真にしました)IMG_3849
いよいよ今日あたりからGWに突入するので旅行に出られる人も多いことでしょうが、寺院は職業分類ではサービス業ですから反対に多忙になります。もっともこの時期は田植えなどで忙しい時期でもあるうえに昔と違って「皆がいるからご先祖の法事を・・・」ということもない時勢なのでお寺もそんなに忙しくはないのですが、やはり寺院を留守にするわけにはいきませんよね。

ここ数日の気温はあいかわらず高低差(特に室内が寒い)が厳しくて、なかなかエアコンが切れません。そんな中にも草花は元気ですね。何か《一気に》という言葉がふさわしいほど成長が早いです。境内でもつい数日前までは「やっと新芽が出始めた」と思っていたのにもう花芽が伸び始めているものもありますから、来週にはそれこそ《一気に》開花することでしょう。
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そう言えば、一昨年から冬になったら球根を日陰に置いていたアマリリスですが、去年(今回は気力不足で球根だけに出来なかった)は夏場から球根を太らせるために鉢に植えていたままにしていたものも葉を伸ばし始めています。アマリリスは毎年坊守が球根を手に入れていたものを私が水耕栽培で咲かせていたですが、坊守がいない去年は古い球根を何とか太らせて咲かせました。(もっとも、茎も短いし花の数も1輪だけでしたが・・・)そんな花ですので、今年の初夏はアマリリスの成長が別の意味でも楽しみですね。その写真はまた後日に・・・。

今日と明日はご門徒のご希望で本堂で葬儀が勤められます。ご葬儀となれば大勢の人がお参りに来られるためにキャパの問題も当然ですが、それを裏で支える人とともに近年の車社会による駐車場の問題等もあり、それらの理由から殆どが会館を利用なさるようになりました。しかし、現在では10数台分の駐車も可能ですのでお寺でもご葬儀はできますし、実際に当寺も今までも何軒か本堂で勤めさせていただきました。問題なのは鳥取はご法事を本堂で勤められる家が多いためにその日に重なると受けることが出来なくなることなので、調整も大変ですが・・・。
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今回の方は先代から坊守役を受け継いで初めて回ってきた因幡組仏教婦人会の当番寺院であり、そのために委員長を当寺から依頼した時に快諾してくださった人です。今は亡き坊守に代わって心から「ありがとうございました」とお伝えします。そして、お浄土でまた坊守にお会いください。

昨日の仏婦研修会はあらかじめ白板に『顯浄土真実教行証文類』と書いておき、それが『教行信証』のことだということから入ってその4字の意味を解説しました。そして、その書の中にある『正信偈』から親鸞聖人が阿弥陀如来の《光》の尊さと《念仏》に込められた如来のお心を説き、自らを「煩悩の塊」「凡夫」と称された親鸞聖人が「それらを疑うことなく信じて報恩感謝してほしい」と伝えておられるということを話しました。もっとも、毎回のことですが脱線したり突然に話題が変わったりすることも多い私の話(若院に言わせれば「国語教師だから、わかりやすいことをわざと難しく話す」のだそうです)ですから、どこまで無事に伝わったかが不安ですが・・・。
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過日黄色になった葉を落としたり、枝を数箇所剪定してやった椿ですが、こんな綺麗な花をつけました。でも、どうして人間はこの花のようにストレートに自分を伝えられないのでしょうかねぇ。

昨日は何度か買い物に出ようと思っていたのですが、その度に来客。結局出られなかったので、代わりに今日の仏婦研修会の準備をしました。と言っても本堂の供花は済んでいるので、研修会後に皆が集まる居間の清掃と準備。直ぐに終わりましたけれどね。今朝は2時頃からしばらく寝つけず、仕方なく『浄土真宗辞典』を持ってきて内容の確認をしているうちにやっと眠れたと思ったら4時過ぎにまた目が覚めてしまいましたので、今度はそのまま起き出してこれを打ち込んでいます。
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どうもこの1年は生活時間(特に食事時間と睡眠時間)が規則正しくなっていませんが、やはり《1人生活》が根底にあるのでしょうね。ささぁ、今日の仏婦研修会はどうなりますかねぇ。
今日の写真は、雨に打たれて倒れかけているスズランにしました。

昨日はこぬか雨とでも言うのか、まるで梅雨を思わせるような細かい雨が朝から降り続きました。実は、こんな雨ほど気づかないうちに濡れそぼるものですが・・・。なにしろ「傘はいいか」と思うような雨ですからね。そんな雨に濡れている車を見ていると、思い出したものが・・・。
実はバタバタした1年だったもので一度だけ手洗いしただけですませていたのですが、先日は窓が汚れているのでワイパーを動かすと何かザラザラした音が!(その時は法務等で時間がなかったので)天気のいい一昨日に慌ててホースを使いながら庭で洗車をしたのですが、いつも坊守が「あなたが車を洗うと必ず雨になるから、止めてほしいのだけれどね」と言った言葉がまた思い出されて、苦笑いです。
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庭では雨を受けて元気に育っている石蕗もあるのですがねぇ。

昨日は前日に予定していたとおり朝方にイチハツを切り、本堂の供花の後で床の間に活けました。もっとも、いつものように陰陽の形と葉組に悩みましたが・・・。しかし、本当にイチハツの開花はあっという間です。3~4日前はまだ蕾だったのに、今では半分以上が開いていますからね。これでいけば、来週には2番3番の蕾まで次々と開くことでしょう。
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そんな中で前庭ではカンゾウの葉が育っています。去冬に思い切って周りを覆っていた葉を抜いてしまったのがよかったのか今春は上だけでなく横にも葉を広げ、「カンゾウってこんなに葉が広かったかなぁ」と驚いている次第です。納骨堂前では鉢植えの紫陽花がグングンと伸びているので石碑の陰から前に出してやりましたし、去年挿し芽をしたものも元気に根を張っているので、これも植え替えてやりました。(元気がないのは私だけ?)

最近はまってことは、PCの画面に写真を貼り付けること。使い始めた頃は内蔵されている画面そのままでしたが、一度写真に撮っておいた小物や花を画面に使うと季節感やいろいろな思い出もあり、結局それを使うようになりました。しかし、いくらそれらを使いたくても色や配置によってはデスクトップの画面に入れている標題が隠れてしまったりして見にくくなるとダメですが、今回は坊守が窓越しに見て喜んでいた牡丹にしました。開きかけの赤と奥に見えるイチハツの白がきれいです。
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今日はこのイチハツを切ってきて、久しぶりに床の間に活けようと思っています。

これが亡母が言っていた黒椿です。
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ところで、昨日も初夏なのかと思うほど暖かくて白衣は合物に交換しました。しかし、白衣のように簡単に交換できるものはいいのですが、問題は夜具。今まで使っていたのは暖かい毛布に坊守が作ったパッチワークのカバーだけですがさすがにもう暑すぎるので、以前使っていた掛け布団に交換。でも、それも夜中にはぐってしまうほどだったので、結局朝起きると同時に春夏兼用の掛け布団を出しました。本当に最近の気温は服だけでなく夜具にも気をつかうので、熟睡出来ないことです。まぁ、最近は2~3時間毎に目が覚めているのでいいのですがね。

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