住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

窓辺のシャコサボテンの花がそろそろ終わりなので、指示してあるとおりに剪定しました。ただ、どこまで切っていいのか分からないので1茎から数枚程度しか切らなかったですが、その是非が分かるのは半年後でしょうね。その間はこのまま窓辺に置くのか外に出した方がいいのか不明ですが、今日の最高気温が初夏とはとても言えない《29度》とのことですから、いくら乾燥に強い植物とは言っても外に置くのは不安になります。なにしろ、人間でも体調を狂わせているほどの異常な気温差の毎日ですからねぇ。  
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ところで、裏庭に咲いていた牡丹の横から茎を伸ばしていた芍薬ですか、全部切って花瓶に活けていたら見事に開花しました。
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坊守も綺麗だと思ってくれていたらいいのですがね。

沖縄よりも早く南九州が入梅になったとのこと。こんなことは今まで数える程しかなかったとのことですが、そのせいではないでしょうが鳥取も土曜日は湿度が高くなりました。厳寒や猛暑も大変ですが、実は私の一番苦手な時期がこんな気候なのです。そのせいではないでしょうが、夜中に目が覚めた時には首筋や肩がガチガチになっていて頭痛も・・・。「日本には四季がある」から「近年は春も秋もなくなったような気候になっている」と言われるようになりましたが、どうも梅雨だけはなくならないようですね。もっとも近年は《ゲリラ豪雨》に名前が変わってきているようですが。
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そう言えば、昨日車を移動させた時に「ボディーに薄茶色のシミが付いている」と思ってよく見るとあのカメムシでした。それに気づいて思わず吹き飛ばしましたが、家に入った時のためにガムテープの準備が必要不可欠ですね。

今年は九州が沖縄よりも早く梅雨入りしたとのこと。そのせいか昨日の午前中に降った雨で空気が湿っぽく、「これでは冬物の法衣は絶対に無理」と思って急いで《衣替え》しました。それでも午後からの納骨堂法要では下着が汗びっしょりになりましたがね。
今年の納骨堂法要は寺報に記載だけで葉書でのお知らせをしなかったためか参拝者は少なかったのですが、皆様に本堂では『正信偈』を唱和していただき、その後の納骨堂での焼香もしていただきました。蒸し暑さの中で勤めたこともあって今年初めて(扇風機はセットしましたが、エアコンはいくら何でもまだ早いと思い)向拝側の入り口を開放しての法要となりましたが、涼しい風が入ってきてホッとしました。
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ところで、こんな霧雨が降る中ではやはりこの花の方が似合いますよね。これは坊母が大切にしていた3寸アヤメで、松の木の公園側に咲いています。

今日は当寺の納骨堂に安置なさっている方々の合同法要が勤められます。毎年多くのお参りがあるのは嬉しいことです。
もともと鳥取大火までは本堂の側に墓地があってお参りなさる方々の姿がいつも見えていたのでしょうが、大火後の墓地の強制移転によってそんな姿もなくなりました。「子どもの頃はいつもここで遊んだりしていたのですよ」と古老の人達から話を聞いたこともありましたが、現在そんな姿を覚えているのは火事後に公園として没収された境内地に立っているムクの木だけ。そんな時代の流れがあったからこそ、納骨堂の入り口の上に掲げられている「倶会一処」の言葉のもとに懐かしい人を偲んでお参りされる方々の姿はありがたく嬉しいことなのです。
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本山の明著堂とは当然に規模も違いますが、それでも多くの方々のお力があったからこそ建立出来た納骨堂『しうんざん廟』は、み仏の教えに向かう場だけでなく懐かしく大切な人に会える場でもあるのです。

昨日のご法事、向拝の戸を開けて網戸にしての読経になりました。本当に一足飛びの夏日ですから、周りの準備も体調も整いません。いい加減に《衣替え》しないと、下着・襦袢・白衣・色衣+五条袈裟という法衣では汗が流れてきます。もっとも、替えても枚数は変わらないし、夏物と言っても法衣は江戸時代のような製品(とても高価で手が出ない)ではないので結局は一緒ですがね。
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そう言えば、昨日の新聞に「今夏は稲につくカメムが大量発生するかもしれない」という記事が載っていました。冬に寒気が訪れて積雪もあったので安心していたのですが、最近の高温で卵の孵化か早いそうです。そうなると、米価のことに加えてまたあのまとわりついてくる大群に悩まされそうです。

真夜中に目が覚めてからまったまく寝つけず、仕方ないので洗濯物を取り入れたりして過ごすうちに体が冷えてきたので3時半頃にまた布団にもぐり込みました。すると今度はそのまま眠りにつき、目が覚めたら5時前。体は正直ですね、1時間半ほどでもぐっすりと眠りました。やはり昨日の裏庭の草取りがひびいたのでしょう、まだまだ気になる所はあるのですが、しばし休息です。
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ただその時に納骨堂前の石碑横に置いているセキコクが白い花をつけているのを思い出したので、これを書き終わったらカメラを持って写しに行きます。ビッシリと咲いている紫蘭(写真はその1本です)を見るのも楽しいものですが、1輪のセキコクを見るのも楽しいものです。まさに《戦士の休息》ですね。

昨日の車中はまるで温室。5月から白衣は合物にしていますが法衣はまだ冬物のままですから、読経中は額には汗が浮かんでいました。しかも、「明日の最低気温は13度(例年並み)で、最高気温は28度」とのことですから、15度という気が遠くなるような気温差です。
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法務から戻ってエビネランや紫陽花の鉢植えと一緒に睡蓮鉢(火鉢)にも水を入れてやりました。まるで一気に夏になったようで、このまま行くとどんな《猛暑》になるのか予想も出来ません。本当に体力の限界を超えるのではないかと不安になる程の昨日の急激な暑さでした。

境内には大きめの火鉢を2つ置いて睡蓮を植えているのですが、この前片方を底まで土を取って苗も2つだけにし、昨日はそれにタップリと水を張りました。毎年の猛暑で水がお湯状態になってメダカが4匹残っただけでしたので「深水にすればいいのでは?」と考えたからです。残念ながら家に持ち帰ったものも残り1匹になったので水を張った火鉢にはメダカは1匹しかいませんが、その睡蓮が水面まで大きく育ってくれればいい《日陰》になるのですがね。なお、もう一つの火鉢は水がなくなりかけているので、こんな時ほど雨が恋しいことはありません。
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水を張った火鉢の側ではテッセンが細いながらも伸びて、今は2つ蕾を点けています。

デスクトップの背景を牡丹からカラーに代えました。義母に《母の日》に贈ったものと同じものを坊守のために購入したものです。坊守の写真の前は娘が贈ってくれたブーケを飾っているので私が贈ったものは残念ながら窓辺ですが、それでも写真の正面ですから、それで許してくれるでしょう。
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一昨日の大風で遊歩道の立木から吹き落とされた葉っぱが境内に散乱していたので昨日は早朝に掃き集めておきましたが、それでもまだ参道の周りに残っています。最近はミズキを植えている所も多く見られますが、ミズキはそんなに大きくならないし花も綺麗なので見ていてもホッとしますが、遊歩道の立木はまったく迷惑な存在です。どんどん伸びて時には街路灯を隠してしまうこともありますが、一番やっかいなのは落ち葉!秋だけでなく今回のような大風(台風は当然)でも道路や境内は落ち葉で覆われてしまいます。しかもその後片付けは住民任せですから・・・。説明会で住民があれほど「広すぎる」と反対した遊歩道も「既に計画されている」との一言で実行されましたが、本当に将来のことを考えない《目先の行政》だということがよく分かることです。
ついでに、ツツジが枯れて裸になっている花壇にはこんな花がひっそりと咲いていますよ。

5月の第二日曜日は《母の日》。昨日娘から私宛に花が届いて驚きましたが、LINEすると「私からお母さんに贈った」とのこと。私自身も以前から毎年義母に贈っているし、よく考えれば当たり前なのですよね。娘には直ぐに坊守に代わってお礼をLINEしました。
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ところで、私たちもずっと前から義母に《母の日》になると花を贈っていますが、今年は(私と坊守からとして)色を変えた2種類のカラーにしました。カラーは球根ですから花が終わってもまた来年に芽吹いてきますからね。最初は「お母さんはテッセンが好き」と坊守から聞いていたので色を変えながらテッセンにし、次は種類を変えて紫陽花にしていました。そのテッセンがうまく根付き、先日「今年も花をいっかぱい咲かせました。優子がいるようです」との電話を受けましたが、「娘が今年も来てくれた」と思っていただけるのとともにその奥にある悲しみと寂しさが伝わってきて辛かったことです。
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なお、私も坊守のために1鉢購入して部屋に飾っていますよ。鉢植えの世話をするのはいつも私ですがね・・・。

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