住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

最近の趣味(?)として、PCのスクリーンセイバーにその時撮ってきた写真を使うようになりました。前回は一輪咲いた秀明菊でしたが、今は茎をぐんと伸ばして今にも開きそうな彼岸花にしています。ただ、画面にはデスクトップ内に記録しているもの名前が記載してあるので、それがちゃんと読み取れないような写真は困るので選んではいますがね。数世代前のPCの時は最初からPC内に保存してあるものを使っていましたが、機械が変わると使用法方も変わってその都度機械音痴は右往左往することになります。そのため、逆に新しく「こんな使い方があるのか」と分かると、面白くなって何度も使いたくなるもの。たまにはそんな《お遊び》もあっていいですよね。
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蛇足ですが、室内に置いている鉢植えのベゴニアが咲いたので、今日の写真はそれにしました。

当寺の仏婦研修会はお盆の月と報恩講法座がある8月と11月は除き、原則として(事情によって5月から)第4金曜日にあります。そのために先月はなかったので、今日が2ケ月振りの研修会です。しかし、やはりお盆月をまたいでいたせいか何となく疲れが残り、今日のテーマもなかなか決まりませんでした。やっと「釈尊の生涯」ということに落ち着きましたが、それも導入から結論までの流れがなかなかまとめられず、結局は《出たとこ勝負》になるのかもしれません。
そう言えば、先日ここに書いていた彼岸花の新芽ですが、昨日の朝に見ると倍近い丈になっていました。朝方に境内の落ち葉を履く時に「昨日のスピードから考えて15㎝を超えているのかも」と思っていたところが既に30㎝近くまで伸び、しかも既に蕾が開きそうになっています!
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このまま行くと明日には開花しているかもしれませんが、まぁこれも彼岸花の特徴ですからね。
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ついでに、山門の右側にある歌碑の側にも小さな芽が出ていましたよ。まだ咲いていない彼岸花ですが、今日はその写真にします。

被写体を探して境内を歩き回った時に双子のように並んで生えている彼岸花の芽を見つけたわけですが、株をいただいた時に「突然に芽が出てきますよ」と言われたとおりで、今まで影も形もなかったのに本当に「えっ?」という感じで頭を出していたのです。それが一気に伸びるのですから、今朝は一体何㎝になっているのでしょうかねぇ。まだ今(5時15分)は暗いので外に出ていませんが、楽しみです。
ところで、「一気に伸びる」彼岸花とは逆に、あれほど枝全体に花を咲かせていたサルスベリの方はまだパラパラと咲いてはいるのですが、今は一気に花が消えてしまったようになっています。
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今週の予想最高気温はまだ30度を超えていますが、目に派見えなくても秋風が吹いてきていると言うことなのでしょう。「四季から秋はなくなり、もう『暑さ寒さも~』は過去の言葉か」と思っていましたが、やはり秋の気配はあったのですね。

やっと30度を下回るようになったと安心した途端、今週は31~33度の繰り返しとのこと。一体いつになったら秋風を堪能出来るのでしょうかねぇ。お彼岸も今日までなのに、「暑さ寒さも~」はもはや《過去の遺物》的言葉になってしまったのかもしれません。昨日見つけた彼岸花の隣に新しく2本も頭を(しかも、昨日の茎よりも倍の長さ)出しているのを見つけましたが、この2本もいい加減にしびれを切らしているのかも・・・。しかも、この時期には金木犀の香りもしてくるはずなのにその影も形もないのですから、もはや「~風の音にぞ驚かれぬる」という和歌などは、これからの学生達にとっては理解不能なものになるのかもしれませんね。
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今頃になると花の形を残したまま枯れてしまった紫陽花もあってそれもまた趣のある姿なのですが、今年はそんな紫陽花は1つもなく、あっても猛暑と水不足でこの写真のような姿です。

猛暑の夏から厳しい残暑と続いた今夏でしたが、昨日は初めてエアコンのスイッチを入れることなく扇風機だけで過ごせた1日でした。これで「やっと秋になった」ということなのでしょうが、去年までなら「そろそろ扇風機をかたづけないといけないかなぁ」と考えていたはずなのに、今年はとても無理でしょうね。今朝もまだ暑さが居残っているような気配を感じていますから・・・。そう言えば、公孫樹の下では彼岸花が芽を出していました。これからアッと言う間にグングンと伸びていくのでしょうね。
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しかし、特に能登の人達にとっては本当に大変な年で、この豪雨でやっと身を落ち着けたと思った途端にその仮宅も浸水したという人もあったとのこと。これでは「泣きっ面に蜂」などという言葉では言い表せない悲嘆でしょうが、そんなことには関係ないというように、岸田総理は最後の外国訪問をしています。ネットでは《卒業旅行》等と揶揄しているようですが、確かに外国訪問を中止して飛んで帰らないといけないほどの被災なのですがね。やはり「(総理を辞めるのだから)もういいや」という気持ちなのでしょうかねぇ。

秋場所も終わり、優勝する者もいれば身体を壊して20代で引退する者もいる。それが勝負の世界の厳しさなのでしょうが、普通の人達が生活している中にも厳しいものは存在します。2週間ぶりに膝の治療に行った時に10日程前から痛みだした反対側の膝を診てもらうと、こちらも同じ症状でした。左右同じように使っている膝ですから、こうなるのも当然ですけれどね。それでもまだ手術まではいらないとのことなのでひと安心ですが、あちこちと走り回っていた教員時代から離れて既に16年ですから、運動不足による筋力の減退が最大の原因なのでしょうね。やはり日々の体力維持は大切だということを今更ながら実感していますが、「時既に遅し」な昨今です。
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今年のお彼岸も後半に入り、心なしか秋風が吹いてきたようです。彼岸花は全く顔を出していませんが、開花し始めた秀明菊を診ていると、何かホッとしてきます。

昨日の夜中から今朝にかけて、ラジオでは豪雨による洪水と土砂崩れによる被害の放送ばかりです。日本海を北上している台風14号がもたらした被害ですが、特に北陸と東北地方はそれまでにも秋雨前線による線状降水帯の被害もあったので、まさに「泣きっ面に蜂」なのかもしれません。かと言えば一方では「猛暑日の更新」という報道もあり、本当に今年ほど《異常》としか言いようのない夏はありません。IMG_3495

そんな中で今日はお彼岸の中日ですが、県外のご門徒からは帰省が出来ないということでご先祖の供養を頼まれました。中日が雨との予報のために昨日の午後から若院が代わってお墓参りをしてくれましたが、戻っての報告は「花が高い」とのこと。確かにお盆とお彼岸はいつもの倍以上しますからね。もっとも、この時に困るのが(代金もそうですが)今年は花の数が少ないということ。いつもお願いしている店だったので私は助かりましたが、お盆の時は「花がないから」ということで予約を断っていた人もあったとか。これもきっと異常気象が原因なのでしょうね。こんな植物は元気に育っていのですがねぇ。

昨日の鳥取の最高気温は37.9度。絶対に《異常》です!まさか大谷選手の活躍の熱が関係しているのではないでしょうが、こちらも「有り得ない!」記録でした。何しろ、1試合中に6打数6安打3本塁打10打点2盗塁で、あっさりと《51-51》を達成したのですからねぇ。なんでも、大相撲の途中に特別放送が入ったとのことですから、その記録の「有り得ない」重さが伝わるというものでしょう。さすがに玄関の小物もあきれ顔をしているように見えてしまいます。しかし、それに比して、某若手総理候補の演説の中身といったら、こちらは別の意味で「有り得ない」薄さにはあきれてしまいますが・・・。
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ところで、いよいよお彼岸も明日が中日です。古来言われているように来週からやっと気温も30度を下回るとのことですが、それが簡単に信じられますかねぇ。なにしろ今日の予想最高気温も37度ですからね。

昨日は毎年お彼岸やご命日になるとお参りをするお宅に行きましたが、なにしろ気温が35度を過ぎる昼前であり、帰寺すると直ぐに昼食の準備に取りかからないと彼岸法要に間に合いません。もっとも、春秋共にお彼岸はどこのお宅もお墓参りが中心で、本堂にはほとんどお参りに来られないのが残念ですがね。
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彼岸法要での一口法話は、彼岸という行事は中国で生まれたものであってそれが日本に渡ってきた時に根付いたこととか、春分の日と秋分の日を中日とする理由等を話しました。一般的に言われている「太陽が沈む真西に極楽浄土があるから」という説では「極楽浄土とは阿弥陀如来の浄土であり、他にも多くの仏がそれぞれの場所に浄土を造られているから、この説は間違いではないが絶対ではない」とか、「何故どの宗派も『南無~』と言うのか」ということがその内容です。その後は本堂から納骨堂そして当寺のお墓とお参りしましたが、もう汗びっしょり。読経の後は直ぐに白衣も下着も洗濯しました。
納骨堂前の桔梗の花も完全にダウンして、今やカラカラになっています。

いよいよ今日から秋のお彼岸が始まりますが、鳥取の昨日の最高気温は37度を超えたとのこと。しかも今日の予想最高気温もまた37度とのことですから、「暑さ寒さも彼岸まで」とは「彼岸になれば~]ではなくて今年は「彼岸が過ぎるまで待て」という意味に変わったのでしょうね。とりあえず「彼岸後は30度までいかない」というのが気象庁の週間予報ですから、それを心待ちにしますか。
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松の後ろにある黄バラも水不足で大輪になっていないし、昨日のTVで報道されていましたがある観光地では去年の今頃は数万本の彼岸花で真っ赤になっていたのに今年は茎が伸びているだけで青一色で、観光客曰く「まるで一面がアスパラ畑だよね!」とのこと。太宰府では猛暑が連続60日ですから、確かに「夏の次がまた夏だよね」との言葉も的を得ていると思いますがねぇ。

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