当寺の境内には『尾﨑放哉名句百選』で作られた歌碑が3基あり、その中の1基は四角形をしていて高さが40㎝ほどしかありません。そのために前に生えている貴船がいつも歌詞を読む邪魔をしているので移植を考えていますが、今朝その場所を見ると貴船とは違った細い葉が頭を出しています。よく見ると、去年の秋に歌碑の裏側で咲いていたヒガンバナの葉です。ヒガンバナはお盆の頃になると急激に茎を伸ばして花をつけ、それが枯れてからやっと葉を伸ばしてくるという習性を持っているのですが、去年ヒガンバナが咲いていた所は塀の基礎工事で掘り起こされたので、株はなくなったものと諦めていました。それが今朝見るとなぜか歌碑の前側に新芽を出しているのです!
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貴船は上に伸びるし葉も大きいのでどうしても歌碑を隠してしまいますが、彼岸花なら隠すことはありません。ですから、貴船の移植をする時には彼岸花の株だけは残すようにしないとダメでしょうね。もっとも、狭い場所に生えているので掘り起こしが不安ですが・・・。