IMG_1934
この時期になると朝の5時半はまだ暗く、それから10分15分と経つにしたがって少しずつ明るくなってきます。そんな今朝に最初に聞こえたものは遠くで鳴っていた救急車のサイレンと大通りを走り去っていくコンテナ車のエンジン音だけ。最近は冬ごもりの準備にかかっている虫だけでなく、雀たちの声もまったく聞かなくなりました。植物を見ると秋の気配もずいぶんと濃くなっていますが、自然界では朝になるといつも耳に届いてきた音が聞こえなくなってからずいぶんと時間が経ったように感じています。そんな自然界の変化とともに、既に高齢者の仲間入りとなっている我々が戦後の《ベビーブーム》と呼ばれ、その後には《モーレツ世代》や《ゆとり世代》等の数々の呼び名が登場しましたが、今では今朝の新聞の文芸欄(短歌)に載っているように後々《スマホ世代》と称される若者達が登場しています。すっかりAI化してきた世の中には、もはや「自然の息吹」を感ずることは出来ないのでしょうか。
ところで、蛇足ながら、麻生大臣が過日「スマホは日本の発明」と言いましたが、大阪万博の時に初めて使用されたのは携帯電話であって、スマホではありませんからね。念のため。