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昨日の韓国での事故は満員電車並みの混雑が原因とのこと。私も京都で満員のバスに乗ったことは何度かありますが、満員電車の混雑振りはそんなものとは比べものにならないとよく言われます。いくら満員とは言ってもバスの場合にはわずかでも隙間を作ってくれたり、一度外に出てから乗り直す乗客もいるためになんとか降り口まで行くことが出来ます。しかし、満員電車では全くと言っていいほど身動きが出来ないものであり、一度降りて乗り直すなどはとても出来ません。そんな状態の中では誰かが態勢を崩しても起き上がることも出来ないのですが、今回の韓国はそれよりも多い人で埋め尽くされた状態だったようですから、下敷きになった人を引っ張り出すことすら出来なかったとのこと。
人の力ではどうしようもないものもこの世には確かにありますが、観光バスの事故や人の列に車が飛び込むなどの悲しい出来事は《一瞬の心の緩み》が引き起こしたものであることが多いのも事実です。今回の韓国の事故がそのどちらに原因があるのかは断言できませんが、今回のことは絶対に「他山の石」としていかないといけないのではないでしょうか。特にかつて花火見物の人並みが崩れて被害者を出したという悲しい出来事を経験している日本とともに、セオル号の沈没にって大勢の高校生を亡くしたという辛い経験を持つ韓国なのですから・・・。(写真ですが、せめてもの供花の気持ちとして)