いよいよ今日で4月も終わります。4月の語源は「(苗の)植え月」とか「卯の花の咲く時期」とも言われていますが、この《卯の花》とはウツギのことであり、本来は『夏は来ぬ』という歌詞にもあるように夏の花です。実際に隣の公園には亡母が鳥取大火後に植えた錦ウツギの木がありますが、まだ葉が茂っているだけで花芽は着いていません。大体において歳時記に用いられている四季は旧暦(陰暦)であって1月から3ケ月ごとに四季を示していますから、春は1~3月で4~6月が夏というようになっています。(だから賀状が「初春」になるのです)それに比べて新暦(陽暦)では大体に1ケ月以上の差があり、夏と言えば普通は6~8月というイメージではないでしょうか。
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とにかく明日から5月。「皐月の鯉の吹き流し」と言われるように、初夏に入ります。もっとも最近は温暖化のせいで既に5月頃から夏日ですけれどね。写真に撮っている花達も既に《時期遅れ》かもしれませんが・・・。