昨日は昼食後に境内に置いている君子蘭の株分けをしました。去年も花の咲いた鉢を「ほしい」と言われたので2名の方に差し上げましたが、まだ何鉢も残っています。今年は肥料不足が原因なのか半分しか咲かなかったのですが、中には1鉢に5株も出来ているものもあったので、昨日はそれを必死(?)で3鉢に分ける作業をしたのですが、これだから鉢がいくらでも増えるわけですよね。しかし、この5株にも分かれていた植木鉢から全部を抜き取るのが大変なのです。なにしろもともと1株なのですから、仕方なく鋏で根を切ってから力で3株に分けたようなものでしたが、さてこれで上手く根付くでしょうか?
周りを見ると植え替えしてやらなければならないものは他にもあります。地植えしているエビネランはそこの土が硬くて2株が青息吐息状態ですし、昨冬にいただいたシンピジュウム2鉢は花が咲いた株は枯れてしまい、その横から新芽が出ているのでそれを新しい鉢に植え替えてやる必要があるしで、すべきことはまだまだ残っています。ただ、問題は「植え替えしてやった多くの鉢をどこに置くか」なのですがねぇ。植木の隙間に適当に置くと、猛暑の時に水やりを忘れて枯らすのが関の山ですしね。あっ、今月も残すところ1週間だ!衣替えの準備もあるんだっけ!
2021年05月
泰山木は落葉と開花の同時進行です
この時期になると若葉が新緑から少しずつ濃くなり、いろいろな花も咲き誇ってきます。中には花の盛りを過ぎて萎れてきたものもありますが、「新旧の交代」とでも新芽の登場と同時に古い葉がどんどんと散っていくものもあり、泰山木がその代表でしょう。境内にも納骨堂の横に泰山木が1本あり、ここ数日は起きてみると古い葉が大量に散り落ちてあちこちの枝に引っかかっています。この泰山木の葉は公孫樹の葉よりもはるかに堅く、「時間が経てば腐葉土になる」というものではありません。ですから、この落ち葉は掃き集めて捨てるのが一番なのですが、なにしろ毎朝のことなので、境内に出る度に「ハァ~」とため息が・・・。でも、古い葉が落ちる時には必ず真っ白の花が蕾をつけ始めます。この花は大きくてとてもきれいなのですが、ただ残念なのは、椿はポトリと落ちるのに対してこの花は開くと数日もしないうちにパラパラと散り落ちてしまうことです。そして、散り落ちると翌日には真っ白だった花弁の端から少しずつ茶色に朽ちてきますが、その姿はまさに『栄枯盛衰』の様かもしれませんね。しかし、今はそのきれいな花が開花しようとしている時ですので、言い換えれば《保育園児》から《小学生》に成長しようとしている時期に当たるのかもしれませんね。
+と-を計算すると・・・
一昨日の納骨堂法要。読経の後の法話では「納骨堂らお参りの時には3つのことを注目してください」から入って《建物が六角堂を模している理由》《入り口上にかけてある言葉の意味》《正面にある名号と如来の本願》について話しました。時間的に長くはかけられないので簡潔にしましたが・・・。その後は納骨堂で読経にあわせて焼香をいていただき、済まれたは本堂内でお茶を飲んでいただきました。今年はコロナ禍のこともあってお茶は紙コップに注ぐことにしましたし、お菓子はあらかじめ購入時に袋に入れておいてもらい、それを手渡すだけにしました。それでも久しぶりにお参りくださった方に逢えたり、お茶の時の話で偶然にも同じような所に住んでいることが分かった方々などもあり、これも「亡き人が出会わせてくださったのかなぁ」と、私もありがたいひと時を過ごさせていただきました。ただ、相変わらずの副大臣の反省なき失言やそれを「議員個人の会話だから(私は無関係です)」と擁護して当該国から激しい非難を受けながらも無視し続ける閣僚の存在には数倍もの失望を感じ、気分的には結局《マイナス》でしかないのが悲しいことです。
今日は納骨堂法要の日です
今日は当寺の納骨堂に安置しておられる方々の法要が勤まります。当寺では毎年宗祖降誕会の直近の土曜日に法要を務めていますが、今年は5月21日に一番近いということで今日(22日)になっています。このことは当寺が作っているカレンダーにも記載してありますが改めて葉書でもお知らせしており、お参りの人数には関係なく、本堂と納骨堂にて読経させていただきます。思えば、先代が鳥取大火後に無縁の遺骨を安置する場として造った納骨堂を改修して今の納骨堂を完成させたのが平成16年でしたから、もう15年以上経ったことになります。その間に多くの方々のご遺骨を新たにお預かりしてきましたが、今年も元気に法要を勤めることが出来ますのをうれしく思います。
玄関の横では早くも胡瓜の花が咲き始めました。いつもここに置いていた白のテッセンの鉢植えは公園側に移動させていますが、公園との境にあるフェンスに今年も白い花を咲かせています。毎年同じことが繰り返されるようですが、同じものは何一つありません。今年も同じように、そして新しく物事は繰り返されますので、『日々是好日』の思いで過ごせることは本当にありがたいですね。(もっとも、あの猛暑だけは遠慮したいものですが・・・)
いい加減な組織委員会の態度
夕方にラジオを聞いていると、聖火リレーと平井知事との話が出ていました。走行中だったこともあって十分に聞くことが出来ませんでしたが、今朝の新聞報道で分かりました。いともあやこさんの辞退については以前にも「有名人が公道を走ると《密》が生じることを連絡すると、快く辞退の申し出があった」と聞いていたのですが、「それに関する事務所と実行本部とのやりとりがうまく知事に伝わっていなくて、多少誤解が生じた」とのこと。これについては両者ともに納得したとのことでしたが、問題はもう一つ。今日から始まる西部でのリレーに走るはずだったガンバレルーヤの人が急に辞退したことについて、県に対する組織委員会の態度に知事が腹を立てているとのことでした。事前に行った実行委員会との打ち合わせの時には「有名人は公道を走らない」ということになっていたのにメディアに渡された資料には「公道を走る」となっており、その訂正を申し出たところ組織委員会は「訂正はしないが、修正はする」との回答。しかし、結局は土壇場になってから県の方に「そちらから発表してほしい」と報告があったそうです。それでは誰でも当然に起こりますよね。平井知事が言うように「尻拭いを県にさせた」ことになるのですから。知事は「こんなことで済むと思っている組織委員会ではダメだ」というようなことを言って「(こんな組織委員会の作った運営表に乗っている)会場での《知事挨拶》は出来ない」と断言したそうですが、現在になってもなお開会の可否や収容人数のことをまったく発表していない組織委員会では、そう言われても仕方ないでしょうね。