住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2021年08月

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昨日は何となくうっとうしい空気の中、塀の型枠に生コンを入れる作業が始まりました。朝からミキサー車だけでなく大型クレーン車も来て驚きましたが、型枠の上部は高さが2m近くになるために基礎打ちの時とは違ってミキサー車から直接入れることが出来ず、そのためにクレーンで生コンを入れた容器を持ち上げてから型枠の中に入れるのだそうです。最初はポンプでするのかと思っていましたが、それはビル工事などの方法ということ。本当に現場の様子によっていろいろな方法があるものですね。しかし、工事車両がいて山門から入ることが困難になり、午前中は来客があれば西側の入口から入ってもらうことにしましたが、そのために通路に生えていたホトトギスが邪魔になるので切り取ることに・・・。
とりあえず火~木の3日間は作業を休んで金曜日に型枠を外すことになりましたが、寺の前に架かっている花見橋(赤い色の橋)の下で河川工事があるために橋自体が通行禁止になり、「寺の前の道路まで通行禁止にしたら、市内に交通麻痺が起きる」とのこともあり、塀の工事を休むのも河川工事とのウィンウィンの関係なのだそうです。しかし、どうして市内のあちこちで道路工事が多いのでしょうかねぇ。分かっているだけでも4ケ所は工事中で《通行注意》ですよ。

8月も今日と明日で終わりますが、今週はまだまだ残暑(猛暑?)が続くようです。もっとも38度超なんて温度にはならないようですが、今朝もなんとなく肌に蒸し暑さが感じられます。離れた所では烏が盛んに鳴いていますが、これが虫の音なら何も言うことはないのですがねぇ。
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ところで、窓から外を眺めると、椿(月光椿?)の新芽が空に向かって何本も伸びているのが見えました。写真は外から見たものですが、それがあまりにも上に向かってスッと伸びているので、「椿も咲く時に《密》を避けたい気持ちがあるのだろうか?」と思ったほどです。やはり椿はかたまって咲いている姿がいいので伸びている枝を少し切ってやろうかと考えていますが、高い位置にあるので《高枝鋏》が必要になるのかもしれませんね。そうなると半年ぶりの出番(2月に八朔を収穫して以来)になりますが・・・。でも、上を見上げての作業って疲れるんだよなぁ。

一昨日に続いて昨日も東京ではワクチン接種の希望者が列をなしてしたとのこと。大体に「1日100万人接種」と号令をかけていたのに200名とか300名という接種数しか準備していない方がおかしいのではないでしょうか。「いくら連絡しても通じない」「連絡自体が出来ない」と言っている高齢者に加えて、「陽性者数がここ1週間は連日(前週よりも)1000~1500名減少しているという報告自体を信用していない」という若者達の不信感が「1日も早く接種したい」という気持ちを生み出していることを、都知事はきっと理解していないのでしょうね。アフガニスタンから退去できた邦人がわずか1名だったのも政府の発令が遅くて救援を待っている多くの人たちが(途中が危険なため)目的地までたどりつけなくなったからですが、この《法人救出作戦》もワクチン接種を望んで数千人も列をなしたのも結局は為政者である総理や都知事の「最悪の場合を見越した上での、現実の状況に対する認識の低さ」が招いた結果でしょう。「こんなドタバタより、集団接種をどんどん増やせばいいのに」という(並んでいた)若者の言葉が彼らに伝わればいいのですが・・・。
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ところで、塀の工事は型枠がすべて完成し、月曜日から生コンの流入に取りかかります。来週には塀の外観が見られるのではないでしょうか。

今朝早く、HPに載せる写真を探して隣の公園を歩きました。すると、トコトコと歩きながら草をついばむ土鳩を発見して、すぐにパチリ。
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それから何枚か花の写真を撮りましたが、吹いてくる風が爽やかで気持ちよかったですね。今は夏から秋へ移行する季節で稲穂の上ではアキアカネも飛んでいますが、この早朝の気持ちよさもわずかな時間だけで、2~3時間後にはまた残暑がやってきます。そう言えば、最近はあちこちに蜘蛛の巣を見つけることが多くなりました。これも《自然界の摂理》なのかそれとも《生存本能》のなせる業なのかは分かりませんが、うっかりすると顔や腕に蜘蛛の糸が絡んできます。注意して見ないと分からないほど細いものですが、なぜか顔や体に絡むと分かるのですよね。本当に、人間の感覚というものは不思議なものです。

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今日の天気予報では、前橋や館林など最高気温が38度になる所があるとのこと。《残暑》という言葉が使われる時候なのに《猛暑》とは、本当に《異常気象》で《亜熱帯》になったのかと疑われることです。夏休みも終わって新学期も間近なのに、とにかく体調管理に要注意です。
ところで、《緊急事態宣言》と《まん防》の指定地域が更に増え、48都道府県の2/3をはるかに超える数になりました。山陽新幹線沿線はすべて指定区域になり、鳥取と島根と山口は日本海側だけを除いて真っ赤に色づけされた県に囲まれた状態です。これでは「他県への移動」などはもはや不可能で、「念仏奉仕団体参詣」は当然としても隣りの県である島根へも往来が困難になり、遂に松江で行われるはずの「山陰教区僧侶研修会」も延期になりました。一体いつになったら2年前の生活に戻れるのでしょうか?

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