とうとう1月も今日で終わります。塀の近くには風で落ちた八朔がいくもありますが、そんな昨日は掲示板の言葉を取り替えてからHP用に写真も撮りました。また、午後からは庫裡の居間に置いている手あぶりの火鉢(来客の加湿用にヤカンを置いている)用に亡母が残していた炭を適当な長さに切って準備しましたが、連日の寒さでいくら準備していてもすぐになくなるので大変です。この炭はもともと茶道の炉で使うもので、太さはまちまちですが長さは40㎝程度です。しかも焼き鳥などで使っている備長炭とは違って柔らかく、切るのにそれほど苦労はしません。でも《柔らかい》ということは《燃え尽きるのも早い》ということになるので、取り置くのをちょっと忘れると次の日の分が足りなくなりますがね。
ところで、お寺に来られた人も「室内に火鉢があるとなんとなく暖かさを感ずる」と言われますが、そう言えば、子どもの頃(65年くらい前)は広い本堂でも大火鉢(4つ)と座布団だけで父がご法事を勤めていた記憶が・・・。さすがに現在は当寺の本堂にもエアコン4機と業務用ストーブがありますが、その頃の人達はきっと「冬は寒いのが当然」と思って過ごしていたのでしょうね。しかし、今でも火鉢の火を見ると、父が火箸で伸ばしながらかき餅を焼いてくれたのを思い出すことです。(ついでに、蜜柑を焼いて食べたことも・・・)