住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2022年05月

毎月末にやっている会計決算ですが、夕べも今月分の収入・支出の計算が終わって印刷もしたので、ホッとしました。そして電源をOFFにする前にもう一度確認すると、なぜか決算の数字が変わっているのです。「あれっ?」と思って画面を見直すと、打ち込んだはずの数字が殆ど消えている!一瞬頭が真っ白になりました。それでも印刷した表があったので、それを見ながら再度打ち込みをしてなんとか事なきを得ましたが、結局作業は夜中までかかってしまって睡眠時間も半分になりました。
IMG_2255
機械に頼るのは楽な部分も確かにありますが、キーの打ち間違えや記録操作のど忘れなどがあると、もうパニックです。昨夜の失敗は身体とともに《頭》の疲れが原因なのでしょうが、今後のためにも十分に反省して胸に刻んでおかないとだめですよね。ただ、なにしろ人間は忘れっぽい動物ですし、おまけに《加齢》も加わっていますからねぇ。この先どうなることやら・・・。せめてドクダミの香りをかいで、ボーッとした頭をスッキリさせておきましょうか。

昨日は当寺の大玄関と玄関の戸を作られた方が「両親が私の作ったものを見たがっている」とのことで、父親の友人と一緒に4名で来られました。ご両親はご門徒で友人は曹洞宗の方でしたが、私との仏教談義に花が咲いて(息子サンは息子さんは話に入れずの態でした)肝心の見学はそこそこになりましたが、やはり親にとって子どもの成長はうれしいものなのですよね。
IMG_2239
ところで、昨年も咲いたサクララン(サクラホヤとも)が今年も咲きました。今年は蕾が2つついてウキウキしていたのですが、結局1つは開花しなくて去年と同じ1輪だけでした。もっとも、このサンラランは写真のように一つの蕾から多くの花が開くので数え方が《1輪》でいいかどうかは疑問ですが、とにかく今年も咲いてくれたので、ホッとしています。天気予報によるとやっと今日夕方から雨模様になるとのことですが、「雨量は少ない模様」との一言にがっくりです。過日の雨も慈雨とまではいかなかったので、ここら辺でしっかりと降ってほしいものです。

一昨日の大風では車(今の軽は車高が高い)のハンドルが取られそうになったほどで向拝も砂埃で大変。そのため、風が収まった今朝は早くから箒で掃いてから水拭きをしました。
IMG_2252
ところで、今朝の新聞の左トップに大きく載っている《青谷上寺朗》の写真。何年も前に発掘された青谷上寺地遺跡からは弥生人の人骨(脳組織も残っていた頭骨)が出土して大きなニュースになりましたが、その頭骨から復元した弥生人の顔が現代人と言ってもいいほどのものだったことから名前も《青谷上寺朗ーあおやかみじろう》と名付け、「《そっくりさん》を募集しよう」ということで始まったコンテスト。全国から応募のあった300人近い自称《そっくりさん》の中からIRなども駆使して選んだ10名の予選で堂々《そっくりさん》が選出されたというニュースです。グランプリになった人は大阪在住の会社員(薬関係の営業マン)で、予選通過した時から意識して髪やひげも伸ばしたり、「弥生人は太ってはいなかったはず」と思って何㎏も体重を落としたとか・・・。平井知事は「PR大使の名刺を用意している。ぜひ一緒に遺跡を盛り上げてもらいたい」とお願いしていますが、こんなホッコリするニュースならいつでも歓迎です。

昨日は午後からポツポツと天から水滴が・・・。「これでやっと植木も息がつける」と思ったのですが、結局は《慈雨》以前の量で終わりました。そんな中に今朝早くから本堂前においていた君子蘭の鉢(咲いたものも咲かなかったものも合わせて)を本堂裏の墓じまいをされた跡地に持っていきました。水道にも近いここでひと夏を過ごしてもらい、また半年後に室内で冬眠してもらうつもりです。
IMG_2249
しかし、やはり後期高齢者を来年に控えている身にはこの暑さはこたえます。昨日も本堂と納骨堂の供花をすべて生け替えた後で本堂で読経しましたが、唱名中に汗が流れるのではないかと思ったほどです。亡父と違って首から上はほとんど汗をかかない体質なのですが・・・。5月も残すところ今日を含めて5日間のみ。玄関の衝立も夏模様に取り替えたので、もういい加減に法衣も《衣替え》をしたい気分です。

胡瓜が1つだけですが、大分大きくなってきました。いつ収穫しようかと悩んでいますが、ちょっとずつ成長していく姿を見ていると何か可愛くて・・・。今朝もプランターに水を撒いてやりましたが、土を少し入れてやった方がいいのかもしれませんね。夏日が続いて供花も暑さ負けしたので、このように萎れたものは処理して鉢の水も取り替えました。
IMG_2248
ところで、昨夏に植え替えした白梅の様子をずっと心配していましたが、やはり新芽も出なければ葉も出ないので諦めた方がいいのかもしれません。ただ、伐採するのはそれほど大変ではないのですが、問題はそれを根ごと取り去ることです。土も硬く乾いているので一雨降って柔らかくなるのを待っていますが、きっと厳しい作業になるでしょうね。坊守は抜いた後に紫陽花を植えたいとは言っていますが、植えるなら昔から「梅雨の捨て置き」と言われているように梅雨時期が最適ですし、それも鉢植え程度でなくせめて1㍍ほど育っているものでないと姿が見えないので植えた意味がありませんよね。さぁ、どうしましょうかねぇ。

↑このページのトップヘ