住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2022年11月

IMG_2521
昨日は公孫樹の落ち葉が多く、紅葉したドウダンツツジに降りかかっていたものは手をつけないでとりあえず境内に散っていたものを片隅に集めておき、今朝の暗い内から納骨堂の供花で古くなったものを整理して新しい花を生け替えをし、その後で落ち葉も掃き集めて袋へ。もっとも、落ち葉は小型の熊手では面倒なので、素手でかかえて袋に入れましたがね。
IMG_2522
そして、その後少し明るくなってからお仏飯を供えたり向拝の掃除をしたりと、朝食まではバタバタでした。この『独り言』に取りかかれたのはやっと8時近くになってからでしたが、それでも昨日のうちに本堂の供花の活け替えを済ませていたので、すこし余裕を持ってキーボードに向かっている今です。
ところで、昨日は肉のサービスをしている店がTVに出ていましたが、11月29日のゴロ合わせは確かに「いい肉の日」といういう読み方にもなりますよね。もっとも、その《恩恵》に預かることは全くなかった私でしたが・・・。

昨日のサッカーW大会に対する私の感想と意見には腹立たしい思いをされた方もあったと反省していますが、ただの《私見》ですので、ご了解ください。
ところで、今朝もいつものように早くから納骨堂の解錠に出ましたが、突風のように吹いてきた風の生ぬるいことと言ったら、気持ち悪いくらいでした。しかし、よほうでは「この風が収まると寒くなる」とのこと。昨日当寺に来られた方は「寒くなる前に、今朝ほどタイヤを交換しました」と言われました。突然の寒さが運んでくる降雪にいつも苦労しておられるそうで、早めの対策ということでしょう。それを聞いて、私も12月に入ると直ぐに(交換をしてもらいに)スタンドに行こうと思っています。
IMG_2513
庭では鶏頭と石蕗が身を寄せ合って立っていますが、これも寒さ対策なのでしょうかねぇ。

昨日のサッカーは誰もが「絶対に勝てる」と思って応援していたことでしょう。私も同じ気持ちで、時間になるとチャンネルを合わせました。しかし、20分もしないうちになんとなく「これでは勝てないかもしれない」という思いが強くなってきました。
IMG_2519
強豪と言われていた相手に逆転勝ちした時、誰でもその結果が自信となります。それが世界中から褒め讃えられれば、尚更でしょう。しかし、どんなスポーツでも強豪に勝ったという自信が時として《過信》になることも往々にしてあるのです。特に次の相手が格下であるならば・・・。
今回のコスタリカ戦に対して選手に「絶対勝てる」という自信があったことは間違いないでしょう。しかし、そこに「『相手がコスタリカなら・・・』という《過信》はなかった」と自信を持って言えますか。スペイン戦でボロボロにされたからこそ相手が鉄壁の防御をしてくることも、そしてそれを強引にこじ開けなければ得点できないことも分かっていたはずです。それなのに日本側に見えたのは「スキが出たらそこをつけばいい」という消極的な姿勢ばかりで、「兎を狩る時にも獅子は全力を出す」ような強い積極性も「万一ボールを取られても、後ろが絶対に守ってくれる」という絶対の信頼性も感じられず、ただ敵の陣地内でボールを回すだけ。こんな時に相手から1本のロングシュートを出されてそれが決勝点に結びついたという試合を何度も見てきました。前回の『ドーハの悲劇』も残り2分となったアディショナルタイムに「もう勝ったも同然」という気の緩みが生んだものでしたが、今回の試合にも同じようなもの(過信)を感じ、それが私にチャンネルを切り替えさせたのです。

第8波なのか、やっと収まったように思っていた新型コロナの陽性者数が連続して600人超。特に今冬はインフルエンザとのW流行が懸念されているので早くワクチンの接種をしたいのですが、インフルは12月1日(胃カメラ検査のついで)でコロナの方はやっと予約が取れたのが13日です。しかし、今から考えると、教員時代には生徒の多くが罹っていた中で授業をしていたのに、不思議なことにこちらが罹ることはめったにありませんでした。校舎内を走り回っていてインフルに罹る暇(?)もなかったせいかどうかは不明ですが、退職して15年近い今ではつくづくと運動不足を感じており、『注意一秒、怪我一生』の感です。
IMG_2518
報恩講でお参りされた方から、つるし柿をいただきました。室内に置いていると堅くなってきましたが、それでもおいしさは変わらないですね。

昨日の境内の《濡れ落ち葉》は掃き集めましたが、塀沿い所を掃き集めている時には犬を連れて散歩していた人から「(遊歩道の落ち葉で)大変ですね」と言われました。まったくです。
IMG_2511
境内の公孫樹はまだ緑のところが残っているので落ち葉もまだこの程度で済んでいますが、これが完全に真っ黄色になると《落ち葉の絨毯》状態になることでしょうね。見ている分には綺麗ですが、掃き集める側にしてみると本当に大変なんですよ。
IMG_2512
実際に夏過ぎに本堂の樋を掃除してもらった時には、土埃と枯れた公孫樹の葉が固まって半分近くが埋まっていました。植木の間に散っている落ち葉を掃除した時にも分かっていましたが、つくづくと「公孫樹の葉は腐らないから、大変だよ」という言葉が身にしみてくる秋の風情です。

↑このページのトップヘ