住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2022年11月

今朝のラジオで「子どもがトイレットペーパーをすべて巻きほどいてしまった」という投稿を読んだアナウンサーも「そう言えば、娘から子どもがアルミホイールを全部ほどいて体に巻き付けた写真を送ってきましたよ」とのこと。そして「どうして子どもって、こんなことが好きなんでしょうね」とも・・・。それを聞いて、ラジオに落書きしたり電球のソケットを分解して元に戻らなくなったりと、今から考えれば「?」と思われるようなことをしていた記憶が聞いていて浮かんできました。私の子どもの頃とは品物の種類も違うので当然に行為も違ってくるのでしょうが、それでも「子どもの行為には理屈はない」ということは変わらないのでしょうね。
秋明菊・ピンク

そう言えば、子どもの転落事故が多いことから《子どもの能力》を調査した結果が報告されましたが、それによると「ちょっとでも足を掛けるものがあれば、4歳児くらいなら大多数は手すりを越えることが出来る」とのこと。そして「2歳児でも踏み台のようなものがあれば可能」とのことでした。つまり「『まだ小さいから・・・』という《大人の基準》では及びもつかないものを子どもは持っている」ということなのでしょうが、どうして《年を取る》と《自分中心の基準でものを判断しがちになる》のでしょうね。どんどんと変化していく自然の姿は素直に受け入れるのに・・・。

昨日の供花の生け込み。まず最初は芯になるヒバの枝を場所にあわせて長さをそろえ、その後で白菊・黄菊・ピンクの小菊の順に生け込みです。しかし5具足になるところは形も高さも合わせる必要があるので、左右の花瓶を見比べながらの生け込みになりました。これが3具足なら楽なのですが、やはり報恩講の荘厳は前卓も祖師前も5具足ですからね。来客の応対もあるので生け込みは午前中一杯かかりました。打敷は昨日のうちにしていたのでお飾りはすぐに終わり、残りは登礼盤の設置と供物と山門の幕張りですが、これは前日になりそうです。ただ供物は当日の午前に配達を依頼しているので、《流れ》をうまく考えないと大変です。
紅葉の桜
今月も残すところ10日。土手では紅葉した桜が花見橋の赤色に映えています。

昨日は午前と午後にお参りがあって外出したので、帰りに依頼していた菊の花とヒバを受け取りに行ってきました。今日は少し早いですが本堂の供花の生け替えをします。しかし、生ける場所は水場のある廊下ですから、ここ数日は暖かいとは言ってもやはり「寒い!」。そのために昨日は電気ストーブを準備しましたが、これはそばに置かないと熱が届かないので、あまり効果は期待できないですけどね。今朝はやっと5回目のワクチン接種予約が取れましたが、12月中旬なのでそれまではとにかく要注意です。
玄関のシンピ
ご門徒からシンピンピジュウムを2鉢いただきましたので、片方を衝立の前に飾って1鉢は玄関内にそのまま飾っています。

来週に報恩講法座を控えているので、短時間でも寺を留守にするわけにはいきません。「ちょっとそこまで・・・」という時に限って来客があるものですしね。そのため、ここ数日は居間のテーブルにノートパソコンを置いて寺報の年末号の原稿の打ち込みにいそしんでいます。しかし普段使っているのは書斎のデスクトップのために使い勝手が違い、(Delete)を打つつもりがまったく別のキーだったりして、大慌てしています。しかも、なんと言っても座卓ですから腰は痛い!ですから、来客で立ち上がる度に腰を伸ばさないといけない状態です。それでもなんとか原文はできあがったので、昨夜はイラストの打ち込みをしてほぼ完成しました。もっとも、必ず読み直しと添削が必要ですので印刷に取りかかるのはまだまだ先になりますがね。
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まだ12月用の掲示板もありますが、なによりも報恩講の準備が大切です。今日か明日には予約しているヒバと菊が揃うはずなので、金・土までには絶対に《目前の仕事》を片付けなければダメですよね。
(シンピジュウムを2鉢いただきました)

いつものように今朝も早く納骨堂の解錠をしましたが、夕べの雨で落ち葉が散り積もっていたので掃き集めました。まだ少ない量ですが、これからますます増えることでしょうね。
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先日の清掃作業でサルスベリと本堂裏にある桜桃や南天や梅などの剪定をしてもらいました。お蔭で庭の景色もスッキリしたように(「寒々と」かも・・・)感じています。
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桜桃の枝は半分になりましたし、サルスベリはすっかり裸状態です。石榴は去年に裸状態にされたせいか花が全く咲きませんでした。そう言えば石榴は古い枝にしか咲かないのですよね。
庭ではそろそろ椿や山茶花が咲き始めています。それについてはまた後日。

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