住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2023年01月

いよいよ1月も今日で終わりますが、今月は実にいろんなみことがありました。それにはなんと言っても大雪との格闘があげられますが、その他には亡母の歳を超えた《後期高齢者》を迎えたこによる免許更新の複雑さとともに色(ピンク色)とサイズ(倍近い大きさ)に違いがある高齢者用の保険証を支給されたことでしょう。何か「物忘れに気をつけて」と強調されているようで、嫌な気分ですがね。
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後期高齢者になったということは、確かに退職の時は『船頭さん』の唱歌にある「今年60のおじいさん~」という歌詞から「もう、そう言われる歳なのか」とガックリした時から既に15年過ぎたことなのだから仕方無いのかもしれませんが、両親を見送った時(35歳の時)から40年という倍以上の年月を坊守と力を合わせて過ごしてきた年月でもあることを併せて考えると、それなりに感慨深いものがあります。先日はご法事(7回忌)の後の法話で「次の13回忌は6年先ですが、その時には私も80歳を超えるので、無事にお勤め出来るかどうか分かりません」と言いましたが、もうそんなことを考える歳なのですよねぇ。椿にようにポトリと落ちるかどうかわかりませんが・・・。

起きたら直ぐに積雪量を確認するのが毎朝の日課ですが、幸いと言っていいのか残念なのか、水分の多いボタン雪になりました。この重い雪を除くのは肉体的には当然ですが、機械にも負担になるのですよね。
しかし、文句ばかり言ってもいられません。1月も明日で終わりなので月の収支決算もしなければいけないうえに2月の掲示板を書かないといけないし、いいかげんにPの除雪もしないと車が出せないしで、これで体力が続くかと心配になります。
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せめて、ピンクのシクラメンでも眺めて心を癒やしましょうかねぇ。(そういえば、縁の下にしまっておいたアマリリスの球根もあったなぁ)

昨日に引き続いて今朝も積雪。そのため、昨日の2回に続いて今朝は3回目の除雪機稼働です。
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しかし、一昨日の除雪の苦労も知らぬ気に積もった雪で境内も靴が埋まるほどの量の昨日は、朝に除雪機を動かしてなんとか参拝者の通路だけは確保しました。それでも、かいてもかいても降り続く雪ですぐに真っ白になっていきます。本堂の後にお仏壇も頼まれていましたが、私の車は出られないので、ご門徒に往復お願いしました。「もういい加減にやんでくれ」という願いが通じたのか、今(8時過ぎ)には青空が出始めましたが、今日の午後はまた駐車場(第一~第三)の雪かきで疲れもピークになりそうです。
昨日は私の75歳の誕生日だったのですが、こんなプレゼントはお断りしたいです。

昨日は晴れ間をねらって第一と第二の駐車場を汗をかきながら除雪しましたが、今朝は霰交じりの雪で新たに15㎝近く積もっています。これではご門徒が駐車で苦労しないようにと思って除雪した苦労も無駄になったようなものですが、「やらなければ30㎝の雪で余計に苦労するだけ」と我慢するだけですね。しかし、県外のご門徒から「交通マヒで鳥取に行くことが出来ない」との連絡があってその家のご法事は延期となりましたが、こんなに鳥取の鉄道は雪に弱かったのでしょうか?子どもの頃はもっと多かった時でも平気で走っていたように思いますが・・・。
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それはともかく、雪も小康状態になったので、これから必死で境内の除雪に取りかかります。
そう言えば、甘い香りを漂わせていた境内の蝋梅に気付いた時には、もう花が萎れる寸前でした。

今朝まだ暗い内から吹き込んでいる向拝の雪を掻き捨て、山門から本堂まで参道を空けました。当寺の正面が川のために吹き込んだ風が強いと向拝が濡れてしまうこともあり、そんな時にはいつも玄関から入ってもらいます。今回も雪が吹き込んで真っ白になっている向拝でしたが、その雪を取り除いて少しでも早く正面から本堂に入ってもらいたかったからです。しかし、鳥取でもこんな状態ですから、北陸や東北はもっと大変でしょうね。雪国の寺院はこんな時の対策をどうしているのでしょうか?
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ところで、以前に裏庭の山茶花の花が咲いている写真を載せたことがありましたが、ここ数日の情景はこの写真の通りです。これを「風情がある」と言っていいのかどうかは、皆さんにお任せですが・・・。

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