住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2023年02月

昨日の写真に載せた椿は西側にある金木犀の木の下に生えているもので、花弁が大きいので当然に蕾も大きく(普通の倍近い大きさ)て人目を引きますが、なにしろ屋根を越えるほど伸びている金木犀の陰になっているので、道路側でしか見ることが出来ません。この写真も道路からフェンス越しに撮ったものですが、近くに咲いている赤い侘助の数倍の大きさです。
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本当に椿には大きさや形がいろいろあって、なかなか区別が付きません。当寺の椿はもともと茶道の指導をしていた亡母が茶花にするためにあちこちに植えていたものですが、茶花とくれば普通は単衣ですが当寺には八重のものも生えていて、これから盛んに咲き誇る時期が楽しみです。

「体験的学習活動等休業日」
いかにも官僚的というかお役所的というか、何が言いたいのかさっぱり分からない表現ですが、さすがにこれではまずいと思ったのか、某地区ではこの表題をたとえば「キッズday」等に変えようと考えているようです。この意見には否定しませんが、最も肝心なことが忘れられているように思います。この「休業日」とは大型連休の狭間の平日に小中学校などを休みにする取り組みのことで、今年はGW期間中の5月1日(月)と2日(火)の2日間が当たっています。確かに途中に出校日があると家族旅行などは難しくないますが、問題は「働いている者は休めない」という、つまり、保護者全員がこの期間中を休めるというわけではないので、「残された子どもは1人で過ごさないといけない」ということです。つまり、そのような子ども達の《受け皿》がないと意味がないということになりますが、自治体はそこまで手が回らないとのこと。
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確かに《お役人的表現》を変えることは賛成ですが、岸田総理の「異次元の少子化対策」ではないですが、「物事の上っ面だけに関心が行っていて肝心の中身はそっちのけ」では《言葉遊び》をしているようで、肝心のことが『画に描いた餅』で終わらないか心配です。

今朝は天気予報が当たって雪模様です。夕べから空気が冷たくなってきていたので予感はしていましたが、やはり車が白くなっているのは寒々しいですね。それでも除雪機の稼働は有り得ないでしょうが・・・。
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降雪の前に被写体を探して境内を歩き回りましたが、どうしても気になっている万両の添木の姿を撮ってきました。今度は縦横も考えて撮りましたから、ここに載せるのも横に寝ている画面にはならないはずです。
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ついでに、下の方で小さくなっている実も撮っておきましたが、白いのは別に皮がむけているのではなくてもともと白い実だからです。真っ赤な実も派手でいいのですが、白もなんとなく落ち着いていていいですよね。

今朝は時折雨がぱらついたものの気温的には寒気が肌を刺すほどではなく、「いよいよ《三寒四温》か」と思わせるものでした。また友人から蝋梅の枝を貰ったので、朝から枝振りの選定をして鋏を使ったり鋸を使ったりして壷に生け込みをしました。
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友人からは侘助と聞いていた椿(ウラクでは?)はひとつにまとめて花瓶に活けておいたのですが、蝋梅の方は同じ木から切り取ったものでも枝振りが全く違うので、それはそれで面白い反面またそこに活ける苦労もあります。亡母がいつも「店で買ったものではなく、周りにあるもので形を作る練習をしなさい」と言っていましたが、きっとこのことなのでしょう。
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いつかは境内にある梅や椿の木を切って活けてみたいものですが、それが出来るほどに木々が育つまで自分が元気でいられるかどうか・・・。母の歳を超して75歳となった今、そんなことも考えている私です。

昨日の空いた時間を利用して写真を撮ってきましたが、梅も桃もまだまだ蕾が堅いようで、心待ちしているのですが、いつ開花するのは分かりません。もっとも、これらが咲くということはあの《猛暑》が近づいてくるということですので、「期待半分」というところでしょうか。ただ、ウラク椿は外から塀越しに見ると、サルスベリの木に挟まれながらも頑張って咲いています。
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「期待半分」と言えば、いよいよ3月13日からマスクの着脱が自由になりますが、「外す」と言う人は若いほど多くて歳を取るほど(既往症も増えるので)「外さない」と言う人が増え、全体的には76%が「まだ外さない」とのこと。特に医療関係では90%が「外さない」と回答しているそうです。勿論自分が罹らない(広げる可能性が高いため)ことが先決ですが、それでも読経時にマスクを掛けていると呼吸が辛くなってきます。まさに、小説ではありませんが「つけるか外すか、それが問題だ」の心境です。

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