住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2023年03月

「暑さ寒さも彼岸間まで」という言葉や「開花宣言」等の言葉が盛んに行き交った3月も今日が最後になりました。『弥生3月』という言葉を聞くと身体も凍るほどの寒さから解き放たれるような何かしらホッとした気持ちになったものですが、次にやってくる《猛暑》という言葉だけは聞きたくないものですね。
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ところで、地元の新聞には連日のように鳥取県内の桜の名所の写真が載っていますが、「開花宣言から1週間で満開になり、次の1週間で散ってしまう」と言われるほどパッと咲いてパッと散る潔さが『大和心を人問はば朝日に匂ふ山桜花』という歌に詠まれるように武士や軍人の憧れる姿になった時代もありました。しかし、現在では「サクラ咲く」と合格の代名詞にもなっているように《春の使い》として人々の心を躍らせるものとして親しまれています。戦時下で苦しんでいるウクライナの人達がサクラを楽しめる日が一日も早く戻ってくることを祈りたいものです。

今日は本来ならば親鸞聖人生誕850年と立教開宗800年の慶讃法要(明日が指定日)に団体で出発する日程でしたが、種々の事情によって《個人参拝》に変えました。もう5年近く上洛していないので行きたかったのですがなかなか都合がつかず、今は日程帳とにらめっこです。
ところで、新聞に投稿していた『私の視点』を読んで同意見との感想をいただきました。「ペンは剣よりも強し」とは昔から言われていていますが、今回のことで今更ながらにそれを実感したことです。ただ、前回の広島市教委の対応に対するもののようにいつも批判が主になっている内容には我ながら反省しきりですが・・・。
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昨日は西側の道路沿いに散っている落ち葉や椿の花びらを雑草と一緒に掃き集めましたが、25ℓの袋からあふれそうになりました。この調子で境内の中の草取りや落ち葉を掃除するといったいどれほどの袋が必要なのか、恐ろしさが先立つ思いです。

昨今は手紙や電話での連絡や問い合わせでなくてラインを使用される方も増えてきましたが、その返事を送付する時によくミスをしてしまいます。何の気なしに《返送》をクリックするとその文面が当寺に戻っているというものです。今朝もそれをやってしまい、慌てて相手先のアドレスを返送先の部分にコピーして事なきを得ました(多分)が、このようなミスは数知れず・・・。
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葉書などで回答を求める場合には必ず「御」を消したり「行」を「御中」や「様」に書き換えていますが、さすがに近年登場したIT関係の場合には頭にしみこんでいないのでミスが生まれるのでしょうね。一度したミスは二度としないようにと思っているのですが、身についていないことを「常に間違いなく実行する」のはなかなか難しいものです。

ここ数日はWBC関係の放送が多かったのですが、の今日は桜関係が増えています。今朝の新聞には寺前の桜土手の写真が2枚載っていましたが、その中の1枚は智頭橋(きなんせ橋)からドローンで撮ったものでした。こんな写真を載せられるとさすがに自分で撮ったものは気恥ずかしいので、満開の桜は報道写真にまかせておき、ここでは自前の写真にします。
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昨日の椿は銀杏下に咲いているものを切って花瓶に挿したものですが、もともと茶道を教えていてた亡母が植えたものですから、一体庭の中に何種類あるのか私も知りません。奧の部屋を改築した時に何種類かを移植(残念ながら定植に失敗した)時に少し減ってしまいましたが・・・。その他にも《紫式部》や《十二単》《芙蓉》《木槿》等も絶えてしまったので茶花は少なくなりましたが、椿だけはあちこちに咲いているので、散った後の始末が・・・!。

今朝は少し動いただけで汗がにじむほどになりました。昨日までの《花冷え》とは打って変わった陽気になったのです。これでますます庭の草も伸びることでしょう。あちこちで散り積もっている椿の後始末もあり、「総代会の準備も・・・」と考えると仕事が増える一方で頭痛がしてきます。毎年の仕事とは言え、年齢が重なるのに反比例して気力が続かないのが辛いことです。
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「人生100年時代」とのことですので「《後記高齢者》と言ってもまだまだ若いという気でいないとだめだ」とは思っていますが、大リーグではわずか数日の休息でもう既に動いている選手や甲子園で走り回っている高校生達を見ると、つくづくと《年齢差》を思い知らされる昨今です。

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