住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2023年04月

いよいよ今日で4月も終わります。4月の語源は「(苗の)植え月」とか「卯の花の咲く時期」とも言われていますが、この《卯の花》とはウツギのことであり、本来は『夏は来ぬ』という歌詞にもあるように夏の花です。実際に隣の公園には亡母が鳥取大火後に植えた錦ウツギの木がありますが、まだ葉が茂っているだけで花芽は着いていません。大体において歳時記に用いられている四季は旧暦(陰暦)であって1月から3ケ月ごとに四季を示していますから、春は1~3月で4~6月が夏というようになっています。(だから賀状が「初春」になるのです)それに比べて新暦(陽暦)では大体に1ケ月以上の差があり、夏と言えば普通は6~8月というイメージではないでしょうか。
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とにかく明日から5月。「皐月の鯉の吹き流し」と言われるように、初夏に入ります。もっとも最近は温暖化のせいで既に5月頃から夏日ですけれどね。写真に撮っている花達も既に《時期遅れ》かもしれませんが・・・。

世の中はいよいよGWウィーク。5月1日と2日は小中学校の休校日なのでそこに休暇を取れば一家そろって9連休になるわけですが、子どもも部活があったりすると家族バラバラに・・・。そのため、結局家族がそろうのは小学校まででしょうか?隣の公園では猫も「我関せず」の顔でいます。
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祝日を第二月曜に移動したりGWの中の2日間を「キッズデイ」等と称して休みにしたりと政府はいろいろと考えて連休を多くしようとしており、メディアもバウンドの復活を盛んに訴えていますが、コロナ禍という原因もあってか日本の世界経済情勢は下降一方となって「GDP世界第3位」から脱落しているのが現状です。岸田総理もG7の議長国等と言って浮かれている状況ではないと思うのですがねぇ。

昨日は折角の計画(GG大会)が雨で中止となりましたが、午後には晴れになってガックリ。せめて午後と交換してほしかったですね。しかし、そんな雨を受けたせいではないでしょうが、今朝みるとタマノカンザシの苗が急激に生長しているようです。この様子を見ていると「一雨ごとに大きくなる」という言葉がストンと決まるほどの伸びっぷりですが、小学校に新しく入学した子ども達もきっとこんなふうにたった1ケ月でも心身共に大人びてきていることでしょう。
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私たちは「人間」と呼ばれているとおりに、「多くの人達と一緒に過ごすことによって、初めて一人前の人になる」ということが納得させられることです。今回の雨はGG大会を計画していた当寺にとっては残念なものでしたが、子ども達が人生の中で何度も出会う《雨=壁》は、まさに植物をすくすくと成長させる自然の慈雨そのものなのでしょうね。あと数日で5月。5月には『五月病』という最初の壁がやって来ますが、そんなものに負けないでガンバレ!

昨日から降り続のために、今日予定されていたグランドゴルフ大会は中止と決まりました。せっかく12名の参加があったのですが、雨に濡れながらのプレーは出来ませんからね。まったく去年の春に濡れながらプレーした時の寒さが思い出され、「泣く子と~」ではありませんが雨には勝てないことです。
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ところで、数日前に去年のアマリリスの球根が咲きそうだと書きましたが、残念ながら今年と同じ深紅の花でした。斑入りのピンクの花が咲くものと思っていたのですが、どうも記憶違いで一昨年の球根(結局は葉が出ただけでした)と混同していたようです。でも、やはり咲いてくれたことは嬉しいですね。今年も花が萎れたら両方とも地植えしてやるつもりです。球根がしっかり太ってくれるといいのですが、当寺の土は栄養分が少ないもので心配でもありますがねぇ。

朝から「寒~い」の連発です。おまけに折角作ったコーヒーをこぼして炬燵布団もカーディガンも濡らしてしまうし、散々です。
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明日は去年から計画しているグランドゴルフ大会の日ですが、天気予報では今日から明日にかけて雨とのこと。このままでは、昨秋に続いて中止となるかもしれません。「春雨じゃ、濡れていこう」なんてカッコつけながらのプレーは(経験上)さんざんな目に遭いますから、すべきではないですからね。とにかくこれの可否については明朝の判断でしょうが、降雨確率70%では中止確率も高いことでしようね。かと言って、皆の予定もありますから簡単に延期というわけにもいきませんし・・・。「こんな時には落ち着いて花を見ては?」とはいかない今の気分です。(黄色の君子蘭は落ち着いていいものですね)

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