住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2023年07月

鳥取も38.2度という地獄のような気温になり、《熱中症警戒アラート》が連日のように出ています。国連からも「地球温暖化が終わり、地球沸騰化に突入した」との恐ろしい警告が出ましたが,そう言えばr数年前にどこかの大統領の「地球温暖化などはない」と言ったのは、もしかすると、これは《沸騰化》が近づいたことの予知(まぁ、そんなことはないでしょうがね)??
とにかく、高校時代に東京オリンピックを見た時には30度が真夏の気温だったのがそれからの60年間で8度も気温が上がったのですから、大体7年に1度ずつ上ったことになります。しかもこれからはその間隔もますます短くなるでしょうから、今でも熱気で死にそうなこの鉢植えのようになっている状態なのに、傘寿を迎える頃には40度超で干からびているかも??
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こうなると、100歳になる(そんなことはないでしょうが)頃には地球人は地下に住むか地球を捨てて他の惑星に移住しているという漫画もまんざら嘘ではないようにことになりますが、そうならないために世界の為政者はミサイルを飛ばしていないで一刻も早く何らかの手を打つ必要があるのですがねぇ。

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昨日は蝉の姿について書きましたが、この蝉は脱皮してから7日間しか生きられないと聞いています。庭にのあちこちに抜け殻がへばりついていますが、必死で声を上げているわずか7日間という時間を短いと思うのは人間の傲慢かもしれません。
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中には朝生まれて夕方には死んでしまうカゲロウのようなものに対して100年近い時間を生き続けるオオサンショウウオのようなものまでいる中で「100年を生き続ける者が誰かいようか」と蓮如上人が『御文章』の中で説いておられる等もいる自然界。『君はいかに生きるか』ではありませんが、結局は「与えられた時間を懸命に生きる」ことしかないのでしょう。
せっかく水を抜いた膝ですが、昨日からまた痛みが出て正座できません。人間っていくら威張っても自分の力ではどうにもならない部分を持ちながら生きねばならない、《弱い存在》なのですよね。

一歩外に出るとかまびすしいほどの蝉の声が聞こえてきます。しかし、子どもの頃にはその声を聞いて直ぐに姿も見つけることが出来たのですが、最近はなかなか見つけられません。このムクの樹からも聞こえてくるのですが、蝉も利口になったのかそれとも自分が衰えてきたのか1匹も見つけられないのですから・・・。それでも、アブラゼミの声から一日も早く虫の声に移り変わってほしい今日この頃の《殺人的な高気温》です。 
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しかし、まだ当分続くとの天気予報も出ていますし、虫の声を聞くまで身体がもつかどうか不安なことです。

大阪の方(ビッグモーターズ)では店前の街路樹が枯れて伐採されましたが、「少し除草剤を蒔いた」程度で樹が枯れることはないので、原液を大量に蒔いたのではないかと思われます。もしもそうなら、《過失》ではなく《故意》、しかも《未必の故意》ではなくて意図的な行為としか考えられません。実際に街路樹がなくなると見晴らしが良く店舗が丸見えになりますが、街路樹の目的のひとつには事故の防止もあります。確かに中には木の種類を選ばなかったために周囲から不評を買っている所もありますが、自分の都合で勝手に切り倒す(ここでは枯死させた)ことはもってのほかでしょう。
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見晴らしと言えば、当寺の駐車場の隣にあった家が住人がいなくなったので取り壊されました。今まで当たり前にあったものがなくなるというのは何か寂しいものですね。特にそれが親しい人の場合には・・・。

今朝も早くから境内の水撒きをしました。とにかく水を吸い上げる紫陽花を初めとして多くの植木がダウン寸前になっているのですから・・・。今週から来月初めにかけて連日35度前後というのですから、《夏日》を通り越して《命の危険日》と言ってもいいほどです。境内の除草や供花の整理をしたゴミ袋が7個にもなったので昨日の昼に車に積んで河原まで行ってきましたが、帰途に買物をしようとしてフッと気づきました。なんと、首元にタオルを巻いたままだった!それを忘れるほど暑かったということなのでしょうが、確かに墓じまいを受けて墓前で読経していた時にも首筋には汗が流れ落ちていましたからね。
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玄関前では蚊取り線香を点けていますが、さすがにこの猛暑にはヤブ蚊も恐れをなしているようです。

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