住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2023年09月

相変わらず5時に起き出して本堂の供花に水を継ぎ足したり納骨堂の解錠をしたついでに境内に散っている落ち葉をかき集めたりしました。また昨日は夏仕様の敷物を絨毯に交換してもらいましたが、こんな光景を見ると、やはり秋なのだと実感します。実際に朝の空気はひんやりとしてきていますしね。
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秋と言えば、当寺のお墓の横にあるザクロの枝先に2つだけですが真っ赤な花が咲いているのが見えます。これは《花ザクロ》とは違って実のなるザクロで、昔は亡母がこの実を使って《ザクロ酒》を作っていたことがありました。今までは剪定で裸状態にされていたためかここ数十年は花がまったく咲かなかったのですが、去年私が剪定した時にある程度残しておいた(今年も新しい枝が伸び放題になって困っていますが)効果かどうかは別として、2輪とは言っても咲いてくれたことは嬉しいですね。
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もう一方は花から変化していますが、これが無事に実になってくれればもっと嬉しいのですが・・・。

夕べは納骨堂の供花を整理して水も入れ換え、今朝は早くに遊歩道を歩くと水面を動くものが・・・。最初はヌートリアかと思ったもののどうも水面をスーと動く様子。目をこらしてみると水鳥が泳いでいるのでした。渡り鳥がいる季節なのに昨日の関東では35度近くまで気温が上がり、運動会の練習をしていた小学校では数十人が熱中症で緊急搬送されたそうです。
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そんなここ昨日の気温ですが、土手を見ると彼岸花の他にもオレンジの花が咲いていました。
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遊園地から遊歩道、そして寺に帰るまでの短い距離の景色を見てもいろいろなものがあり、季節は確実に移り変わっていましたよ。それについてはまた改めて写真を載せることにしますがね。

昨日で秋のお彼岸も過ぎたわけですが、「暑さ寒さも~」を期待していたにもかかわらず最後までじめじめした空気空気が居座ってた今年のお彼岸でした。そんな中でも《切り花》のために納骨堂の供花が萎れてしまうのは仕方がないことで、写真はダメになったものを整理して何とか元気な花を生け直している途中のもの(お参りの人がおられない時を狙っての作業のため)ですが、猛暑の中に迎えたお盆の時とは違って残せる花が多くあったように思います。
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今日は残り半分の整理をしなければいけないのですが、その作業で気づくことは、お供えされる時に紐や輪ゴムで目元が縛ったままのものが多いことです。中にはアルミが巻かれたままのものもありましたが、人間でもウェストをきつく縛られると苦しいのと同様に花も水を吸い上げるところを縛られていると苦しいのではないでしょうか。せめて縛っているもの外してやってほしいと思ってしまう私の気持ちは異常でしょうか?

今朝早く遊歩道を歩いていて花壇に彼岸花(赤)の頭が見えたので、朝食後にカメラを持って出ました。
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「境内にある白の彼岸花の蕾と一緒に、赤のものも撮そう」と考えていたのですが、花壇を何度も探すのに見つかりません。朝早くとは言っても十分に明るかったので「幻を見た」わけではないのでしょうが、何度探してもダメ。
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それは開花すれば直ぐに分かるので、赤い彼岸花の方は土手の彼岸花で我慢することにして、境内の白の蕾だけをここに載せることにします。

今朝はいつものように早く起きだして土手を歩き回りながら被写体を探しましたが、気づいたことは2点。一つは猛暑で手がつけられなかった所では雑草が茂り、蔓が勢いよくボケに巻き付いていたり紫陽花を隠したりしていること。
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二つ目は橋のたもとにある柳が生い茂っていることです。
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特に枝が垂れ下がっている柳が風に吹かれて揺れるのは(夏場は特に)風情があるものですが、今回の柳はあまりにも枝が伸びきっていて側を通る度に顔にかかるほどです。
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ここまで枝が伸びると《うっそうとした》という感じになってしまうので、大風でも吹くと大変なことになりそうです。市の環境課の方で何とかしてください。

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