住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2023年12月

昨日の午前中に、元旦会で使うものを受け取りに◯由デパートまで歩いて行きました。それまでは車を考えていたのですが、いつもデパートの駐車場は満車だし駅前のは少し遠いと思って(サンロードの中の駐車場のことは着いてから思い出した)徒歩を選んだのが大間違い。戻ってから膝の痛みに悩まされ、特に夜は歩くと激痛に・・・。結局湿布をして寝ましたが、今日の仕事を考えると憂鬱です。なにしろ掲示板から幕張り、供物そして元旦会での接待の準備等々いくつも残っていますからねぇ。あぁ、あちこちに掛けているカレンダーも新しいものに取り替えないといけないのですね。うっかりしていました。5時15分に起き出して、今は5時50分を過ぎたところ。今年最後の『独り言』はここで終わって、仕事に取りかかることにします。
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ところで、この写真を見てどう思われますか?野良猫に食べさせるために裏の住人が蒔いた餌ですが、そこは当寺の裏庭の中。こちらは寺なので事を荒立てないようにして(今までに何度も)「餌を撒かないで」と頼んでいるのですが、非常識とは思いませんか?今は寒いのでいいのですが、夏場は生臭い臭いでお参りの人からも苦情が出ているため、怒りたいのを我慢して下手に出て《頼む》だけにしているのですがねぇ。

夕べは購入していたお菓子類を10組に分類し、手提げ袋に入れて元旦会に使う福引きを作りました。中身にお菓子を中心としたのは、お参りの方々が子ども達へのお土産に出来ることを考えているからです。
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当寺は戦争中に梵鐘を供出しているので《除夜の鐘》を撞くこともありませんが、「それでも何とかしてご門徒にお参りしていただきたい」ということから前坊守が真夜中から読経の後に本堂で宴席を設け、子ども達には雑煮を振る舞うなどしていました。しかし、その前坊守が往生し後は時間的に飲酒後に帰る手段もなくなる等の理由が重なり、次第にお参りする方もなくなりました。そこで、我々の代になってからは元旦の朝に抹茶と花びら餅で接待をするという方法を取ることにしたのです。ただ、元旦の朝は既にお酒が回り、《酒気帯び》になって運転する若い方がいない等の理由もあって数少ないのですがね。
それでも坊守と共に始めたこの元旦会ですから、来年(と言っても明後日ですが)の元旦会も(たとえ坊守がいなくても)手を抜くことをしないで勤めたいと思って、いろいろと準備をしているところです。そうでないと、写真の前にいくら花や人形を飾っても「肝心なことをしない」と坊守に怒られそうですからね。ただ問題は膝の痛み。なにしろ少し歩いただけで膝に痛みがでるので、予約している品物を取りに行けるかが不安なのです。

坊守の往生から既に2ケ月近く経ちました。「忙しさにかまけて」と言うよりも「多忙とごまかして」と言った方がいいかもしれまませんが、出来るだけ沈むことのないようにしてきたつもりです。今でも弔問客もあり、昨日は近所の方が来てくださいました。その人は「ここに来た時に最初に友達になった人」ということで「あまりにも悲しくて、葬儀は勿論今まで弔問にも来れなかった」と言われましたが、その言葉は悲しみとともにうれしくもありました。どれほど坊守が多くの人にとって《心の支え》だったかが伝わってくる言葉でしたから・・・。私もいつの日にかやってくる時には同じように言われたいものです。
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ところで、何枚も撮り集めていた写真でしたが、いよいよ今日の八朔の写真が最後になります。いつもの反対側にある実なので陽当りのせいかまだ青い部分も見えますが、今は真っ黄色になっています。
今年もまだ(今日を外して)2日あるので、正月3ケ日分も含めて5~6枚は写真を撮っておかないと困ることになりそうです。「来年のことを言うと鬼が笑う」という言葉がありますが、せめて「月早々から被写体探し」とならないようにしたいものですからね。

カウントダウンのここ数日ですが、残っている仕事は多々あります。今日も気ばかりが焦っていますが、こんな時ほど坊守の存在が思われる時はありません。法務は勿論のことあちこち走り回って仕事をしていても安心してすべてを任せられる存在でしたから・・・。でも、今は何を言っても愚痴にしかならないので、ただ頑張るだけです。今も目の前に立てている坊守の写真を眺めて「そうだよな?」と言いながらこれを書いています。
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まだ渡していない役員へシクラメンを届けたり元旦会に使う品の準備以外に12月分の会計処理という仕事も残っている(金融機関が正月休みに入るもでにしないといけない)ので向拝の鉢植えを眺める余裕もないし、12月は特に焦ります。あぁ、それで《師走》なのか! 納得!!

玄関先の鉢植えも衣替えで、花がすべて抜かれました。これと向拝前の鉢植えは坊守が花を育てている人に依頼して飾ってもらっているもので、時季に合わせていろいろなものを植えてくれます。今は花が抜かれているのでこの写真は《ビフォー》になりましたが、次はおそらくクリスマスローズが去年の白や焦げ茶色の花のように今回もまた目を楽しませてくれると思います。ただ、向拝前のものはまだそのままです。
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今年も何度となく境内や近所を被写体を探して歩き回りましたが、現在保存している写真も残り2枚になりました。年内分として2~3枚必要ですので今日辺りまた散策しないといけませんが、今は何があるか思案中です。

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