住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2024年01月

只今午前5時。4時30分に目覚めて積雪状況を見ると、昨日2度の除雪にもかかわらずまたもや積もっているので、これからまた除雪機を稼働します。エンジン音がうるさいでしょうが、参道と納骨堂までの通路を空けるのも大切な仕事です。
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出来れば駐車場もしたいのですが、とにかく除雪車の残した雪の塊を見ないと何も言えません。昨日の写真は「オブジェになっている」なんて気軽に書きましたが、今朝はもっとひどいですよ。もっとも、1晩で1㍍積もった40年ほど前の時に比べれば何てことない(あの時は車がすっぽり埋まっていた)のですが、それでも昨今では《大雪》です。しかも、俗に言う《ドカ雪》ですからねぇ。

昨日から「最大級の雪」との予報が出ていて実際に九州地方も雪が舞っている情景を見せられたら、慌てますよね。今朝確認すると《うっすら》という程度でしたのでとりあえず公園の木がオブジェになっている様子を写真に撮ってきましたが、ついでに足下は「二の字二の字の下駄の跡」ならぬ長靴の跡もパチリと・・・。
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車はとりあえず屋根の下に駐めましたが、もっと慌てたのは裏通りの家で火事が!数年前にあった遊園地裏の家の火事もありましたが、今度は市営駐車場裏の家が火事。消防車やパトカーが何台も出て裏道が通行止めになり、当寺の第1駐車場に駐めて交通整理していたせいで第2Pに駐めていた人が出られなくなりました。交通整理の警官に話をして(一方通行を数㍍だけ逆走)出ましたが、よく考えると警察車両は当寺のPに無断駐車では?(まぁ、緊急事態ですから文句は言いませんがね)時間的には4時半過ぎでしたので直ぐに若院に車が止められないことをLINEで伝えましたが、近隣の火事が2~3年の間に2件ですから、鳥取大火で殆どの墓地を失った(強制移転)当寺としては不安感が増してきます。

天気予報によると今週はドカ雪の可能性があるとのこと。
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やっと意を決して坊守との思い出のコース(近場ですけれどね)をたどろうと決心したのに、積雪があると運転に支障も出るので悩みどころです。おまけにいつも行っていた映画鑑賞も前日が封切りのため、満員の観客になるかも・・・。人が多ければ駐車場の問題もあるし、駐車した所から映画館まではそこそこ歩かないといけないので膝の痛いしで、ますます悩みどころが増えてきます。2人で撮した写真が1枚もないのでせめて同じコースをたどることは是非ともしたいのですが、気持ちの2~3割が揺れている今です。やはり時期を待つ方がいいのでしょうかねぇ。

今朝は雨模様ですが、7時を過ぎても窓の外は真っ暗。7時30分頃にはさすがに事務室から見える窓の外は少し明るくなってきましたが、それでもまだ薄暗い感じです。夕べのニュースを見ていたら、能登の中学生の集団避難が別の学校でもあったとのこと。全体の1/3程度の人数だそうですが、子ども達は勉強の遅れよりも友達と会えることの方が嬉しいようで、子どもを手放す母親ほどは寂しがっていない様子でした。
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戦時中の《集団疎開》は別として戦後間もない頃は中学卒業と同時に集団就職で都会に出て行く子ども達が多くいて《金の卵》と称されていた時代もあり、上京して上野駅に降り立った時の心情を歌った歌謡曲もありました。ビートルズさえ知らない若者達がいる現在ではさすがにそんな古い歌を知っている人は殆どいないでしょうが、大学でさえ《全員入学》と言われる現在では考えられないほど中学を卒業してすぐに働く子ども達が多かった時代も実際にあったのです。その時の母親の寂しさと不安感は今とは比べものにならなかったでしょうが、それでも中学生の子どもを短期間とはいえ手放す母親の不安は、いくらその方が避難生活の心配がないとは言っても言葉には尽くせないものがあるのでしょう。まさにこの人形のように「無事を祈る」心境なのでしょうね。

今朝はずっと雨模様。でも、本当ならこの時期は雪のはずですが、やはり今年は暖冬なのでしょうね。あれだけカメムシが発生(「カメムシが多いと大雪になる」という俗説がある)していたのに、やはり《異常》発生だったから俗説も役に立たなかったのでしょうか。干支も卯から辰に変わったのでこれも「しばしの別れ」ですが、坊守が毎年どこかから入手していた辰の絵皿が今年はありません。残念です。
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ところで、昨日の新聞にヒヤシンスの水耕栽培が載っていました。私も昨年末にしたかったのですが、球根を売っているところを見なかったので「まだ早いのかなぁ」と思っていました。今からではもう時季外れでしょうから仕方ありませんが、パンジーの苗やチューリップの球根などはよく見るのに何故かヒヤシンスだけは見かけなかったのが不思議です。結婚前にはガラスの水耕栽培用品も買って部屋で花が咲くのを楽しんでいたのですが、熱帯魚やメダカ飼育と同様にヒヤシンスの水耕栽培にも人気の盛衰があるのでしょうか?

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