住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2024年04月

今日の新聞に「カメムシが多いか」との記事が載っていましたが、確かに《越冬》したもの達が4月に入った途端に姿を表していましたから、既にこの欄で何回も書いたとおりです。なにしろこの時期に本堂の廊下などを元気に走り回っているなんて、過去に経験がないですからね。
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ところで、元気と言えば、昨冬に掘り起こした球根を新聞で包んで陰においていたアマリリスが君子蘭の花芽と並んで窓辺で元気に蕾を伸ばしています。ここ1週間の間に首を伸ばしてきましたが、ただ葉が殆ど伸びていません。どうも蓄えていた栄養分は花に吸い取られたようで、葉まで回っていないようです。やはり素人が越冬させた球根は完璧ではないようですが、それでも開花するのが楽しみです。昨日は供花を求めて花店に行きましたが、紫蘭がもう店頭に出ていました。境内ではやっと葉が出そろった程度なので、これもGW後が楽しみです。

4年間も休んでいた組の連続研修(以下、連研と略す)が始まりました。第1回は吉岡の同派寺院でしたが、そこで微笑ましいと言うべきか困ったと言うべきかは分かりませんが、初夏の使いである2羽のツバメが堂内に飛び込んできたそうです。1羽はなんとか外に出て行ったそうですが、残り1羽は夕方になってやっと出て行ったとか。当寺も以前は雀やトンボが入ってきたことがありましたが、今は網戸にしているので参詣者が出入りする時以外はありません。もっとも、今一番の問題は(どこから入ってくるのか分からないが)カメムシですがね。
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この時期には「巣作りをするのは、そこを信用しているから」ということで、ツバメのために今でも戸を開け放ったままにしている家やわざわざ出入り口になるように窓を作っている所もあると聞いたことがあります。しかし、現在では神社や仏閣での賽銭箱荒しや無人販売店での盗みが横行しています。これは人の心が廃れてしまっていることに原因があるのでしょうか?

今月も残り3日。卯月とはいえ25度前後という夏日が繰り返されたため、今夏の猛暑が今から不安になることです。「もしかすると、本当に40度超?」という不安に加えて膝も心配です。特に膝は立ち上がる時に一番力が必要なところなので、少し歩くだけでも痛みが出る今の状態が数十軒も歩くことに絶えられるのかが最大の不安要素です。まぁ、今から心配してもどうにもならないことなのですがね。
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鳥取因幡組の連続研修(略して連研)はコロナ禍のために今年が4年振りの開催となり、4月~3月という12ケ月の研修です。今までは各寺院(19ケ寺中の12ケ寺)を会場にしていたので当然に当寺も会場になりましたが今回は事情により講師だけになり、『親鸞聖人について』が主たるテーマになっています。当たるのは7月ですから、今は必要な仕事を片付けることに力を注ぎたいと考えているところです。

昨日の組内会は特にこれと言った問題もなく(2時間かかって)終わりましたが、途中で急に暑くなり、合の布袍にしていたのに脱ぐわけにもいかず困りました。本当にここ数日の朝夕と昼間の気温差には体がついていきません。特に昨日の鳥取の最高気温は26.7度でしたっけ?TVでは盛んに「藤が満開です」とか「芝桜がとてもきれいです」と言っていますが、この連休中にどこにも行かず頑張っている身には気温差も加わって辛いGWですね。
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ところで、去年から始まった祝日でもないのに休暇にして子ども達に学校以外の場に《学びの場》を与えようという為政者側の考え。勿論それに賛成する親もいますが、年休が取れない親にとっては「負担が増すだけ」との意見も多々あるようです。特に医療関係や販売店等では休暇をまとめて取るということが出来ないので、子どもを預ける場所に頭を痛めているとのこと。本当に《皆が皆同じ》というわけではないのですから、政をする人は「現場を知ってほしい」と切に願う市井の人々の気持ちに寄り添ってほしいものですね。

今朝は3時30分頃に目が覚めてから寝付けず、結局4時過ぎから起き出して気になっていたものを片付けに動きました。と言ってもそんなに大きな音は立てられませんから、自室だけの動きにしましたが・・・。それでもいつもよりも相当に早く朝の仕事(お参りも含めて)が終わったことは否定しません。
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ところで、出会いの森では笹竹に花が咲いたとのニュースが新聞に載っていますが、なんでも一斉に咲いたのは180年振りとのことですから、本当に珍しい現象です。しかし、古来「花が咲いたら凶作」と言われていたのは竹のことでしたっけ?何でも花が咲いた後でなった実を食べてネズミが大繁殖し、それが稲を食い荒らすからだと聞いたことがありますが、笹の花は果たしてどうなのでしょうかねぇ。
当寺にある山椒の木も花をつけていますが、残念ながら実はならないので葉だけを料理に使っています。しかし、八朔のあの酸っぱさは苦手でも山椒の実のあのピリッとした案外好きなのですから、人の味覚ってふしぎですよね。

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