住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2024年09月

早い者もので9月も今日が最後。能登の人達にとっては「心が折れた」と言う人も多くいる今回の豪雨被害ですが、昨夜のTVでは専門家が《山津波》が起きたと語っていました。しかし、その原因をもっと深く追求すると、そこには「能登地方特有の地理的脆弱さとともに正月に起こった震災で弱まった地盤とそこに残されたままになっていた倒木が豪雨で流れ落ち、それが蛇行していた川の橋で止まったことにある」とのこと。確かに川が蛇行していたり急に細くなっていた場所で洪水が起きるたいうことは過去にもあちこちで起こっており、今夏に盆参りさせていただいたお宅では前の土手が崩れてロープが張られていたこともありました。聞くと「川が家の前で狭くなっていたために流れが激しくなって土手を崩してしまい、水が道路まであふれて家から出られなくなった」とのこと。普段は水量もそんなに多くない所であり、しかも地元の鳥取で現実に起こった出来事ですので、そこにあの大量の倒木が加わっていたらどうなったかと考えると、もう恐怖しかないですね。
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やっと家を移って新しい生活をしようとした矢先にそこでも洪水ですべてが失われてしまったのですから「心が折れた」と言う人が出てもしかたないのかもしれませんが、この鉢植えと同様に人は《支え》があってこそ乗り切れるもの。こんな時ほど石破新総理へ迅速な対応を心から願いたいものです。

昨日は雨上がりで土も軟らかくなっていたので、以前に根起こししていた所を頑張って続けようと思って出ましたが、この前よりも根がしっかり張っていて鍬でも起こせません。奮闘していると飛んできた土が目に入り、それでも少しの間は何とか我慢しながら続けましたが結局ダウン。それでも45ℓのごみ袋は一杯になりました。他の所では弱々しいながらも次々と黄バラが咲いているというのに、ここは本当に空き地を占領するかのように蔓延っているので、木々も元気がありません。
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かといってここには牡丹以外にも椿や紫陽花等もある場所なので除草剤が使えないため、人力しか頼めないのが辛いですね。これで膝が何ともなければもっと頑張れるのですが、膝から腰まで痛みが来ているので力が出せにない上に歳も加わっているので益々どうにもならない現状です。誰か手伝ってほしい!?

最近の趣味(?)として、PCのスクリーンセイバーにその時撮ってきた写真を使うようになりました。前回は一輪咲いた秀明菊でしたが、今は茎をぐんと伸ばして今にも開きそうな彼岸花にしています。ただ、画面にはデスクトップ内に記録しているもの名前が記載してあるので、それがちゃんと読み取れないような写真は困るので選んではいますがね。数世代前のPCの時は最初からPC内に保存してあるものを使っていましたが、機械が変わると使用法方も変わってその都度機械音痴は右往左往することになります。そのため、逆に新しく「こんな使い方があるのか」と分かると、面白くなって何度も使いたくなるもの。たまにはそんな《お遊び》もあっていいですよね。
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蛇足ですが、室内に置いている鉢植えのベゴニアが咲いたので、今日の写真はそれにしました。

当寺の仏婦研修会はお盆の月と報恩講法座がある8月と11月は除き、原則として(事情によって5月から)第4金曜日にあります。そのために先月はなかったので、今日が2ケ月振りの研修会です。しかし、やはりお盆月をまたいでいたせいか何となく疲れが残り、今日のテーマもなかなか決まりませんでした。やっと「釈尊の生涯」ということに落ち着きましたが、それも導入から結論までの流れがなかなかまとめられず、結局は《出たとこ勝負》になるのかもしれません。
そう言えば、先日ここに書いていた彼岸花の新芽ですが、昨日の朝に見ると倍近い丈になっていました。朝方に境内の落ち葉を履く時に「昨日のスピードから考えて15㎝を超えているのかも」と思っていたところが既に30㎝近くまで伸び、しかも既に蕾が開きそうになっています!
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このまま行くと明日には開花しているかもしれませんが、まぁこれも彼岸花の特徴ですからね。
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ついでに、山門の右側にある歌碑の側にも小さな芽が出ていましたよ。まだ咲いていない彼岸花ですが、今日はその写真にします。

被写体を探して境内を歩き回った時に双子のように並んで生えている彼岸花の芽を見つけたわけですが、株をいただいた時に「突然に芽が出てきますよ」と言われたとおりで、今まで影も形もなかったのに本当に「えっ?」という感じで頭を出していたのです。それが一気に伸びるのですから、今朝は一体何㎝になっているのでしょうかねぇ。まだ今(5時15分)は暗いので外に出ていませんが、楽しみです。
ところで、「一気に伸びる」彼岸花とは逆に、あれほど枝全体に花を咲かせていたサルスベリの方はまだパラパラと咲いてはいるのですが、今は一気に花が消えてしまったようになっています。
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今週の予想最高気温はまだ30度を超えていますが、目に派見えなくても秋風が吹いてきていると言うことなのでしょう。「四季から秋はなくなり、もう『暑さ寒さも~』は過去の言葉か」と思っていましたが、やはり秋の気配はあったのですね。

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