住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2024年11月

昨日の挨拶は久しぶりに「今日は寒いですねぇ」になりました。一昨日から本堂の暖房にストーブも加わりましたが、灯油が1缶だけしかなかったので次の時を考えて若院が購入に行ってきましたが、とにかく「高い!」の一言。遊歩道の紅葉程度の色なら許せますが、これで会計がまさに真っ赤で《火の車》状態です。
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18ℓが1600円になった時も高いと思いましたが、今回は2300円という予想の幅を超えた値上がり。しかも今度は郵便料金もですからね。年間5回発行している寺報を発送する時でも毎回25000円以上もかかっていたのに、11月に報恩講法座の案内と寺報を送った時には2万円以上も余分にかかりました。これで来月は年賀状もありますからそれだけでも《火の車》の襲来を実感していますが、懐が温かい国会議員の人達にはきっと「ゴマメの歯ぎしり」としか思わないでしょうね。

昨日は法座最終日。幸いにして雨は止みましたが風が強く、相変わらず遊歩道の立木から落ち葉が境内に舞い込んできます。そのために朝一で掃き集めましたが、いくら集めても風が吹き飛ばします。それでもなんとか頑張って袋に入れましたが、2時間ほど後にはまた掃き集めることになりました。
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公孫樹はまだ黄葉もしていないし落ち葉もありませんが、本当に遊歩道に植えられている樹は大迷惑です。これで剪定でもしてあればまだ許せるのですが、枝が伸びっぱなしで街灯が隠れる程。しかも「落ち葉は気になる人が始末してください」ですからね。だから、川沿いの擬木の下に固まっていても「市内清掃の時にでも始末してください」ということになりますが、それまでは千利休ではありませんが《自然のままに》ですから、風が吹く度に迷惑するのは道路沿いの家になります。もっとも、除雪にしても出入り口の前にドカッと雪の塊を置かれるのも困りものですがねぇ。(あの雪の塊って堅くて重いので、車を出すのも一苦労です)

昨日は早朝の薄暗い中で境内の落ち葉(遊歩道の立木から飛んできたもの)を掃き集めて綺麗にしましたが、その途中でパラパラと雨が降ってきて慌てました。それでも何とか掃除を終えて朝食を取っていると雨も止み、ひと安心。ところが肝心の法座直前になって土砂降りとなり、そのためかお参りの方もいつもより少なかったですね。しかし今日は祭日でもあるので、満堂とはいかないまでも昨日よりも増えることでしょう。昔と違って日数も5日間から今ではわずか2日間になりましたが、お参りしていただけることは本当に有り難いことです。
玄関前では鉢植えがありますが、夏場と違って植えてある花は少なめです。それでもこの寒さの中でも花が綺麗に咲いて来客を歓迎するかのように見えるのは、何かホッとしますよね。
(まるで自分が植えているように聞こえますが、こんな大きな鉢植えは私には無理。これは専門家にお願いして植えてもらっているものです、念のため)

やっと準備も終わり、昨日の午後からはいつものとおりに居間(来客があっても直ぐに出られるから)にいてPCを前にしていました。ただこのノートタイプのPCは旧い型なので重いうえに反応が遅く、文章を打ち込むのに苦労します。それでもなんとか次号の寺報の原稿内容を打ち込みましたが、考えていた内容の半分も書き切れていません。法座が終わったら読み直し、最悪の場合には最初からやり直ししないといけない感じです。窓辺の赤いシャコサボテンはやっと開いてきましたが、個人的には次から次と問題発生です。
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今朝は5時過ぎに目覚めていましたが、どうも身体がだるく感じられて起き上がれませんでした。それでもやっと起き出して洗顔しましたが、歳のせいか何となく今までの疲れが居座っているようです。それでも、今日と明日の法座はしっかり勤めないと坊守に怒られるかもしれませんね。

いよいよ明日から報恩講法座が勤められます。話を聞くと先代の頃は市内の5ケ寺が同じ講師によって各5日間を連続に勤めていたとか。私が先代と一緒にお勤めし始めた頃は3日間になりましたが、そのやり方だと毎回講師を依頼する寺院の住職の負担が大きい上にどうしても休日に当たらない寺もあり、私の代になってから「休日でないとお参りが少ない」という理由で独自の日程で勤める寺院が増え、今では1日だけの法座とされた寺院もあります。
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当寺は総代会で「昔から勤めている日程でする」ということに決まって永代経法座と共に昔通りの日程で勤めていますが、ただコロナ禍で休止していた時期に続いて突然の坊守の往生が大きく、先代からずっと続けてきた《婦人会の手作りによるお斎》も出来なくなりました。このお斎については先代が「婦人会活動として、絶対に続けなさい」と言い残していたものですが、なにしろお斎は坊守を中心として婦人会が活動していたものだったので、仕方ないことですが・・・。
とりあえず今日は最後まで残っている幕を山門に掛ける作業と同時に、ご講師が入られる部屋の床に飾る花を何にするか考えて活け込みをします。

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