住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の住職日記です。基本は毎日更新です。

2025年11月

この数ヶ月の間いつも気になっていたのが寝室の窓辺に置いているデンドロの鉢植えと千両の新芽。
デンドロビュウムは一昨年に戴いた鉢植えですが、植え替えても全然大きくならないし、花がついていた茎は枯れて新しい芽が出ているのですが、それがほとんど育たないばかりか葉が何枚も枯れています。それがずっと気になっていたのですが、昨日の午後に意を決して新しく土を入れ替えて植え替えました。いつも飲んでいるコーヒーの残りカスを土に混ぜて肥料とし、ひとまず玄関内に置いておきました。落ち着いてから室内に移動させつもりですが、寒くなる前がいいでしょうね。寒くなる前と言えば、庭に置いている君子蘭の鉢植え(オレンジ×3、黄色×3)も霜に当たったら枯れてしまうので、12月に入ったら室内に入れてやらないといけないのですよね。
千両の鉢植え
なお、千両の新芽というのは、数年前に供花として戴いたものから実だけを採って庭に蒔いていましたが、そこから何本も発芽して今年は赤い実をつけています。そしてその千両から飛んだ実が新しい芽を出してそれが数㎝に育っていたので、夏にそれを抜いて室内で花瓶に入れていたのでを今回鉢植えにしたということです。もっとも、この写真は数年前にご門徒から戴いた千両が枯れた時に唯一生き残った株を大切に育てたもので、今回のものとは別ですよ。

毎日台所仕事をしていると、今まで何とも思っていなかったことに気づくことがあります。その一つが、濡れたままにしているとステンレスでもサビが出るということ。そして、流しにおいている水切り板の裏にカビなどの汚れが出やすいということ。今までは坊守が綺麗にしていたので気づかなかったのですが、この2年でいろいろなことがわかるようになりました。今朝も汚れが出ている水切り板の裏に洗剤をかけ、しばらくして水で洗い流してからナイロンたわしでこすりましたが、前回の時から1ヶ月程度でこれですから、坊守はもっと頻繁にしていたのでしょうね。頭が下がります。
シャコサボテン - コピー
過日は親類の三回忌法要に着ていった白のカッターシャツを洗濯してある程度乾いてからアイロンをかけましたが、考えてみると実に20年ぶり(退職して17年です)のアイロンがけでした。もっとも、やり方はちゃんと覚えていていましたよ。
しかし、「自分で出来ることは自分でする」というのが亡母のしつけでしたから大抵のことは別に苦にしていませんが、さすがに(朝食は除いて)毎日の食事の準備だけは疲れが出てきている昨今です。
そんな毎日ですが、窓辺のシャコサボテンがまた開花しました。隣の赤は蕾がまだ小さいので少し先になりそうですが、花は疲れた気持ちを癒やしてくれますね。

12時前から寝つけなくなり、0時も1時もニュースを聞きながら何度も寝返りをし、結局3時前から起き出して、本堂などの供花を整理してから納骨堂の解錠に行くなどして動き回っていると、なぜか左足の土踏まずがズキッ。別に何かを踏んだということもないので足首を痛めてはいないのですがねぇ。
白玉椿のつぼみ
ところで、夜中に妙に暑く感じて布団を蹴っていましたが、天気予報によると朝は寒くても昼間は19度になるとのこと。半日でもこんなに気温差があると、体調管理が難しいのですよね。境内の白玉椿はそろそろ開花するようですが、気温がこれでは朝は上に羽織っても昼はそのままでいいのか考えてしまいます。と言っても、一度上に着ると脱げば寒く感ずるもの。これで11月も半分近く経っていると思うと、一体今年の冬はどうなるのでしょうかねぇ。心配です。そういえば、昨日は本堂の縁に太陽を浴びてカメムシが這っていました。初冬のこの暖かさから思い出されるのは、外に出たらカメムシが車にたかっていたというあの数年前の《悪夢》。あぁ、またよみがえってきそうです。

今朝はセコムのスイッチを忘れずに切ってから再確認するなど、十分すぎるほど意識して朝の仕事に移りました。もっとも、以前もこれほど意識していながら《ど忘れ》をしたのですから、歳のせいにして逃げてはだめですよね。
南天の実
ところで、遊歩道の立木(トウカエデ)が猛暑の後に急に訪れた寒さで色づいてきました。見た目には綺麗でしょうがいかんせん落ち葉の掃除が大変で、昨日も境内を掃き集めて袋に入れましたが道路は紅葉の絨毯のように吹きだまりになり、今朝も早くから近所のご婦人が自宅前の道路にたまっている落ち葉を掃き集めておられました。しかも、トウカエデは数十㍍にもなるとの解説が載っていますし、実際に遊歩道の立木はビルの3階まで届くほど成長しています。そのために中には街灯を隠す(設置する所には土が必要なので、立木の側になっているため)ほど大きくなったものもあります。有名な銀杏並木などでは専門の業者もあるのでしょうが、ここは地域住民に一任。しかも、横枝が通行の邪魔になるということで切ったら市の財産に対する違反とお叱りを受けることも・・・。そんなことなら南天とまでは言いませんが、いっそ他の場所に合わせてミズキに交換してほしいものです。そうすれば夏は綺麗な花が見られるし、木自体もそんなに伸びるものでもないのだから。

今朝も3時に目が覚めてトイレに行きましたが、それからがまったく寝付けず、結局4時前に起きだしてお仏飯の準備や納骨堂の開鍵等をしました。しかし、うっかりセコムスイッチを切るのを忘れて外に出てしまったので、非常ベルが鳴るなどして若院が大慌てに・・・。以前にも同じことがあったせいか私の所に来て「セコムから電話まであった」と言いましたが、明らかに怒っている雰囲気です。今回の原因は予定していなかったこと(冷凍室の受け皿に霜がこびりついていて、それを水で洗い流す)があったために失念したためだろうと思いますが、それは言い訳であり、確かに今回で2度目でもあるので申し訳ない気持ちで一杯です。
ノウゼンカズラ
ノウゼンカズラは過日の剪定で裸状態になっていますが、来年にはまた茂ってきます。しかし、今回の失敗は2度目ですし、ノウゼンカズラのように放っておいてもいいというものでもありません。とにかく「スイッチを切っておこうと思った時にすぐ切るべきだった」と大いに反省したことです。

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