前住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の前住職の日記です。基本は毎日更新です。

2025年11月

夕べから上掛けに毛布を使うことにしました。この毛布は坊守が発病するまでは「温かい」と言って冬場になると使っていたものですが、その後は洗濯したまましまっていたもの。しかし、昨日までの重い掛け布団(パッチワークの上掛けも入れて)に降参して、とうとう持ち出して私もそれを使うことにしました。坊守が言っていたようにやはり軽いだけでなくそれだけで温かく眠れたので、こんなことならもっと早く使えばよかったと思いましたが、ただひとつ問題が・・・。それは、寝返りを打つたびに毛布を引っ張るので、朝起きたら片方にズレてしまっていることです。そのために起き出したらちゃんと掛け直し(ベッドメイク)をしないといけないということになりますが、まぁその程度はたいした負担でもないし、やはり《軽くて温かい》ことには代えられませんよね。
咲き残りの秀明菊
しかし、11月も今日で終わりですが、朝晩の気温差には参ります。境内の秀明菊は白も赤も枯れていますが、ただ納骨堂裏に生えているものだけはこの寒さの中で生き残りの花を咲かせています。それこそ「ど根性!」と言うべきかもしれませんが、明日から師走なのでそろそろタイヤ交換もしないといけません。これだけはなかなか「よし、やろう!」という気になりませんが、以前は自分でしていた交換も今ではスタンド任せですから、要は「持って行く」だけなのですよねぇ。残り1ケ月が過ぎると、いよいよ私も亡父と同じ歳になりますから、この秀明菊のように《必死》にならないといけないでしょうがね。

秋というよりもむしろ初冬の風物詩と言うべき境内の公孫樹の落ち葉。先日雨上がりに掃き集めていたのに、昨日は新しい落ち葉がその周りに散り落ちています。銀杏の落ち葉が綺麗だと言って観光に訪れる人が多い所もありますが、そこを管理する人は大変でしょうね。
黄葉の銀杏
公孫樹の落ち葉
実際に道路沿いのプラタナスは(県か市かわかりませんが)毎年剪定して裸木にしているので落ち葉に悩まされることはありませんが、ビルの3階まで届くほどに伸びている遊歩道のトウカエデは落ち葉が市道のあちこちに散り積もっていて困っているので、何とかしてほしいものです。かつては道路の並木として盛んに使われていたトウカエデですが、今では枯れ葉の弊害がひどくて別の木(ミズキなど)を植えている所も多くなっていますし、実際に東京では公孫樹を切って別の木にしているとか・・・。並木は、その時だけの景観ではなく何十年も先の景観まで見据えて誂えるべきものであり、当然に種類だけでなく植樹の是非も考えて実施するべきでしょう。しかし、今の景観から考えるに、「後は野となれ山となれ」的なその場しのぎの仕事としか思えないのはなぜでしょうかねぇ。

3日間の修学旅行で若院が不在。そのために一昨日に続いて昨日も日帰り温泉へ。坊守も一緒に連れて行きたいとは思いながらそれが無理なので、《罪意識》を抱きながらの運転です。あいにくと私には昨日は少しぬるめだったので、「烏の行水」の体が後から冷えてきたのが残念でした。しかし、やはり温泉の効果があったのでしょう、夜中に一度(2時過ぎ)目が覚めてから1時間ほど音楽を聴いているうちに眠ってしまい、次に目が覚めたのが5時前。いつもより十分な眠りが取れたようです。もっとも、目覚めてからの動きはバタバタになりましたが。
シャコ白
シャコ赤
ところで、ここ数日は夜中が暑いのか寒いのかわからないことがあり、布団を外したり掛けたりしながらの眠りになっています。今までは何とも思わなかった坊守の作ったパッチワークの布団掛けが今冬になってからは妙に重く感じられるようになってきましたしね。亡父も病気の時は毛布1枚を掛けると「重いからいらない」と言っていましたから私もやはり体力の減退が起き始めてきたということなのでしょうが、そう考えると「あなたも気をつけないとダメですよ」という坊守からの《要注意》信号だということなのでしょうかね。
窓辺のシャコサボテンは白の方が萎れ始めて来ましたが、赤い方はこれから元気いっぱいの様子です。

昨日は朝一番に膝の受付と治療(と言っても、注射と薬だけ)をしてもらって帰宅。その後は法務を勤め、3時頃に終わったので洋服に着替えて一息ついていると、3時半過ぎに納骨堂の入り口のブザーが聞こえてきました。
ヒガンバナの葉
「雨模様なのにお参りしてくださって、ありがたいことだ」と思っていましたが、カメラに写っている様子がおかしい。フードをかぶったまま賽銭箱の側でゴソゴソと・・・。そうこうするうちに箱を抱きかかえたので慌てて堂に行ってドアを開けた(普段はお参りの人が入りやすいように施錠していない)ところ、60歳後半と思われる白髪交じりの小柄な女性がお賽銭が入っている引き出しを香炉の横に置き、箱の底にこぼれている小銭を取ろうとしていた様子。しかし、私が「何をしているのですか」と強く言うと、慌てて「盗んでいませんから」と言って足下のバッグを持って出て行きました。要するに《賽銭泥棒》だったのですが、私もそんな場面に出会ったのが初めてだったのとお賽銭が入っている引き出しをそのままにしておけないということで、その時は相手を捕まえるとか警察に連絡するとかはまったく頭に浮かびませんでした。
結局、こぼれている小銭も一緒にしてお賽銭を寺内に持っていってから箱の状態を調べたところ、留め金になっているネジの金属部分を強引に曲げてネジを抜き取ってから引き出しを取り出した様子。その状態は以前にも似たこと(ネジは元通りに差し込んであって気づかなかった)があったので「今回が初めてではない」とは思いました。とりあえず今回のことはちゃんと防犯カメラに残っているので、あとで事後処理はしておくつもりですが、『阿弥陀如来』の名号の真ん前であるとともに、お参りの人の心のこもったお賽銭を盗もうとするのですから、人間の心もここまで落ちてきてしまったのかと思うと、悲しいことです。彼岸花でさえ、この寒さに負けずに来年に向かって葉を伸ばしているというのに・・・。

デフ大会はメダルラッシュとのことで盛んにメデイアでは伝えられていますが、以前にも書いたようにまったく放映がありません。確かに都会の人には現地で大会を見る機会もあるでしょうが、大多数の人はそんな機会が皆無です。パラと同様にデフも大衆の知名度が低いのですから、是非ともテレビ放送して大勢の人に知る機会を与えてほしいものです。そうすれば、戴いた柿を食べながら応援できるのですがねぇ。
柿
ところで、今朝も納骨堂の解錠で5時前に境内に出てみると、イチョウの落ち葉かあちこちに・・・。おそらく夜中に散ったのでしょうが、雨に濡れて張り付いているので掃き集められません。外はまだ暗くて写真が撮れないのでここには載せられませんが、今日は2週間ぶりの膝の診察日なので戻ってからの掃き掃除になりそうです。それまでに少しでも路面が乾いてくれることを願うばかりですが、そうでないとそれこそ《濡れ落ち葉》で、まさに《しがみついている》という状態ですからね。

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