前住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の前住職の日記です。基本は毎日更新です。

2025年12月

今日で令和7年も終わり、新しい年になります。今年は坊守の三回忌法要を勤めましたが、次は七回忌ということで4年先なります。この2年間は毎朝お線香を持ってお墓参りをしてきましたしこの先も同じことを繰り返すとは思いますが、膝の痛みで歩くのも困難な時があることに加えて体力と気力の衰えを切に感ずるようになった現在は80歳を越えた4年先の自分がはたして今のように出来るのかは不安でもあり、その時のことを考えると、妻(亡母)の後を追うように1年と1日後に往生した亡父がうらやましい気もします。
時間の経過に対する人の受け止め方には「もう」と「まだ」の2通りがあるということをよく法話でも言っていますが、私にとって過ぎ去ったこの2年という時間は「もう」と「まだ」が絡み合い、なかなか気持ちの切り替えが出来ませんでした。だからこそ、次に来るであろう4年先の自分というものについては予想さえ出来ませんが、毎日が「生きさせてもらっている」時間だからこそ、それまでの日々を頑張るしかないのですよね。
本当なら掲示板の下に映えている万年青(おもと)を正月花として活けたいのですが、実が付いていないので生花には出来ません。そのため、本堂を初めとしてあちこちに飾っている花には若松と千両に葉ボタンを使いました。その写真はまだ撮っていないので、元旦の『独り言』にでも使いましょうかねぇ。
万年青
しかし、命に関わるほどの猛暑だけでなく地震の多発や熊による被害や米価の急激な値上げ等々いろいろとあった令和7年でしたが、明日から始まる令和8年は是非とも平穏な年になってほしいものです。

今年の法務もとりあえず昨日ですべて勤め終わり、今日と明日は荘厳等の準備と掃除です。昨日の法務の後で本堂の外陣には掃除機を掛けたので、内陣の掃除と打敷を掛けてから供花と供物をすれば本堂分は終わりです。後は納骨堂の打敷をしてからお花を活け替えと供物、そしてお墓のお花の活け替え(古い花は昨日取り去りました)と庫裏の掃除が残っていますが、若松は先日に購入してたおいたので今日は開店時間を見計らって葉ボタンと色花の購入に行ってきます。なお、以前にも写真は載せていましたが、千両は今年初めて裏庭に育ったのでそれを使うつもりです。さぞかし当寺にこんなに千両が根付いたのを亡母も坊守も驚くことでしょうね。
千両の実
HPの「今月の掲示板」と「住職挨拶」(令和8年1月分)については少し早いですが昨夜打ち込みました。多少《勇み足》の傾向とは思っていますが、残り2日間の仕事が多いのでご容赦ください。

あと3日。先日の降雪で《雪のないスキー開き》から一転して初滑りをした人も多かった一昨日と昨日の2日間でしたが、このまま行くと正月をスキー場で過ごす人も多いことでしょう初めて」。私も八頭高や岩美高に勤務していた時に氷ノ山や大山に引率して行って生徒と一緒に滑ったことがありましたが、まともなスキー場で初めて滑ったのは配所の勤務校だった鳥工高にいた時に青年部で氷ノ山に行った時。その時は直滑降だけしか出来ず、リフトの近くの雪だまりに乗り上げて一回転したという悲惨な体験をしました。それでも、そんな体験があったからこそ次の時にはボーゲンで滑れるようになったのですがね。
下駄箱の椿
しかし、師走の名のとおりにお寺の年末年始は多忙です。台所の換気扇のフィルターは既に取り替えを終えているのでいいとしても、元旦会を前にして供花の活け替えや山門の幕の取り付け、内陣の荘厳にお供えなどもあります。時間があれば各部屋の掃除機かけもありますが、それは体力と気力が残っているかどうかになりそうですが・・・。つくづくと坊守の存在のありがたさが身にしみてくるのはこんな時ですね。(下駄箱の上は椿を活け替えました)

今年も残り4日ですが、朝のお参りの後で法衣を脱ぎかけると何かおかしい。よく見ると、布袍の右側の紐が取れかかっているようです。最近はなぜかこのような小さなほつれが続いていますが、家電なんかでも同時期に買ったものが次々と故障するということもありますから、同じように布にも時間的な理由があるのでしょうね。今までなら白衣の繕いなどもすべて坊守に頼んでいたのですが、今ではすべて私の仕事。でも、幸か不幸か子供の頃から母親にちょっとした繕い(靴下の穴かがりなど)は「男でも出来ることはしなさい」と言われながら育てられたし、現にこの程度の繕いならこの2年間に十分やってきたので、きっと何とかなるでしょう。
ゲンカンノ供花
しかし、今年も残すところ数日になった頃にこのような突発的な仕事が出てくるのは、本堂を初めとしてあちこちの供花の活け替えなど予定しているものもまだ残っているので、本当に遠慮したいものですね。

参道から納骨堂までの降り積もった霙の除雪は昨日若院がしてくれていましたが、いつものように早く起き出して今朝の様子を見ると、やはり昨日ほどではなくても白くなっています。その中でも一番困るのは山門下にたまっている道路側の雪で、参道内に入るのに邪魔になるだけでなく溶けた水が流れ落ちる排水口までをせき止めるようにしているので、今朝は仕方なく納骨堂の解錠前に除雪しました。しかし除雪には膝の屈伸運動が大いに必要になる作業のため、終わって膝を伸ばした途端にピキッと音がして痛みが・・・。痛みはすぐに収まりましたが、もう《歳を考えない》ことはやめた方がいいかもしれませんね。
でも、おいでになるの人のためには必ずしておかないといけない作業ですし、気になるとやめられない性格もあって・・・。
セキチク
納骨堂の石碑横に置いているセキチクの鉢植えは、今朝は霙に埋まって震えているようです。

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