前住職のひとりごと

鳥取市にある浄土真宗本願寺派のお寺、淨宗寺の前住職の日記です。基本は毎日更新です。

2026年06月

境内の松は子供の頃に馬車に載せてきたのを覚えていますが、それを今の位置に植えたものです。それまでは、大火後の強制移転に遭った墓地に残っていた無縁の遺骨を安置するために急遽先代(亡父)が造った納骨堂がありました。その納骨堂を現在の場所に移転し跡地に植えたものですから、もう70年近くその地で育ってきたものです。もっとも、その時に移転した納骨堂も私の代になってから現在のものに造り変えたのですがね。
その松は毎年1回造園業者に依頼して剪定をしてもらっていますが、今回は伸びている菩提樹の枝だけでなく、あちこちに植えてある椿(茶道をしていた亡母が茶花として植えていたもの)や坊守が実家の梅を懐かしんで植えた本堂裏の白梅の枝なども合わせて剪定してもらい、全体的にスッキリとしたものになりました。
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特に椿などは伸びた枝が絡んでしまって風が通らなくなるとよくないのですが、脚立に登って手が届かない枝を剪定するのは、今の私にとっては危険ですからね。その成果として、一昨日の菩提樹がこんな姿になったのですけどね。

令和8年も明日で半年が過ぎ去ろうとしています。「歳をとると時間が早く進む」とはよく聞くことですが、それは別にしても確かに「もうそんなに経ったのか」という思いがします。父が母の後を追うようにして(1年と1日後に)往生したのが78歳を迎えてから7日後のことでしたが、その父よりも私は5ケ月長くなりました。確かに亡父の場合には私が教職と同時に法務もすべて勤めていましたので安心していたのでしょうが、平日は当然として学校行事が休日にあった場合には若院の代わりに私が法務を勤めないといけないので、多忙であることがそれに関係しているのかもしれませんが…。
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ところで、教員を退職してから既に18年目になりましたが、その間は全くと言っていいほど運動をしていなかったせいで筋力が落ちてしまい、それが影響して膝に負担をかけて軟骨の摩耗につながったというのが医者の見立てでした。受診した時に「筋力をつけるために運動しなさい」と言われましたが、少し歩くだけでも傷みが激しいのにそんなことを言われてもできるものではないので、それこそ「わかっちゃいるけど、できません」と逃げていたのが今の結果につながっているので、皆様にはぜひとも日ごろの運動を推奨しますよ。
今日の写真は、蕾を見せ始めた桔梗にしました。

今回のW台風は各地に多大な被害を与えて通り過ぎましたが、被害を受けられた方には心よりお見舞い申し上げます。
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しかし、本当に《猛暑》や《熱中症》という言葉が当たり前のように使われるようになってからの気候変動には驚かされることです。この欄で何回も書いていますが、我々の高校時代は30度が最高気温でしたし、そんな中で「暑い」と言いながらも窓を開けただけで授業を受けていました。それが去年の猛暑から今年は酷暑の日が増えるとの恐ろしい予報も出ているほどですから、7月から9月にかけて秋風が吹いてくるのでの3ケ月間はもっと厳しいことが起こるのではないかと不安でいっぱいです。本当に、最高気温が30度だった頃に戻ってほしいものですね。
今日の写真は釈尊が悟りを得られた木(菩提樹)ですが、昨秋に裸にしたのに枝がどんどんと伸びて、庫裡の屋根にかかりそうになっているものもあります。明日は松の剪定に来られるので「ついでにあちこちで伸び放題になっているものも剪定してもらえたら…」と思っていますが、業者には仕事の予定があるでしょうから、どうなるかは未定です。

数年前からこの時期になると当然のように使われている《線状降水帯》という言葉ですが、この言葉を最初に使った人のことが半月ほど前の新聞に載っていました。残念ながらどんな人だったのか覚えていませんし、AIに聞けばその人のことはわかるのでしょうが、そんなことを知るよりも現在の状況下で本当に必要なものは「いかにして被害から逃れるか」ということでしょう。
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いくら十分に下準備をしていると思っても人間には《うっかり》や《そんなものが必要か》という気持ちがある以上は、《絶対》ということはないのです。現に、以前にも「危険だ」と日ごろから言われていたのり面が崩れてその下にあった家だけでなく(安全だからと言われて)その土地を購入して家を建てていた人も多大な被害を受けたということも数年前にありましたが、いくら人間のことを《万物の霊長》と称し、科学の発達を無敵だと思っても、自然の猛威に立ち向かって勝てるということが無理なことも事実です。特に今回のようにW台風と同時に起こった震度6強の地震のように、自然の驚異が一度に襲ってきた場合には…。だからこそ、それをいかに少なくさせるかということを常日頃から考えておくことが大切なのでしょうね。(途中で切り取ってしまったノカンゾウは、やはり開花しませんでした)

昨日は青森県で震度6強という大地震がありました。人的被害がなかったのは幸いでしたが、中でも教室ではテレビが落ちてきたり天井が崩落したりしたようですが、怪我をした生徒がいなかったのは不幸中の幸いというところでしょうか。しかし、前回あった北海道・三陸沖後発地震との比較で、注意報の判断に用いる《モーメントマグニチュード》が発表基準の7.0に0.2足りない6.8ということで今回は注意報を出さなかったそうですが、気持ち的にはそんな数字を聞いても「あぁ、よかった」とは思えないほどの恐怖の方が勝っていたでしょう。しかも、そこに住んでいる人たちにとっては「またか…」という激しい揺れなのですからね。
『狭い日本、そんなに急いでどこへ行く』という標語がありますが、北は地震におびえ、南や東は線状降水帯による大雨におびえるここ数日の日本。そして、世を眺めてもフランスやイギリスでは異常とも言える猛暑で死者も出ているとのこと。これらはすべて地球による傲慢な人類に対する怒りなのでしょうか?
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ところで、台所の窓を開けると去年まで見えていたアジサイやザクロの花が上に伸びている椿の枝に隠されて見えなくなっています。写真は菩提樹の枝葉です(下の方は自分で何とか出来ました)が、上の方は手が届かなくて伸び放題。これもなんとかしたいのですが、何しろ膝の調子で脚立に登れないので、自分では剪定できません。そのため、今度松の剪定に来ていただく業者にあちこちにある木々の剪定も頼んでみようかと思っています。

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