去年は《後期高齢者》になってことを盛んに吹聴していましたが、早いもので昨日から76歳です。そうなると、もう「後期高齢者になった」という言葉は使いにくいですね。坊守の葬儀の後で息子(副住職)から「(前住職と同じ)1年と1日だけは止めてくれ」と言われた時に「じゃあ、1年と2日ならいいか」と言い返しましたこともありました。しかし、本当にその時がいつやってくるのか、果たして亡父の歳を追い越すのかはたまた追い越しきれないのかは誰にも分からないので《今》を頑張るしかないのですが、坊母と亡父の歳の真ん中だった私が今年からは亡父の歳に近づいていくわけです。そして、そんな私にとって昨夜に放映されたテレビ番組『ポツンと一軒家』には胸が詰まりました。
住人は17年前から奥さんと2人だけで山奥の家で生活をしていた人でしたが、その奥さんが癌で2年後に死去。「死ぬ時って、スーッと息が消えていくのですよね」という言葉や「それからしばらくは、何しても寂しさが消えなかった」という言葉。そして「それからの15年間は、妻が好きだったこの雄大な景色が見晴らせるようにと、木々の剪定やお墓の手入れを欠かさないのが仕事です」というご主人の話に自分をダブらせていた人も多かったのではないでしょうか。
(玄関のシンピジュウムも今ではすっかり花を開ききっています。時間というものは気づかないうちにどんどんと経っているんですね)
住人は17年前から奥さんと2人だけで山奥の家で生活をしていた人でしたが、その奥さんが癌で2年後に死去。「死ぬ時って、スーッと息が消えていくのですよね」という言葉や「それからしばらくは、何しても寂しさが消えなかった」という言葉。そして「それからの15年間は、妻が好きだったこの雄大な景色が見晴らせるようにと、木々の剪定やお墓の手入れを欠かさないのが仕事です」というご主人の話に自分をダブらせていた人も多かったのではないでしょうか。
(玄関のシンピジュウムも今ではすっかり花を開ききっています。時間というものは気づかないうちにどんどんと経っているんですね)
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