最近特に目立ってきたものは、忘れ物が多くなってきたことです。電話機(子機)を持って場所移動すると置き場所を忘れて後で慌てるというようなことは度々で、今朝も仏間に行くと夕べお勤めした時のまま扇風機が回っていましたが、坊守の葬儀以来このようなことが増えたように思います。さすがに《食べたことを忘れる》ということはないのでいいのですが、やはり加齢に加えて2人でやっていた仕事を1人でやらなければならないという今の忙しさとその後でやってくるポカッと空いた時間という精神的落差も、昨今の猛暑に加えて原因の一つとなっているのかもしれません。
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剪定した椿は新しい芽を出してきましたが、人間は「古くなったらそれを外して新しく作り替える」ということは出来ませんから、歳とともに「昨日出来ていたものが今日は出来なくなる」という宿命を背負っているのは仕方のないことなのですがねぇ。
昨日も義母と電話で話していた時に「(暑さに向かって)いつも優子が『住職は胃腸が弱いから、体調が心配だ』と言っていましたよ」と言われ、坊守が気を配ってくれていたことを「そうだったなぁ」と懐かしく思い出したことです。