今日で8月も終わり、9月(長月)に入ります。去年の今頃は8月に入ってすぐに市に申請した介護保険の申請書がまだ処理されず、坊守を入院先から家に戻せなくてイライラしていました。結局この上にまだ20日以上かかったわけですが、ご門徒にも「うちもそうだった」と言われたり、中には「親が亡くなった翌日に届いた」と怒りを込めて言われた方もありました。そのような思いを持っている人達はこの枯れた葉のように表には見えないだけで、もっと多くおられるのでしょうね。
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2ケ月ほど前の新聞にはこの介護申請に対する書類の発行が遅くなる理由が載っていましたが、それによると介護認定の度合いが決定するまでの過程の複雑さとともに人員不足だとか。確かにその新聞内容を読んだ時には理解出来る部分もありましたが、その反面何か割り切れないものを感じたことも事実です。どこかの県に『すぐやる課』というものがあるということを随分前に知った記憶がありますが、国に限らず《議員》という肩書きがついた者達の傲慢な態度に加えて裏金という事実を知らされた今では、現場で苦しんでいる人々のことを身をもって理解し、それに対して直ちに動いてくれる《公僕》の不在が感じられて情けない思いです。