過日、卒業生から電話があって「訪ねてもいいか」とのこと。教え子からの突然の電話ですから「何か悩み事が出来たのか」と思ってOKしたのですが、やって来たのは女性2人(1人が卒業生)で、突然に某宗派の話を初めました。ここは寺院だと分かっていてのことですからあきれましたが、あまりにも一方的に自分の宗教を持ち上げて他宗を誹謗するだけの内容。親鸞聖人は「他宗を誹謗してはならない。ただ阿弥陀仏の本願を信ずるだけでいい」と説かれていますし、私もそれを根底においた上で浄土真宗の教義を説きましたが、当然に《聞く耳持たず》。最後には「そんな考えでは地獄に落ちますよ」とまで言わたので、いくら相手が教え子でもさすがにカチンときて「私は親鸞聖人の教えを信じているし、その上で門徒の人達にもご法義を伝えようとしている。そんな私の中に土足で踏み込んでほしくない」と強く言って「あなたの話はもう聞きたくない。お帰り下さい」と言明しました。「腹を立てるのは大人げない」と言われるかもしれませんが、どんなことでも人が大切にしているものを一方的に誹謗・中傷されると我慢できないものですよね。
最近はSNS等で確認もせずに他人を誹謗する書き込みが多いですが、「一方的に人の心を傷つける」ことがどれほど辛いか、よく考えてほしいものです。(雨の止み間に飛んできたトンボを写真に撮りました)