今週は35度超の日が連続するとのこと。55年前の高校時代が懐かしいですね。30度で「暑い」と言っていた時代で、夏一杯を学生服で通した応援団の猛者がいたこともありました。お堀に咲いていた真っ白な大名蓮を見ながらの登下校や、下校途中に店でジュースの粉末を買って帰宅後に水を入れて飲んだりと、どれもこれも懐かしい思い出です。しかし、最近は連日の猛暑で、時には《酷暑》と呼ばれる日もあります。それに今年はコロナ禍という予想だにしていなかったものも起こり、なにもかもがひっくり返ってしまいました。例年でしたら既に9日からお盆参りをしていましたが、今年はそれが本堂と納骨堂での盆法要に変更です。本当にいろいろな意味で《寂しいお盆》になりました。「せめて、家族が揃って仏前で手を合わせる一時を持っていただけたら」と願うことです。
公園(元は当寺の墓地)にあるムクの木は鳥取大火に遭いながらも生き延びてきたもので、例年ならその木陰で涼んでいた人もいましたが、今年は枝が剪定されたせいか木陰も少なくなり、ラジオ体操の音だけが響く中で子どもの影も減りました。寂しいことですね。

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